人気ランキング

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

メルマガ

お好きなジャンルのコラムや
ニュース、番組情報をお届け!

メルマガ一覧へ

コラム&ブログ一覧

ラグビー コラム 2020年2月21日

優勝に向け負けられないサントリーは日野との『西東京ダービー』。トップリーグ第6節

ラグビーレポート by 斉藤 健仁
  • Line

ジャパンラグビートップリーグは第6節を迎え中盤戦へ。今週末の2月22日(土)、東京都・秩父宮ラグビー場で3勝2敗で6位につけているサントリーサンゴリアスと、1勝4敗で13位の日野レッドドルフィンズが対戦する。

王座奪還を目指すも、すでに2敗しているサントリー。前節はトヨタ自動車ヴェルブリッツに、FB(フルバック)松島幸太朗が2トライの活躍を見せるなど、持ち前のアタッキングラグビーが冴え60-14と大勝。勝ち点を16に伸ばした。

ただ、現在6位と優勝を狙うには、もうこれ以上負けられない状況は変わらない。そのサントリーは前節のトヨタ自動車戦から8人の先発メンバーを入れ替えた。

FW(フォワード)はワールドカップメンバーの1人、日本代表のHO(フッカー)北出卓也が今シーズン初先発し、PR(プロップ)には元日本代表の石原慎太郎と、セミセ・タラカイがフロントローを構成する。

たNO8(ナンバーエイト)には共同キャプテンの1人である元オーストラリア代表のショーン・マクマーンが入った。開幕から好調を維持している東海大学出身のFL(フランカー)/NO8テビタ・タタフはベンチスタートとなった。

BK(バックス)は共同キャプテンの1人で日本代表のSH(スクラムハーフ)流大が、SO(スタンドオフ)田村煕とハーフ団を組む。

CTB(センター)は共同キャプテンの1人で元オーストラリア代表のベテランのマット・ギタウが入り、前節14番だったWTB(ウィング)江見翔太が11番に入った

また、トヨタ自動車戦で今季初の複数トライを挙げた日本代表のWTB/FB(フルバック)松島幸太朗はベンチから出番を待つ。

いずれにせよ、SH流、SO田村、CTBギタウの3がアタックをコントロールして、今節もアタッキングラグビーで勝利を狙う。

共同キャプテンのSH流は「(前節のトヨタ自動車戦では)アグレッシブ、アタッキングラグビーを掲げて準備してきた」。

「内容としては自分たちのできる事を正確にやっていこうと、スペシャルな事はいらない、基本的なプレーができたと思う。日野戦でもいい準備していきたい」と腕を撫した。

一方、日野は第2節でNECグリーンロケッツに27-17で勝利したのみで、前節はクボタスピアーズに前半は12-14と善戦するも、後半5トライを献上し、12-49と敗戦。上位相手に苦戦が続き、1勝4敗で勝ち点4と苦戦している。

今回のサントリー戦では、大型SOのジャック・デブラシーニが副キャプテンの染山茂範に替わった以外は、前節のクボタスピアーズ戦と先発は同じメンバーとなった。

共同キャプテンのLO(ロック)村田毅、元PR久富雄一、浅原拓真、FL堀江恭佑といった日本代表経験者、サンウルブズでも活躍したLOリアキ・モリ、元トンガ代表のNO8ニリ・ラトゥと、FW陣は経験豊富なベテランが揃う。

BKは突破力のあるWTB竹澤正祥、身長190cmと大型のチャンス・ペニー、元ニュージーランドセブンズ代表のFBギリース・カカと決定力ある選手が揃う。いい形でボールを持てばトライまで持っていく力は十分だ。

昨シーズン、サントリーに12-50と大敗しているだけに、まず日野としてはディフェンスで奮闘し、そこからリズムをつかんで、なんとかサントリーに食らいついていきたい。

細谷直監督は「サントリーはアタッキングチームです。ディフェンスはよくなってきていますが、しっかりやりたいと思います」と意気込んだ。

サントリーは東京・府中市に練習拠点を置き、日野は東京・日野市に練習拠点を置くため、両者の対戦はいわば『西東京ダービー』となろう。

2シーズンぶりの優勝に返り咲くため、できるだけ勝ち点を積み重ねたいサントリーと、上位陣にチャレンジして、少しでも順位を上げたい日野の対戦は、2月12日(土)午後2:00に秩父宮ラグビー場でキックオフされる。

文:斉藤健仁

斉藤健仁

斉藤 健仁

スポーツライター。1975年生まれ、千葉県柏市育ち。ラグビーと欧州サッカーを中心に取材・執筆。エディー・ジャパン全試合を現地で取材!ラグビー専門WEBマガジン「Rugby Japan 365」「高校生スポーツ」の記者も務める。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。「エディー・ジョーンズ 4年間の軌跡」(ベースボール・マガジン社)、「ラグビー日本代表1301日間の回顧録」(カンゼン)など著書多数。≫Twitterアカウント

  • Line

関連タグ

あわせて読みたい

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

ジャンル一覧

J SPORTSで
ラグビーを応援しよう!

ラグビーの放送・配信ページへ