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ラグビー コラム 2020年2月14日

サンウルブズ、秩父宮でニュージーランドカンファレンス首位のチーフスを迎え撃つ。スーパーラグビー

ラグビーレポート by 斉藤 健仁
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レベルズ(オーストラリア)と対戦し、36-27と初めて開幕戦に勝利したヒトコミュニケーションズ・サンウルブズ

2月15日(土)の第3節、ホームの秩父宮ラグビー場で、ニュージーランドの強豪チーフスと対戦し連勝を狙う。昨シーズン、サンウルブズはアウェイながら30-15で勝利した相性のいい相手だ。

素晴らしいアタッキングラグビーで開幕戦を白星で飾ったサンウルブズは、先週の第2節はBYE(休みの週)で、今週末の第3節が今シーズン2試合目となる。

大久保直弥HC(ヘッドコーチ)は、FL(フランカー)をブレンドン・オコナーからミッチ・ジェイコブソンに、SH(スクラムハーフ)は開幕戦で負傷したルディー・ペイジから早稲田大学4年の齋藤直人と、開幕戦から先発を2選手入れ替えた。

NO8(ナンバーエイト)ジェイク・シャッツ、CTB(センター)森谷圭介の2人の共同キャプテンは揃って先発する。

FW(フォワード)はジョージア代表として2019年のワールドカップに出場したHO(フッカー)ジャバ・ブレグバゼ、開幕節でスーパーラグビー全体の「ベスト15」に選出されたLO(ロック)マイケル・ストーバーグ(近鉄)、元日本代表LO谷田部洸太郎、元日本代表のFL(フランカー)布巻峻介

ベンチにはFLツポウ テビタ(パナソニック)が入り、初のスーパーラグビー出場をうかがう。

BK(バックス)は、SH齋藤以外にも、開幕節で活躍したSO(スタンドオフ)ガース・エイプリル、元イングランド代表CTBベン・テオ、突破力の高い天理大学3年のWTB(ウィング)シオサイア・フィフィタらはレベルズ戦に引き続き先発。

リザーブには早稲田大学のCTB中野将伍や元南アフリカ代表のJJ・エンゲルブレヒトが前節に続いてメンバー入りし、SH木村貴大がスーパーラグビーデビューのチャンスを待つ。

大久保HCは、「先週末からトレーニングを開始し、チーフスへの対策も早めに取り掛かることができました。自信をもって望めると思っています。FWとBKの連携については一番大きな改善点として取り組んできました」。

「開幕戦で勝つことができ、皆、自信を持つことができました。しかし、スーパーラグビーは甘い世界ではありません。毎週しっかりと自分達の勝つプロセスを作り上げていくことが、最も重要なことだと思っています」。

「今週も30点以上獲りに行けば、自分達のペースでプレーできているという事ですし、勝つチャンスも広がるはず」と、開幕戦勝利での手応えをのぞかせつつ、気を引き締めた。

いずれにせよ、相手がどこであろうと、サンウルブズは持ち味のアタッキングラグビーで勝負する。

一方のチーフスは今シーズンから前ウェールズ代表HCのウォーレン・ガットランドが指揮官に就任した。

開幕戦はアウェイでブルーズに37-29で勝利、ホームで行われた第2節も、昨年王者のクルセイダーズに25-15で勝ち、連勝で勝ち点8として、ニュージーランドカンファレンスで首位に立った。

ガットランドHCはキャプテンのFL/NO8サム・ケイン、CTBアントン・レイナート ブラウンといったオールブラックスだけでなく、今シーズン、欧州からニュージーランドに戻ったSOアーロン・クルーデンも休ませたこともあり、8人の選手をクルセイダーズ戦から変更した。

ゲームキャプテンは今シーズン初先発となるオールブラックスのSHブラッド・ウェバーが務め、PRアツ・モリ、カナダ代表LOタイラー・アードロンは3戦連続先発となる。

また、かつてはキヤノンやNECでもプレーした元オールブラックスのFLアダム・トムソンがチーフスで初めて試合に出ることになった。そして、ケガのためワールドカップ出場できなかったFB(フルバック)ダミアン・マッケンジーも先発する。

さらに、ガットランドHCが「連勝の勢いを止めないようにするには、ローテンションが重要で、今回はプレシーズンで頑張ってきた選手たちにプレータイムを与えるいい機会になった」とコメント。

そのため、南アフリカ出身のNO8ディラン・ネルがスーパーラグビーデビューとなるほか、HOブラッドリー・スレイター、SOケイリブ・トラスク、CTBクイン・トゥパエアが先発。

控えにもPRロス・ゲルデンハイス、ルーベン・オニール、LOナイトア・アクオイ、SOティアーン・ファルコン、CTBオルビン・レジャーといったキャップの少ない若手の選手がメンバー入りした。

ガットランドHCは、「我々は2つのタフな試合を勝つことができ、今回もそうなることを望んでいるが、サンウルブズはアップセットを起こすチームだということは十分に知っている」。

「去年、私たちのホームでサンウルブズは初めてアウェイで白星を挙げて驚かせた。私たちの仕事は、これまでに達成したことを発展させ、レベルアップし続けることだ」とチームの好調をアピールしつつもサンウルブズを警戒した。

サンウルブズがホーム秩父宮ラグビー場の熱いファンの声援を受けて、ホーム初の連勝となるか。それとも、チーフスが昨シーズンのホームで負けたリベンジを果たすか。

注目のサンウルブズ、今シーズンの2試合目は、2月15日(土)午後12:45から秩父宮ラグビー場でキックオフされる。

文:斉藤健仁

斉藤健仁

斉藤 健仁

スポーツライター。1975年生まれ、千葉県柏市育ち。ラグビーと欧州サッカーを中心に取材・執筆。エディー・ジャパン全試合を現地で取材!ラグビー専門WEBマガジン「Rugby Japan 365」「高校生スポーツ」の記者も務める。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。「エディー・ジョーンズ 4年間の軌跡」(ベースボール・マガジン社)、「ラグビー日本代表1301日間の回顧録」(カンゼン)など著書多数。≫Twitterアカウント

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