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ラグビー コラム 2020年1月24日

好調Hondaの勢いは続く?リーチ先発の東芝と激突!トップリーグ第3節

ラグビーレポート by 多羅 正崇
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ラグビー国内最高峰「トップリーグ」で、Honda HEAT(ホンダ ヒート)が存在感を増しつつある。

1961年創部で、三重・鈴鹿を拠点とする。

指揮官は2017年度就任のダニー・リーHC(ヘッドコーチ)。ニュージーランド(NZ)代表経験もある43歳の元スクラムハーフだ。

トップリーグは2009年度に初参戦したHondaだったが、1シーズンでの降格も多く、総合順位はこれまで13、13、11、16と苦戦していた。

ところが2018年度は堅守も光り、チーム過去最高の9位に躍進した。

TLスタメン Honda

そして迎えた2020年シーズン。

W杯日本大会に出場した日本代表プロップ(PR)具智元、ウイング(WTB)レメキロマノラヴァらを擁し、開幕戦でリコー(昨季8位)に28-5で勝利。

近畿大学出身のフランカー(FL)小林亮太キャプテンは初戦後、メンバー外だった選手の貢献に感謝していた。

「メンバー以外の選手達が、チームのビルドアップのために挑戦してきてくれたことで、良い仕上がりになった。最高のスタートです」

第2節はクボタ(昨季7位)に地元・三重で敗れはしたものの、スコアは21-23の熱戦だった。

2戦連続でボーナスポイントも獲得し、順位は4位(総勝点6)につけている。

そんな好調Hondaが1月25日(土)、愛知・パロマ瑞穂ラグビー場で激突するのが、開幕2連勝の東芝ブレイブルーパス(昨季11位)だ。

戦後間もない1948年に創部した名門は、トップリーグで5度の優勝を誇る。

近年は2016年度から順位が9、6、11と低迷しているが、今季より指揮官にNZの名門クルセイダーズなどを率いたトッド・ブラックアダーを迎えて、再起を図る。

今季は開幕戦でサントリーに26-19で競り勝ち、第2節ではNTTドコモに39-21で快勝。

スクラムハーフ(SH)小川高廣と共に共同主将を務める、W杯日本代表のFL徳永祥尭は、昨季からの変化についてこう語っていた。

「ブラックアダーHCがきて、海外でのやり方や選手発信のミーティングが増え、選手同士のつながりがある。同じ絵が見えていることが、例年より強化されています」

ブラックアダーHCの手腕は今後も要注目だ。女性ファンはそのダンディなルックスにも注目しているようだ。

TLスタメン  Toshiba

両チームの先発メンバーが発表されており、Hondaは日本代表のPR具、WTBレメキがそろって先発。

FL小林キャプテンがフォワード(FW)を引っ張り、先週は独走トライも決めた206cm120kgの南アフリカ代表、RGスナイマンもロックでスタメン出場する。

一方、東京から乗り込む東芝。

伝統の強力FWをナンバーエイト(NO8)のリーチマイケルが引っ張り、NZ代表“オールブラックス”のFLマット・トッドらと、FW第3列を形成する。

バックスはSH小川(共同)主将が、本職はSHの新戦力、スタンドオフ(SO)ジャック・ストラトンとコンビを組む。

前主将で元NZ代表のセンター(CTB)リチャード・カフイも健在。ハイレベルな攻守にくわえ、類い稀なリーダーシップでチームを引っ張る。

試合の見どころのひとつはスクラム戦だろう。

東芝の強力スクラムはリーグ屈指。ビッグヒッターでもあるフッカー(HO)森太志を中心軸とし、2015年W杯日本代表のプロップ(PR)三上正貴ら、強力なスクラムマンが並ぶ。

一方のHondaは、拓殖大学時代は学生最強で、2019年W杯では世界にその名を轟かせたタイトヘッド・プロップ(3番)、具智元が在籍する。

共に帝京大学出身のフロントロー(FW第1列)である呉兄弟は、新加入のHO季依典(きえのり)が先発し、兄の味和昌(みわすけ)がリザーブに控える。

スクラムにこだわりを持つ両軍だけに、攻防の行方が気になるところだ。

スクラム戦にも要注目したい第3節「Honda HEAT×東芝ブレイブルーパス」。1月25日(土) 午前11:20から、JSPORTS1で生放送、JSPORTSオンデマンドでLIVE配信される。

文:多羅 正崇

多羅正崇

多羅 正崇

スポーツジャーナリスト。法政二高-法政大学でラグビー部に所属し、大学1年時にスタンドオフとしてU19日本代表候補に選出。法政大学大学院日本文学専攻卒。「Number」「ジェイ・スポーツ」「ラグビーマガジン」等に記事を寄稿.。スポーツにおけるハラスメントゼロを目的とした一般社団法人「スポーツハラスメントZERO協会」で理事を務める。

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