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ラグビー コラム 2020年1月14日

松島幸太朗の股下パスに福岡堅樹の爆発的スピード。観客増のトップリーグ開幕節はスーパープレーが続出!

村上晃一ラグビーコラム by 村上 晃一
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RWCの日本代表に最多の6人を送り出したパナソニック ワイルドナイツは、熊谷ラグビー場でクボタスピアーズと対戦した。前半21分、日本代表WTB福岡堅樹が左タッチライン際を瞬時の加速とステップで駆け抜け、3人のタックラーを抜き去ったトライは観客の度肝を抜いた。HO堀江翔太も交代出場で登場し、タックルをかわす得意のスピンとオフロードパスでトライを導き格違いのプレーぶり。ルーキーのWTB竹山晃暉も正確なプレースキックで、34-11の勝利に貢献した。

矢富勇毅

静岡県磐田市のヤマハスタジアムで行われたヤマハ発動機ジュビロトヨタ自動車ヴェルブリッツの一戦は予想に違わぬ接戦になった。トヨタ自動車はPR木津悠輔、FL姫野和樹、SH茂野海人の日本代表に、ニュージーランド代表のNO8キアラン・リード、南アフリカ代表FBウィリー・ルルーが揃う豪華メンバーだったが、31-29という僅差勝負をものにしたのは、ヤマハ発動機だった。日本代表のスクラムコーチ長谷川慎が復帰したヤマハのスクラムはぐいぐいと前に出て、前半11分にペナルティートライを獲得するなど、常に圧力をかけ続けた。SH矢富勇毅、FB五郎丸歩の元日本代表選手も健在で、強力スクラムは今後も各チームを苦しめそうだ。

筆者は東大阪市花園ラグビー場でJ SPORTSの解説を担当した。第一試合では、Honda HEATが28-5でリコーブラックラムズに快勝。開始早々に日本代表WTBレメキ ロマノ ラヴァがカウンターアタックからトライし、PR具智元が南アフリカ代表LOのRG・スナイマンのパワフルな突進をサポートしてトライとRWC戦士が気を吐いた。第二試合では、NTTドコモレッドハリケーンズ三菱重工相模原ダイナボアーズに31-24と競り勝ったが、ドコモの新戦力で身長2mのFLローレンス・エラスマスの抜群の運動量が光った。また、巨漢選手のぶつかり合いのなかで、ドコモのSH秦一平が後半登場し、身長153cm、体重53kgというリーグ最小のサイズで俊敏に動き回りディフェンスを翻弄した。

福岡のレベルファイブスタジアムでは、宗像サニックスブルースNECグリーンロケッツに24-18で勝利している。開幕節は観客の入り、試合内容ともに好スタート。RWC戦士の質の高いパフォーマンスは頼もしいが、代表選手以外にも個性的な選手は多く、トップリーグは見るたびに興味が膨らむ選手であふれている。ファンをさらに増やすため、運営側には来場者の意見に耳を傾け、快適な観戦環境を作っていく臨機応変な対応が求められる。

文:村上晃一

リコーブラックラムズ vs. Honda HEAT ハイライト

ジャパンラグビー トップリーグ2020 第1節

村上晃一

村上 晃一

ラグビージャーナリスト。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。現役時代のポジションは、CTB/FB。86年度、西日本学生代表として東西対抗に出場。87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者として活動。

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