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ラグビー コラム 2020年1月10日

リーチ マイケルら、ワールドカップ出場選手が5名先発の「府中ダービー」・トップリーグ 東芝vs.サントリー

ラグビーレポート by 斉藤 健仁
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ワールドカップイヤーのトップリーグが、いよいよ1月12日(日)に開幕する。東京・秩父宮ラグビー場では2試合が行われ、昨シーズン準優勝のサントリーサンゴリアスに11位の東芝ブレイブルーパスが挑む。

開幕戦から東京・府中市に練習場を構える両チームが対戦する「府中ダービー」となり、互いに負けられない一戦となった。

トップリーグ最多の優勝5回を誇る東芝だが、ここ数シーズンはタイトル争いから外れ、昨季はリーグ戦で2勝5敗、総合順位でも過去最低の11位に沈んだ。

強い東芝の復活を図るべく今シーズンは、元ニュージーランド代表のLO(ロック)で、スーパーラグビーのクルセイダーズや、イングランド・バースで指揮をとったトッド・ブラックアダーが(ヘッドコーチ)に就任した。

FW(フォワード)からメンバーを見ていくと、今季から共同主将の1人となった日本代表FL(フランカー)の徳永祥堯はメンバー外となった、

NO8(ナンバーエイト)に日本代表主将のリーチ マイケル、FLにニュージーランド代表で活躍したマット・トッド、拓殖大学出身の新人FLシオネ・ラベマイが先発。

さらに2015年ワールドカップ出場のPR(プロップ)三上正貴と、4年目の深村亮太、HO(フッカー)森太志の3人が第1列、LO(ロック)には梶川喬介、小瀧尚弘と日本代表キャップを持つ経験豊富なメンバーが並んだ。

BK(バックス)には共同主将のSH(スクラムハーフ)小川高廣、SO(スタンドオフ)には、SHとしてもプレーできるニュージーランド出身の新加入のジャック・ストラトンの2人がハーフ団を組む。

CTB(センター)には国内外で実績のあるティム・ベイトマン、元オールブラックスで7年目のリチャード・カフイ。

バックスリーは早稲田大学出身の新人のWTB(ウィング)桑山聖生と松岡久善、FB(フルバック)豊島翔平と、ベテランとフレッシュなメンバーのバランスが取れた構成となった。控えの元7人制日本代表WTBジョネ・ナイカブラの決定力にも期待したい。

3連覇がかかった昨シーズン、サントリーはリーグ戦で神戸製鋼に敗れ、さらに総合順位決定トーナメントの決勝戦でも、再び神戸製鋼に敗れてタイトルを奪われてしまった。

それでも「アグレッシブアタッキングラグビー」という信条は変わらない。ディレクター・オブ・ラグビーには、かつてチームを指揮したエディー・ジョーンズ(現イングランド指揮官)が就任。

昨シーズンまで指揮をとっていた沢木啓介HC(現サンウルブズのコーチングコーティネーター)に代わり、ジョージア代表前指揮官で、ニュージーランド出身のミルトン・ヘイグ監督が新たに指揮官となった。

FWの第1列はPR森川由起乙、セミセ・タラカイ、HO中村駿太が務め、LOにはイングランドでのプレー経験の長い身長2mのジョー・ラタと、4年目の小林航がコンビを組む。

バックローはFLジョーダン・スマイラー、西川征克、NO8には東海大学出身のテビタ・タタフが入った。

BK陣は豪華だ。昨年のワールドカップで日本代表として全試合に先発出場したキャプテンのSH流大、オーストラリア代表103キャップを持つSOマット・ギタウの共同主将がハーフ団を務める。

CTBとして世界トップクラスの突破力を誇るオーストラリア代表のサム・ケレヴィ、昨シーズン、新人ながら大活躍した2年目の梶村祐介がCTBコンビを組む。

バックスリーはFB(フルバック)にワールドカップ日本人最多の5トライを挙げた松島幸太朗が入り、ハイランダーズで活躍した新加入のWTBテビタ・リー、昨シーズン新人ながら6トライを挙げた尾崎晟也と相手にとっては脅威だ。

昨シーズンは対戦のなかった両者だが、ここ3シーズンで東芝はサントリーに2連敗を喫している。

東芝としては、開幕戦で優勝候補の一角に勝利して勢いに乗りたい。一方のサントリーにとっても、新体制の下、攻撃ラグビーでトライを量産し王者奪還のために幸先良いスタートを切りたいところだ。

ともに新指揮官の初陣であり、長年のライバル同士である「府中ダービー」となった開幕戦は1月12日(日)午後2:00に秩父宮ラグビー場でキックオフされる。

文:斉藤健仁

ジャパンラグビートップリーグ2020 ナビ

斉藤健仁

斉藤 健仁

スポーツライター。1975年生まれ、千葉県柏市育ち。ラグビーと欧州サッカーを中心に取材・執筆。エディー・ジャパン全試合を現地で取材!ラグビー専門WEBマガジン「Rugby Japan 365」「高校生スポーツ」の記者も務める。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。「エディー・ジョーンズ 4年間の軌跡」(ベースボール・マガジン社)、「ラグビー日本代表1301日間の回顧録」(カンゼン)など著書多数。≫Twitterアカウント

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