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ラグビー コラム 2020年1月9日

明治大学、連覇を懸け新国立競技場で早稲田大学と決戦。ラグビー全国大学選手権

ラグビーレポート by 明大スポーツ新聞部
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写真:前半にトライを決めた山崎

関西学院大学を22-14で下した明治大学。大学選手権準決勝では強豪・東海大学との対戦が行われた。

試合のテーマに掲げられたのは『タフチョイス』。思わぬ苦戦を強いられた関西学院大との試合を踏まえ「ハードワークをしてチームとして相手を上回ること」(田中澄憲監督)に焦点を当てた。

開始からゲームは動く。明大は前半、自陣でのオフサイドで相手にPG(ペナルティーゴール)を許してしまう。これを相手SO(スタンドオフ)丸山凜太朗が決め、0-3と先制された。

しかしその直後、敵陣でSO山沢京平(政経3=深谷)がランで相手ディフェンスのギャップを突く。その後オフロードから左CTB(センター)射場大輔(政経4=常翔学園)、左WTB(ウィング)山崎洋之(法4=筑紫)へとつながりグラウンディング。

「サポートとパススキルの部分で日ごろの練習の成果が出た」(山崎)。直後のコンバージョンを山沢が冷静に沈め7-3と逆転に成功した。

続く明大のトライは31分、FW(フォワード)陣が連続でフェーズを重ね、敵陣深くまで進む。

最後はゴール前のラックから拾い上げたSH(スクラムハーフ)飯沼蓮(営2=日川)がトライを決めた。前半はこのトライもあり、17-3とリードして折り返す。

その後射場のトライがあり、24-10で迎えた後半20分、東海大のアタックを前に後手に回ると、左LO(ロック)片倉康瑛(法3=明大中野)がハイタックルで痛恨のシンビン。10分間の退場を余儀なくされてしまう。

写真:キャプテン・武井が連覇を手繰り寄せる

その後の相手ボールスクラムで明大は1人少ない7人で組む形となったしまった。しかし、「『ここはしっかり組めよ』という意思が全員にあった」(HO/フッカー武井日向主将・商4=国学院栃木)。

立て続けにペナルティを許してしまうが、トライラインを守り切り、その後の密集で相手からペナルティを奪い返して見せた。「正直取られても仕方がないと思っていた」。田中監督をしてこう話した魔の10分間を無失点でしのぎ切った。

36分になると、この日も再三に渡るゲインを見せていた右LO箸本龍雅(商3=東福岡)が相手FWを押し切りトライを決めた。このまま追いすがる東海大を振り切った明大。29-10で勝利を挙げ3年連続の決勝の舞台へと駒を進めた。

先立って実施された準決勝のもう1試合、早稲田大学vs.天理大学の一戦は、52-14と早大が、昨年度の大学選手権準Vの天理大を大きく突き放し勝利を収めた。

この結果により明大、早大の両校が1996年度以来、実に23年ぶりに大学選手権の決勝で雌雄を決することとなった。

明大が注意すべきは、やはりこの試合から復帰した早大の中野将伍だろう。中野将は天理大との試合でも、体格を生かしたゲインで何度もチャンスを演出。オフロードでも古賀由教(早大)のトライをお膳立てするなどm再三の活躍を見せていた。

対抗戦での一戦より、その強さに磨きがかかった早大。しかし、それでも勝つのは明大だ。春から積み上げてきたセットプレー、個々のアタックで早大ディフェンスを打ち砕いてみせる。

泣いても笑っても最後の公式戦。「積み上げてきたことを信じてさらに進化させたい」(武井)。優勝まであと1つ。武井組なら必ず、『真価』を成し遂げてくれるに違いない。

文:清水康佑/写真:藤里陽(明大スポーツ)

ラグビー全国大学選手権 準決勝

【ハイライト】明治大学 vs. 東海大学

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明大スポーツ新聞部

1953年(昭和28年)創部。現在明治大学において唯一の学生新聞部。明治大学体育会43部の競技成績や、学内外の話題を幅広く紙面・WEBサイト上にて掲載、発信。 現在の部員数は56名。

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