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ラグビー コラム 2019年12月27日

Aシード・京都成章の初陣。相手は尾道か、仙台育英か。第99回全国高校ラグビー大会2回戦プレビュー

ラグビーレポート by 多羅 正崇
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全国高校ラグビー

激戦区に入ったAシード・京都成章が、12月30日(月)に初陣を迎える。

12月27日(金)に開幕した「花園」こと第99回全国高校ラグビー大会。

6年連続12回目の出場となる京都成章は、30日に始まる2回戦から登場する。

高校ラグビー史上最大級の大型FW、才能豊かなBKを擁し、近畿大会優勝、選抜ベスト4を達成。Aシードとなり、悲願の初優勝を目指す。

ただ1月3日(金)のベスト8入りの道のりは、平坦ではない。一枚しかない8強切符を懸けて、強豪がしのぎを削る。

13年連続出場の尾道(広島)、24年連続出場の仙台育英(宮城)、14年連続の日川(山梨)、29年連続の石見智翠館(島根)・・・。いずれも県内の絶対王者だ。

京都成章の湯浅泰正監督は「強烈な組み合わせになりました」と笑ったが、チームの状況から、この組み合わせはむしろプラスと語っていた。

「このチームは手探りで、自信があるようで確信がない。やりがいがあるので、一戦やって『よし』と思えたら集中力が上がってくる。この抽選結果はプラスだと思います」

目の前の階段を着実に上った先に、史上初の決勝進出、日本一を見据えている。

FWのサイズは強烈だ。FW平均身長はなんと約182センチ、平均体重は約100キロだ。

両ロックの本橋拓馬(2年)、山本嶺二郎(3年)は191センチ。

いずれも優れたキャリアーであるPR西野拓真(3年)は187センチ、FL村田陣悟(3年))は185センチ、NO8延原秀飛(3年)は182センチ。

この3年生中心のFWを、ボックスキックも巧みなU17日本代表のSH宮尾昌典、完成度の高いSO辻野隼大という2年生ハーフ団が操る。まさに多士済々だ。

この京都成章の対戦相手は、12月28日(土)の第3グラウンド第1試合「尾道×仙台育英」で決まる。

尾道といえば、前に出る強烈なディフェンスだ。

昨年の花園初戦では8年ぶり出場だった本郷(東京)と対戦。魚雷のように次々と突き刺さるディフェンスで相手を混乱させ、40-12で快勝した。

キープレイヤーは唯一の高校日本代表校であるHO藤原能(3年)。FL梁川賢吉キャプテン(3年)を筆頭に、まずはこだわりの接点勝負で上回りたい。

宮城の絶対王者・仙台育英は4強2回を誇る、言わずとしれた伝統校だ。

キャプテンのSH大城椋(3年)とコンビを組むのは、2年生司令塔でキッカーの青沼駿昌。秋田の強豪・将軍野中学出身の1年生LO最上太尊は、182センチ96キロの将来性溢れるプレイヤーだ。

チームはアンストラクチャーからのアタックを強みに掲げており、攻守交代の直後は見どころになるだろう。

尾道×仙台育英の勝者は、12月30日の2回戦、第1グラウンドで京都成章と激突。午後2時30分に運命のキックオフを迎える。

文:多羅 正崇

多羅正崇

多羅 正崇

スポーツジャーナリスト。法政二高-法政大学でラグビー部に所属し、大学1年時にスタンドオフとしてU19日本代表候補に選出。法政大学大学院日本文学専攻卒。「Number」「ジェイ・スポーツ」「ラグビーマガジン」等に記事を寄稿.。スポーツにおけるハラスメントゼロを目的とした一般社団法人「スポーツハラスメントZERO協会」で理事を務める。

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