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ラグビー コラム 2019年12月19日

対抗戦優勝の明治大学、連覇に向け関西学院大学を迎え撃つ。ラグビー全国大学選手権準々決勝

ラグビーレポート by 明大スポーツ新聞部
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写真:攻撃の中心、SO山沢

2年連続の大学日本一へ。連覇を懸けた『武井組』最後の戦いが幕を開ける。

令和元年度の関東大学対抗戦は、1994年以来の早明戦全勝対決を制した明治大学が優勝。4年越しの栄冠を勝ち取った。

今年で95回目を迎えた『伝統の一戦』は、序盤から両者一歩も譲らぬ展開でゲームが進行する。

均衡を破ったのは、前半17分。敵陣ゴール前でラインアウトを獲得すると、FW(フォワード)が激しい肉弾戦で前進。最後は右LO(ロック)箸本龍雅が早稲田大学のディフェンスをこじ開けた。

その後、24分に今大会トライ王のSO(スタンドオフ)岸岡智樹(早大)にトライを献上。10-7で前半を折り返す。

「入りが大事」(HO/フッカー武井日向・商4=国学院栃木)と意気込んだ後半は、明大が主導権を掌握。前半2分、縦を突くライン攻撃で敵陣深くまで攻め込む。SO山沢京平からフラットパスを受けた武井がインゴール右に飛び込んだ。

その後も攻撃の手は緩まない。続く7分、19分には、敵陣22m付近のラインアウトからモールで強襲。FWが火を吹き「プレッシャーを十分にかけられた」(田中澄憲監督)。点差を突き放し、一気に勝負を決めた。

極めつけは後半44分のロスタイム。前節の帝京大学戦から完全復帰を果たしたWTB(ウイング)山村知也がタッチライン上を駆け切り、ダメ押しのトライ。終始相手を寄せ付けず、36-7で『伝統の一戦』は幕を下ろした。

対抗戦は7戦7勝。終始圧巻の横綱相撲だった。初戦の筑波大学戦を除けば、全試合ダブルスコア以上での快勝。被トライ数も11と、昨年を凌駕するチームの完成度を見せつけた。

大舞台で発揮した『真価』。ワールドカップ明けの慶應義塾大学、帝京大、早大との宿敵3連戦では、それが顕著に現れる。

慶大、帝京大戦は、40得点を奪う快勝。中でも対抗戦2年連続で黒星を喫している慶大相手には、80分間を通じて唯一の失点は前半9分のPG(ペナルティゴール)のみ。

「トライをされずに終われたことは大きい。自信になった」(武井)。3度目の正直で雪辱を果たした。

連覇を懸けた一戦必勝のノックアウトステージが幕を開ける。11月から行われている全国大学選手権。

対抗戦1位通過で第1シードとなった明大は12月21日(土)、準々決勝で関西リーグ3位、5大会ぶり出場となった関西学院大学との対戦を控えている。

花園の兵庫予選で山村擁する報徳学園高を下し、全国の舞台に立ったSO房本泰治ら、関西学院高等部卒の選手たちが主力となり層が厚いチーム。ほかにもNO8(ナンバーエイト)杉原立樹やWTB中孝祐といった選手が集まる。

15日に行われた3回戦・朝日大学戦では武器のモールを生かし、圧倒。終始リードを守り続け38-19のダブルスコアで快勝した。

強力な相手だが田中澄憲監督は、「相手がどうこうではなくて自分たちで体調管理やケガの管理を含めたスキのない準備をしなければいけない」と話す。

この一戦に勝利すれば3年連続の正月越え。そして決勝の大舞台に大きく近づく。2年連続の栄冠を手にするために初戦は圧勝劇で飾りたいところだ。

文:高智琉大朗/写真:藤里陽(明大スポーツ)

代替画像

明大スポーツ新聞部

1953年(昭和28年)創部。現在明治大学において唯一の学生新聞部。明治大学体育会43部の競技成績や、学内外の話題を幅広く紙面・WEBサイト上にて掲載、発信。 現在の部員数は56名。

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