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ラグビー コラム 2019年12月19日

早稲田大学、プレーの精度を上げ『荒ぶる』を目指す。ラグビー全国大学選手権準々決勝

ラグビーレポート by 早稲田スポーツ新聞会
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写真:明大の猛攻に機能しなかった早稲田ディフェンス

全勝対決で迎えた早明戦で敗戦を喫し、2位という結果に終わった関東大学対抗戦から3週間。大学王者を決する全国大学選手権での戦いが幕を開ける。

東大阪市花園ラグビー場で迎える準々決勝。早稲田大学の対戦相手は、3回戦で京都産業大学を下した日本大学。年々着実に力を増し、6大会ぶりの大学選手権出場を果たした勢いに乗っているチームだ。

早大は初戦で勝利を挙げ、弾みをつけたいところ。最終目標『荒ぶる』に向けて、負けたら終わりの戦いが始まろうとしている。

日大の強みは看板ともいえるFW(フォワード)だ。PR(プロップ)坂本駿介主将(日大)が率いる屈強なFW陣は、関東大学リーグ戦で度々セットプレーにおいて相手を圧倒してきた。

写真:京産大戦で1年生ながらトライを挙げた普久原

前回の京産大戦でも、ラインアウトモールを起点にトライを奪うなど、セットプレーに注力してきたことがうかがえる。

試合は要所で強さを見せつけ、粘り強く終盤のリードを守り抜き、24-19で日大が勝利。昨季リーグ戦5位から躍進したことによる自信を感じさせた。

BK(バックス)も、後半に好機を逃さずトライを挙げた1年生FB(フルバック)普久原琉をはじめとする下級生の活躍が著しい。

対する早大は、対抗戦の最終節で、拮抗した展開であった前半に反して、後半は明大の強さに圧倒され、7-36と完敗。

「全部のプレーの精度で明治のほうが上回っていた」とLO(ロック)下川甲嗣(スポ=福岡・修猷館)が振り返ったように、全てのプレーの精度の底上げが課題として見えた試合だった。

前の試合からの間隔が1週間しかない日大に比べ、3週間あることも早大にとってのアドバンテージと言えるだろう。この期間でどれほど修正できるか。

また、特にセットプレーでの劣勢が顕著であったため、それを得意とする日大戦に向けて強化する必要があるだろう。

今後もFWを強みとする強豪との対戦が予想される。FW勝負で主導権を握り、早大が誇るBKへとボールをつなげるよう、セットプレーの安定が求められるはずだ。

外気は冷たさを増し、ますます大学ラグビーの熱が高まる季節になった。「この3週間しっかり準備して1戦1戦また成長できたらいい」(PR小林賢太、スポ2=東福岡)。

目標はその先にあるが、まずは目の前の相手に勝ち切ることが重要だ。大学選手権の初戦、そして勝利すれば2年連続の「年越し」が決定するという重要な一戦。

今までやってきたことを全て出し切り、隙のない「早稲田ラグビー」を展開してみせる。

文:山口日奈子/写真:小田真史、石井尚紀(早稲田スポーツ)

早稲田スポーツ新聞会

早稲田スポーツ新聞会

1959(昭和34)年創刊。人気の野球、ラグビーを中心に早大体育会44部をくまなく取材し、年12回の新聞発行およびWebやSNSによる情報発信を行う。現在部員170名で活動。»早スポHP»Twitter»Facebook

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