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ラグビー コラム 2019年11月29日

立命館大学、京都産業大学を撃破。最終戦は同志社大学と。ラグビー関西大学リーグ

ラグビーレポート by 立命スポーツ編集局
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写真:ディフェンス陣が京産大を封じ込めた

これぞ『立命館大学ラグビー部』。大歓声のなか、闘志全開で熱い試合を展開。今回のゲームの主導権は完全に立命館大学が握った。

2019ムロオ関西大学ラグビー部Aリーグ第6節。対戦相手は、昨年立命館が24-19と僅差で勝利した、ライバル校の京都産業大学。

これまでの試合は立ち上がりに苦戦する場面が多く、なかなか思うような結果を残せていなかった立命館。しかし、この日は今までとは打って変わって、常に優勢な闘いを繰り広げた。

開始4分、CTB(センター)藤高将(スポ4・大阪桐蔭)がPG(ペナルティゴール)を決め先制。直後に相手に得点を許すも、動じない立命館は京産大の反則を誘う好プレーを連続し、26分、スクラムからFL(フランカー)宮下大輝(営2・報徳学園)がトライ。

追加点を決め、CTB木田晴斗(情理2・関西大倉)のゴールも成功。さらに35分、相手のオフサイドからトライを狙う。ディフェンスが立ちはだかるなか、フリーだったWTB片岡涼亮(営4・流経大柏)へのパスがつながり、そのままトライ。

続けて39分、中央のこぼれ球をNO8(ナンバーエイト)庄司拓馬(済3・東海大仰星)が拾い、キックパス。見事パスが通り、受け取った木田が滑り込みで左隅にトライを決める。

凄まじい得点力を見せつけ、ディフェンスを崩すことなく、果敢にボールを奪いにいった立命館。課題となっていた前半を22-7と大差をつけて折り返し、ゲームの流れを完全につかんだ。

このまま逃げ切りたい立命館。後半も強さは衰えず。試合が動いたのは6分、前半同様、またしても藤高の抜群の安定感のあるPG成功で先取。

その後は、両チームとも反則が目立ち互角の闘いが続くが、16分、ラインアウトから優位になった京産大にセンター方向へ攻め込まれ失点。体力勝負の後半、重要になってくるディフェンスでプレッシャーをかけたいところ。

そして20分、その通り相手の反則から、PGで得点。ここでもゴールを成功した藤高はMOM(マン・オブ・ザ・マッチ)に選出される。プレースキックの圧倒的な正確さで大いにチームに貢献。

この試合で5ゴールを決め、だれもが納得の活躍をみせた。試合は28-14のまま動くことなく終了。3試合ぶりの勝利を収めた立命館。決して簡単ではない京産大相手に実力を見せつけた。

写真:試合後喜びを噛みしめる中林監督と片岡主将

「途中、相手にペースを握られそうになった場面でも今までとは違い、やり切った」「選手たちが頑張った」とインタビューで答えた中林監督。

試合直後、選手たちと熱い抱擁を交わし、健闘を称える姿から監督と選手の信頼関係あってこその結果だと感じさせた。そして、「(勝てたことに)素直にうれしい」と笑顔をみせた片岡。

主将としての責任を感じることも少なくなかっただろうが、負け続けたなかで「勝ち負けも大事だけれど、まずは気持ち」だと、チーム全体を鼓舞したことを語った。キャプテンの言葉がチームの士気を高め、1人1人が理解し、一丸となって勝ち取った勝利だ。

最終戦は同志社大学と対戦する。今回、立命館が勝利した京産大に敗れているものの、4勝2敗と好成績。FW、BK、攻撃力、防御力と全てにおいて高い実力があり、圧倒的な総合力を持ち合わせている。

さらに、各代表選手も多数在籍しており、決して侮れない相手。「練習の質を落とさずに、もう一度気を引き締めていきたい」と片岡は意気込んだ。

文:高山萌/写真:福清真人(立命館スポーツ)

【関西大学リーグ】

◆11月30日(土)
・午後0:00 同志社大学 vs. 立命館大学 西京極
・午後2:05 京都産業大学 vs. 天理大学 西京極
・午後0:00 大阪体育大学 vs. 関西学院大学 鶴見緑地
・午後2:00 近畿大学 vs. 摂南大学 鶴見緑地

◆順位 ※4位までが大学選手権出場
1位 天理大学 6勝0敗
2位 京都産業 4勝2敗
3位 同志社大 4勝2敗
4位 近畿大学 3勝3敗
*****
5位 関西学院 3勝3敗
6位 立命館大 2勝4敗
7位 摂南大学 1勝5敗
8位 大阪体育 1勝5敗

立命スポーツ編集局

立命スポーツ編集局

立命スポーツ編集局では立命館大学体育会の活躍を多くの人に知ってもらえるよう、週末を中心とした取材活動や、定期的な新聞・号外の発行、HP記事の掲載を行っています。取材した試合の速報はTwitterで、写真はFacebookでそれぞれ配信しています。公式サイト

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