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ラグビー コラム 2019年11月29日

明治大学、帝京大学に40得点完勝、明早戦は25年ぶりの全勝対決。ラグビー関東大学対抗戦

ラグビーレポート by 明大スポーツ新聞部
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写真:40mの独走トライを決めたキャプテン武井

今年も明早戦がやってくる。全勝対決となる今回は、4シーズンぶりの優勝を目指す明治大学と、2年連続での優勝を目指す早稲田大学との一騎打ちとなる。

全勝で早稲田大学を迎え撃ちたい明治大学。前節の帝京大学戦、序盤から流れを引き寄せた。ここまで5戦全勝で迎えた相手は大学選手権9連覇の実績を誇る宿敵・帝京大学。

前半は、FW(フォワード)陣がフィジカルファイトを制し、試合を優位に進める。26-3で折り返した後半は、一進一退の攻防を繰り返す。最後は帝京大の猛攻を交わし、40-17でノーサイド。2年連続で帝京大を下した。

またしても赤壁を打ち破った。昨年度は1トライ差で勝利した明大。今節も激闘を繰り広げた。前半3分、右大外から内側に展開し、PR(プロップ)安昌豪(営4=大阪朝鮮)が相手を引きつけ、スペースをつくる。

走り込んだFB(フルバック)雲山弘貴(政経2=報徳学園)がビックゲインを披露した。そのままインゴール左に持ち込み7-0。

「練習でやっていたことが試合で出せて、相手のディフェンスも乱せた」(安)。流れをつかんだ明治大学は、そのまま一度もリードを許すことなく、26-3で前半を終えた。

しかし、後半開始直後には明大のオフサイドからいきなり帝京大学にトライを献上してしまう。「前半の流れで、余裕を持ってしまった」(雲山)。

後半に奪われた2つのトライは明大のミスがきっかけ。こちらも2トライを挙げ最終的に40-17と突き放したが、明早戦へ課題が浮き彫りになった。

「FW(フォワード)頑張りに尽きる」(田中澄憲監督)。奪った6トライの内、4つがFW陣のトライ。そして、ブレークダウンやスクラム、マイボールラインアウトからのモールトライなどチャンスを演出した多くはFWが起点となった。

「何度もコミュニュケーション重ねて、パニックにならないように努めた」(LO/右ロック箸本龍雅・商3=東福岡)。激しいプレーの裏には、綿密な連携があった。

写真:早稲田のハーフ団、齋藤、岸岡は要警戒だ

12月1日には明早戦が控える。相対する早稲田大学は、就任2年目の相良南海夫監督の下、対抗戦連覇を目指す。

注目選手は、SH(スクラムハーフ)齋藤直人主将(スポ4=桐蔭学園)とSO(スタンドオフ)岸岡智樹(教4=東海大仰星)のハーフ団。そして、「ヨコも早稲田」とも形容されるBK(バックス)陣をまとめるのは大型CTB(センター)・中野将伍(スポ4=東筑)だ。

「しっかり1年1年成長してくれた」(早稲田・相良監督)。持ち前の技術と、下級生の頃からの経験で明治に襲い掛かる。

FW陣も黙ってみているわけではない。NO8(ナンバーエイト)丸尾崇真(文構3=早実)は、マイボールスクラム後の素早い持ち出しに警戒したい。

また、試合のカギとなるスクラムでは、PR(プロップ)小林賢太(スポ3=東福岡)の存在は無視できない。「どの大学相手でも押し返す」(小林)。

昨年度の大学選手権・準決勝で明治大学に敗戦後、耐えるスクラムから押すことにマインドを変えた。

「BK、FWともにリンクしてきている」(岸岡)。今年度の早稲田大学はBKだけではない。タレントぞろいの明治大学FW陣を一泡吹かせてみせる。

「負けてはならない試合」(HO/フッカー武井日向主将・商4=国学院栃木)。次戦は幾度となく名勝負を繰り広げてきた伝統の一戦だ。

先日行われた慶応義塾大学との試合を17-10で制した早稲田大学。明早戦が互いに全勝での直接対決となるのは実に25年ぶりのことだ。そして、チームは4シーズンぶりの対抗戦優勝を狙う。

「強い早稲田に対して、どうチャレンジするか。いい準備をしたい」(田中監督)。あくまで優勝したのは、昨年の代。武井は今年度での優勝に意味を見出す。

「ただ目の前の早稲田に勝ちに行く」(武井)。今年の明治も一味違うところを。対抗戦、大学選手権2冠へ、まずは因縁のライバルを粉砕する。

記事:高橋昇吾/写真:藤里陽(明大スポーツ)

【関東大学対抗戦】

◆11月30日(土)
・午前11:30 帝京大学 vs. 慶應義塾大学 秩父宮
・午前11:30 日本体育大学 vs. 成蹊大学 江戸川陸上
・午後2:00 筑波大学 vs. 青山学院大学 江戸川陸上

◆12月1日(日)
・午後2:00 明治大学 vs. 早稲田大学 秩父宮

◆順位 ※4位までが大学選手権出場
1位 明治大学 6勝0敗
1位 早稲田大 6勝0敗
3位 帝京大学 4勝2敗
4位 筑波大学 3勝3敗
*****
5位 日本体育 2勝4敗
5位 慶應義塾 2勝4敗
7位 青山学院 1勝5敗
8位 成蹊大学 0勝6敗

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明大スポーツ新聞部

1953年(昭和28年)創部。現在明治大学において唯一の学生新聞部。明治大学体育会43部の競技成績や、学内外の話題を幅広く紙面・WEBサイト上にて掲載、発信。 現在の部員数は56名。

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