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写真:ラファエレ・ティモシーに感化された和田
11月4日に2019ムロオ関西大学ラグビーAリーグの後半戦が始まった。
ワールドカップにより中断していた大学ラグビー、各大学パワーアップを目指すことはもちろん、世界最高のラグビーの祭りが日本で開催され、衝撃を受けたことは間違いない。この期間、選手たちは何を思ったのだろうか。
◆改めてラグビーをやっていてよかった
「日本代表の勝利を見て、チーム全員がラグビーというスポーツをやっていて良かったと感じている」(主将山本・4年・同志社)。
歴史を変えた日本代表のジャイアントキリング、そしてベスト8は日本中にラグビーブームを巻き起こした。特にラガーマンにとっては大きな刺激になっているだろう。
世界最高峰のプレーの数々がラガーマンの向上心を高めた。「ジャパンの13番、ラファエレ・ティモシー選手」。彼に感化されたのはCTB(センター)和田悠一郎(2年・東海大仰星)だ。
トリッキーなプレーで相手を翻弄させながらボールを配球、またタックルの捕まった後のオフロードパスも正確に行う、アタック面に優れた選手。日本代表を初のベスト8へ導いた立役者に感銘を受けた。
また、U20日本代表を経験したLO(ロック)平澤輝龍(4年・前橋育英)は憧れる選手について、「南アフリカのロック、エベン・エツベス」と答えた。
同じポジションのエツベスは南アフリカの暴れん坊という異名を持つほど凶暴な選手。武器は何といっても203センチの身長を生かした空中戦だ。相手ボールをスチールすることも上手く、セットプレーの安定力は言うまでもない。
また、巨体から繰り出されるパワーで一歩前へと出る。南アフリカの中心となるエツベスと似通う部分がある平澤。同志社のペネトレーターとして、エツベスのようなプレーに期待したい。
後半の開幕戦で同志社は因縁深い関西学院大学と対戦。見事に逆転勝利を飾った。世界屈指にプレーを参考にした相手を翻弄するアタック、そしてセットプレーの手堅さが勝利に結びついた。
日本代表の活躍で引き起こされたラグビーブーム。「日本代表からバトンを受け取った」(山本)。
ワールドカップで身に染みて感じた、ラグビーの必要性。大学ラグビーを盛り上げ、ラグビーが日本でもメジャースポーツになることを同志社は願う。
写真:山口、コルビのようなプレーヤーに
◆次世代の日本代表候補:山口楓斗(やまぐち ふうと)
4年後のフランス大会、同志社大学から候補選手を挙げるのであればBK(バックス)の山口楓斗選手だ。現在2年生であるため、4年後出場できるとすれば24歳と若い力で躍動できるだろう。
山口は東海大付属福岡高校出身で高校3年生の時に自らが同志社のリクルーターに声をかけた。そのまま同志社に進学、現在は主力としてチームに必要不可欠の存在となっている。
今年7月に行われたワールドラグビーU20トロフィーの日本代表メンバーに選出された。国際経験のない山口だったが、初戦のブラジル戦から先発WTB(ウィング)として出場。2トライを奪うなど、開幕戦から活躍を見せ、チームに勝利をもたらした。
身長166センチ、体重70キロと小柄な体格。だがボールを持つと、風を切るように相手のディフェンスをかわしながら前進する。タックルが入っても、そのスピードとフィジカルで振り放す。
その姿はまさに、ワールドカップ日本大会で優勝を果たした南アフリカ代表のWTB、チェスリン・コルビ選手と重なる。外のスペースを見つけると一瞬で加速、日本でも話題となった選手の1人だ。
身長も山口と比べて4センチほど高いだけのコルビ。山口がコルビを超える存在になると期待したい。
リーグ戦、山口がボールを持つと会場からは「楓斗!いけー!」と応援が響く。今の同志社、そして未来の日本を救うために、小柄なファンタジスタの存在が目標達成を近づける。
文/写真:川田翼(同志社スポーツアトム)
◆関西大学リーグ 同志社大学 試合日程
・11月17日(日)午後2:00 同志社大学 vs. 天理大学 皇子山
・11月30日(土)午後0:00 同志社大学 vs. 立命館大学 西京極
同志社スポーツアトム編集局
同志社スポーツアトム編集局は1978年に創刊された同志社大学唯一の体育会機関紙です。年6回の本紙の発行を軸に、号外の発行やHPの管理などをすべて学生の手で行っています。
公式サイト
Twitter→@atom_doshisha
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