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ラグビー コラム 2019年11月15日

立命館大学、天理大学に力負け。次戦は京都産業大学戦。ラグビー関西大学リーグ

ラグビーレポート by 立命スポーツ編集局
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写真:2試合連続トライのNO8宮下大輝

2019ムロオ関西大学ラグビーAリーグ第5節。大学選手権出場へ向け厳しい戦いが続く立命館大学は、東大阪市花園第2ラグビー場にて天理大学と対戦した。

今シーズンは立ち上がりに苦戦し、中々思うような試合運びができなかった。これを何としても改善したいところだったが、開始早々に天理大のNO8(ナンバーエイト)ジョネ・ケレビにトライを決められ、先制を許す。

悪い流れを避けたい立命館。すぐさま反撃に出る。天理大から反則を奪い、立命館が自陣へボールを持ち込む。

相手の強固なディフェンスに絶えず前進し、最後はNO8の宮下大輝(営2・報徳学園)が右中間にトライ。FB(フルバック)吉本匠(スポ4・常翔学園)のゴールも決まり、同点。花園に駆けつけた立命サポーターのボルテージが一気に上がった。

「いつもだったらトライをとられて、そのまま相手に流れを渡していた。今日は先制されてもポジティブに捉え、次のアタックから攻めに行くという気持ちを継続して持つことができた」。

これまでの試合とは違う手応えを感じたと答えたのは、主将のCTB(センター)片岡涼亮(営4・流経大柏)。

中林正一監督は「天理大のディフェンスに対して最後までボールを保持していくことができた」と振り返る。

しかし、その後は天理大がサイドを使った視野の広い攻撃で立命ディフェンス陣を手玉に取る。前半は35-7のビハインドで折り返す結果となった。

FW(フォワード)とBK(バックス)、15人で攻めてくる天理大のプレーを何とか封じたい立命館。CTBの片岡を中心に必死の攻めを展開。

ペナルティを誘い、得点のチャンスを奪うもラインアウトからボールを奪われ、失点に繋がってしまう。

その後は昨年からレギュラーとして活躍するLO(ロック)アシペリ・モラタや、CTBシオサイア・フィフィタといった外国人選手を中心に、天理大に昨年選手権準優勝の貫禄を見せつけられ、7-73で敗戦を喫した。

写真:ボールを追う主将のCTB片岡涼亮

「少ないチャンスをものにできなかった」と片岡。「(天理大は)普段の練習の中でのプレッシャーが試合に近い状態でできている。試合に出る出ない関係なく、チーム全体が統一感を持って戦うことの大切さを改めて痛感した」。

日々の練習をいかに試合に近い状態で臨めるかが重要だという。中林監督は「強い相手に対してどれだけ向かっていく姿勢を作れるかがキーであったが、前半同点にしてから立て続けに得点を奪われてしまった」。

課題としてきた前半を活かすことができなかったと語るも、「チーム状態が悪い中で、選手たちがいかに開き直れるか。練習でやってきたことを100%試合で発揮することが大事」と視線は既に次戦の京都産業大学戦に向けられていた。

京産大は第5節、全勝と波に乗る同志社大学と対戦。一進一退の攻防が続くも、見事接戦をものにした。FW陣の果敢な攻め、更にはモールやスクラムといったセットプレーも今年は健在。

「小さなミスが命取りになると思う。強力な京産大のFW陣に対して、いかにチャンスをものにできるか。1週間しっかりやっていきたい」と闘志を燃やす片岡。

昨年のAリーグでは、京産大のパワフルな攻撃にディフェンスが奮闘。激闘を繰り広げ、全勝の京産大に土をつけた。

この試合では、主将の片岡もスタメンとして出場。あの喜びを再び味わうためにも、今チームが1つになるとき。昨年の再現となるか、見逃せない戦いは続く。

文:福清真人/写真:福清真人・高山萌(立命スポーツ編集局)

◆関西大学リーグ 立命館大学 試合日程
・11月17日(日)午後0:00 立命館大学 vs. 京都産業大学 皇子山
・11月30日(土)午後0:00 同志社大学 vs. 立命館大学 西京極

立命スポーツ編集局

立命スポーツ編集局

立命スポーツ編集局では立命館大学体育会の活躍を多くの人に知ってもらえるよう、週末を中心とした取材活動や、定期的な新聞・号外の発行、HP記事の掲載を行っています。取材した試合の速報はTwitterで、写真はFacebookでそれぞれ配信しています。公式サイト

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