大東文化大学vs.流通経済大学の昨季上位対決、首位の東海大学は法政大学と対戦。ラグビー関東大学リーグ戦

ラグビー関東大学リーグ戦は11月9日（土）、秩父宮ラグビー場で昨年の上位チーム同士の対決が行われる。注目は昨年2位の大東文化大学と昨年3位の流通経済大学の対戦。

大東文化大はすでに2敗しており、より負けられない試合となろう。流通経済大も大学選手権に出場するために上位3位以内をキープするためにも負けられない。

大東文化大としてはキャプテンFL佐々木剛を筆頭に、PR渋谷圭、藤井大喜、HO（フッカー）小泉友一郎、LO服部鋼亮、FL篠原大政と4年生が揃うFWのセットプレーで優位に立ちたいところ。

そして、1年生の頃から活躍してきたSH南昂伸、SO鈴木匠（ともに3年）が好機を演出し、CTB（センター）シオペ ・ロロ・タヴォ（3年）、WTB朝倉健裕（2年）ら決定力のある選手でトライを重ねたい。

一方の流通経済大もキャプテンNO8積賢佑を中心に、HO林隆伍（ともに4年）、PR小川寛大、津嘉山廉人（3年）、FL粥塚諒（4）、LO タマ ・カペネ（2年）らFWのメンバーに力があり、FW勝負では互角に持ち込みたい。

また、ボールを動かせばCTBイノケ ・ブルア（2年）、CTBヴィリアメ ・タカヤワ（3年）がおり、トライを取る力も高い。

流通経済大柏出身のSH野村悠（2年）、ルーキーのSO柳田翔吾の若きハーフ団には積極的に攻撃を引っ張ってほしいところだ。

もう1試合は、唯一の開幕4連勝となった昨年の王者・東海大学は昨年4位で、ここまで2勝2勝の法政大学の挑戦を受ける。

東海大は副キャプテンのPR（プロップ）中野幹（4年）を中心にスクラムが強く、モールからの得点能力もある。

NO8（ナンバーエイト）ノア ・トビオ（2年）は力強く、日大戦でハットトリックを達成したルーキー FL（フランカー）レキマ ・ナサミラはラン能力も高い。

SH（スクラムハーフ）山菅一史、SO（スタンドオフ）眞野泰地（ともに4年）のハーフ団はディフェンス能力が高く、WTB（ウィング）杉山祐太（3年）としっかりとFW（フォワード）を前に出すゲームプランで戦うはずだ。

法政大としては4年のPR宮川優也、LO（ロック）ウォーカーアレックス拓也、NO8竹内仁之輔の3人を中心に、どこまでFWが我慢できるかが焦点となろう。

また、チャンスをしっかりキャプテンSH 中村翔（4年）を中心にトライに結びつけることができるか。高校時代、花園を湧かしてきた京都成章出身のルーキーWTB南部翔大の決定力にも期待したい。

◆11月9日（土）関東大学リーグ戦　試合予定
・11:30 流通経済大学 vs. 大東文化大学　秩父宮
・14:00 東海大学 vs. 法政大学　秩父宮

◆関東大学リーグ戦　順位
1位　東海大学　勝ち点16（4勝0敗）
2位　日本大学　13（3勝1敗）
3位　流通経済　13（3勝1敗）
4位　法政大学　10（2勝2敗）
5位　大東文化　10（2勝2敗）
6位　拓殖大学　7（1勝3敗）
7位　専修大学　7（1勝3敗）
8位　中央大学　4（0勝4敗）

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関西大学リーグも11月9日（土）には、東大阪市園ラグビー場第2グラウンドで2試合が行われる。午後0:001キックオフの1試合目は、ともに1勝3敗の近畿大（昨年6位） vs. 大阪体育大学（昨年7位）が対戦する。

近畿大はここまで1勝しかしていないが、負けた試合でも善戦しており、PR紙森陽太（2年）、松岡将大（4年）、LO川添公康らが（ともに4年）が引っ張るスクラムは強い。

また、ともに2年生のSH松山将輝、SO河井優のハーフ団の強気のリードも光る。残り3連勝して大学選手権出場を狙いたい。

一方の大阪体育大は、中断期間でディフェンスを整備した。そして先週、得意のモールでトライを重ねて、昨年2位の立命館大学に勝利して勢いに乗る。

キャプテンCTB山下真之介（4年）を中心に堅いディフェンスで接戦に持ち込みたいところ。PR中島悠太、FL 助田凌雅（ともに4年）らを中心にFWの結束力は高く、この試合でもモールでしっかりトライを挙げたいところだ。

2試合目は昨年の王者で開幕4連勝中の天理大学に、昨年2位ながら1勝3敗と負け越している立命館大学がチャレンジする。

昨年度の大学選手権準優勝の天理大は今年も関西の中では頭一つ抜けている。

FWのセットプレーも強く、1年のLO ナイバルワガ セタ、LO アシペリ・モアラ（2年）、NO8 ジョネ・ケレビ（ともに2年）の3人は激しさも運動量もあり、キャプテンFL岡山仙治は激しいタックルでチームを引っ張る。

また、ハーフ団を組んで3年目のSH藤原忍、SO松永拓朗（ともに3年）の2人は円熟味を帯びてきており、CTBシオサイア・フィフィタ（3年）の突破力は大学随一だ。

一方の立命館大、キャプテンのCTB片岡涼亮を中心にディフェンスで粘りを見せたいところだ。そしてPR向仲涼、PR紙森大樹、LO横井達郎（いずれも4年）を中心にセットプレーでどこまで戦うことができるか。

そして決定力があり、国際舞台も踏んでいるWTB藤井健太郎、木田晴斗（ともに2年）にいい形でボールを供給したいところだ。

◆関西大学リーグ　第5節試合日程
・11月09日（土）12:00　近畿大学 vs. 大阪体育大学　花園II
・11月09日（土）14:00　天理大学 vs. 立命館大学　花園II
・11月10日（日）12:00　関西学院大学 vs. 摂南大学　神戸ユニバー
・11月10日（日）14:00　同志社大学 vs. 京都産業大学　神戸ユニバー

◆関西大学リーグ順位表（第4節終了時点）
1位　天理大学　4勝0敗
2位　同志社大　4勝0敗
3位　京都産業　3勝1敗
4位　関西学院　2勝2敗
5位　立命館大　1勝3敗
6位　近畿大学　1勝3敗
7位　大阪体育　1勝3敗
8位　摂南大学　0勝4敗

文：斉藤健仁