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ラグビー コラム 2019年11月8日

昨季2位の立命館大学、崖っぷちの天理大学戦。ラグビー関西大学リーグ

ラグビーレポート by 立命スポーツ編集局
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後半戦初戦は悔しくも相手の初勝利を許す結果となった。2019ムロオ関西大学ラグビーAリーグ第4節。立命館大学は大阪体育大学と対戦。

前半戦を1勝2敗と思うような結果を残せなかった立命館にとっては負けられない1戦だが、この日も試合の立ち上がりに苦戦した。前半7分、先制を許すと試合の主導権は完全に大体大へ。

さらに2トライを追加され、反撃に出たい立命館だったが、相手のディフェンスを突破しきれず、あと一歩という攻めきれない場面が続く厳しい試合展開となった。0-19と失点が大きく響く形で試合を折り返す結果に。

何としても後半巻き返しを図りたい立命館。まずは得点したい。が、またしても大体大に追加点を許す。

しかし、10分、CTB(センター)原口智也(情理4・佐野日大)が左隅へトライ。初得点を決めた立命館はここで一気に反撃を開始する。

26分、NO8(ナンバーエイト)宮下大輝(営2・報徳学園)がキックパスを受け取ると、そのまま中央へトライ。

続けて28分、WTB(ウィング)藤井健太郎(済2・伏見工業)へのキックパスを通し再びトライを返す。SO(スタンドオフ)吉本匠(スポ4・常翔学園)のゴールも決まった。

怒涛のトライラッシュで勢いが出てきた立命館は、さらにスクラムで見せた。35分、安定したスクラムを組み、最後はHO(フッカー)島田久満(済3・東海大仰星)が決める。

ここで22-24と2点差まで迫り、流れをつかんだ立命。大逆転が見えてきた。果敢に追加点を狙いにいくが、守り切りたい大体大の堅守がそれを許さない。

そして39分、立命館は終了間際にトライを奪われ試合終了。22-31と前戦に続き、悔しい結果に終わった。

写真:後半26分、トライを決めたNO8宮下大輝

「前半でも点を取るチャンスはあった」と試合を振り返った中林監督は「ミスが目立つ練習を、どれだけゲームに近い意識で行えるか」がチームの立て直しにつながると言う。次の試合まで時間がないなか、重要になるのは練習の質ということだ。

また、「まず、自分たちが前を向いてやり切るしかない。この1年やってきたことに対して、悔いのないような試合をしたい」とこれからの試合へ向けて語った主将の片岡涼亮(営4・流経大柏)。表情から、言葉から悔しさをにじませた。

次戦の相手は天理大学。昨年の大学選手権準優勝の強豪であり、トップクラスのフィジカルとスキルを持ち合わせたチーム。

さらに春季トーナメントも優勝という圧倒的な実力があり、劣勢にも負けない岡山仙治キャプテン中心のぶれない突破力と、外国人選手の凄まじい攻撃的なアタックに要注意だ。

そんなパワフルさを武器に、天理大学はここまで無敗の4連勝。全ての試合で失点を15点以内に抑えており、立命が今回悔しくも敗れた大阪体育大学との試合では1点も取らせぬまま68-0という結果で勝利を収めている。

攻撃だけでなく、ディフェンスも無敵の強さを誇っている。かなり手強い相手だが、立命館も得点力は十分にある。本領発揮が見たい。

課題となるのはやはり試合の立ち上がり。そしてどれだけ失点を防げるか。片岡の言うように、次こそやり切った、悔いのない戦いを繰り広げてほしい。

文:高山萌/写真:福清真人(立命スポーツ編集局)

立命スポーツ編集局

立命スポーツ編集局

立命スポーツ編集局では立命館大学体育会の活躍を多くの人に知ってもらえるよう、週末を中心とした取材活動や、定期的な新聞・号外の発行、HP記事の掲載を行っています。取材した試合の速報はTwitterで、写真はFacebookでそれぞれ配信しています。公式サイト

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