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ラグビー コラム 2019年11月3日

早稲田大学、「セットプレーとフィットネスの強化」で後半戦に挑む。ラグビー関東大学対抗戦

ラグビーレポート by 早稲田スポーツ新聞会
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写真:スクラムを更にレベルアップできるか

ラグビーワールドカップ開催により、関東大学対抗戦は約2か月ほど休止期間に入った。その間、大学ラグビーではトップレベルの公式戦は行わず、各々でチームを強化することに。

他大学がそれぞれ練習試合などを組み強化を図る中で、早稲田大学はAチームの対外試合を多く行うことはなかった。中断前から早大の今季の軌跡をたどっていきたい。

◆関東大学対抗戦 順位(第3節終了時点)
1位 明治大学 3勝0敗
1位 早稲田大 3勝0敗
1位 帝京大学 3勝0敗
4位 慶應義塾 2勝1敗
5位 筑波大学 1勝2敗
6位 日本体育 0勝3敗
6位 青山学院 0勝3敗
6位 成蹊大学 0勝3敗

まずは対抗戦での戦いを振り返りたい。開幕戦である日本体育大学戦では、初戦の硬さからかミスを連発。主導権を握られるも、徐々に攻守で安定感を見せる。すると、モメンタムを奪取。68-10と無事に勝利を収めた。

本拠地である早大・上井草グラウンドでは青山学院大学と対戦。完成度高い洗練されたアタックで圧倒。92-0と大勝した。

「序盤のヤマ場」と筑波大学戦。ともに攻撃力の高いBK(バックス)がそろうチーム同士の戦いであった。

先制点は早大。WTB古賀由教(スポ3=東福岡)がラインアウトからサインプレーで抜け出し、インゴールを駆け抜ける。すると、この得点から波に乗り、得点を量産。反撃を受ける場面もあったものの、52-8と快勝。

3戦を終えて、試合ごとの失点は10点以下。筑波大戦後ディフェンスについてFL(フランカー)幸重天副将(文構4=大分舞鶴)は「ディフェンスのところで成果が出た」と手応えを口にした。

開幕戦こそ、ミスが多かったものの、その後は持ち直し順調にステップアップしていった早大。春季課題であった「ディフェンス」は弱点であるどころか、強みに成り得るほどに進化してきていた。

写真:筑波大戦で先制トライを挙げた古賀

対抗戦の中断期間中、早大は「セットプレーとフィットネスの強化」を重点的に行い、鍛錬を積んできた。特にFW(フォワード)はセットプレーを中心にレベルアップを図る、選手たちが口をそろえて語る課題。

ディフェンスは先述した通り、向上し続けているだけにセットプレーの安定が、今後は試合を左右するかもしれない。

夏合宿では天理大学からスクラムトライを奪うなど、こちらもレベルアップしているが現状には満足していない。

また、フィットネスの強化。早大はボールを大きく動かすラグビーを戦術として行う。

その戦略の中でフロントローの選手であっても高いレベルでのフィットネスが要求されるため、継続的にフィットネスを向上させるメニューが必要だろう。

再開後の初戦は成蹊大学戦。相手は3試合を終えた時点での失点が318。昨年度の上位校である帝京大学、明治大学、慶應義塾大学との対戦であったことを踏まえても、決して少ない数字ではない。

そのため、ディフェンス面が課題となっていると言えるだろう。成蹊大は上位進出を狙うために背水の陣で挑んでくるはずだ。

高校時代SH(スクラムハーフ)齋藤直人主将(スポ4=神奈川・桐蔭学園)と、全国高校大会決勝にも出場したFL(フランカー)甲山大悟が主将。

昨年度は差番号12を背負っての出場だったが、今回はフランカーとしてプレーする。両主将の同高校出身対決にも注目だ。

再開後の早大は成蹊大、帝京大、慶大、明大と順に対戦。初戦の成蹊大での対戦成績を振り返ると過去3年は負けなし。スコアを見ると、昨年度は99ー5、それ以前は99-14、71-0と早大が圧倒している。

だが、油断は禁物だ。「この先、相手もどんどん厳しくなってくる」(相良南海夫監督、平4政経卒=東京・早大学院)。昨年度以上に成蹊大を圧倒し、続く連戦に向けて弾みをつけたい。

文:小田真史/写真:石井尚紀、佐鳥萌美(早稲田スポーツ)

◆早稲田大学 関東大学対抗戦日程
・11月04日(月)11:30 早稲田大学 vs. 成蹊大学 駒沢
・11月10日(日)14:00 早稲田大学 vs. 帝京大学 秩父宮
・11月23日(土)14:00 早稲田大学 vs. 慶應義塾大学 秩父宮
・12月01日(日)14:00 明治大学 vs. 早稲田大学 秩父宮

早稲田スポーツ新聞会

早稲田スポーツ新聞会

1959(昭和34)年創刊。人気の野球、ラグビーを中心に早大体育会44部をくまなく取材し、年12回の新聞発行およびWebやSNSによる情報発信を行う。現在部員170名で活動。»早スポHP»Twitter»Facebook

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