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ラグビー コラム 2019年11月2日

全勝対決。再開直後の大一番、王者・東海大学vs.台風の目・日本大学。ラグビー関東大学リーグ戦

ラグビーレポート by 斉藤 健仁
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11月3日(日)から、ラグビーワールドカップのため中断していた関東大学ラグビーが再開する。

3日、東京ガスグラウンドで、ともに開幕から3連勝中と好調を維持する東海大学と日本大学という関東リーグ戦の優勝を占う大一番が行われる。

◆関東大学リーグ戦 順位表
1位 東海大学 勝ち点12(3勝0敗)
2位 日本大学 12(3勝0敗)
3位 流通経済 9(2勝1敗)
4位 法政大学 6(1勝2敗)
5位 大東文化 6(1勝2敗)
6位 拓殖大学 6(1勝2敗)
7位 専修大学 6(1勝2敗)
8位 中央大学 3(0勝3敗)

昨年、全勝優勝した東海大は、今年も開幕前の下馬評通りの出来を見せていると言えよう。

「覚悟とつながり」をスローガンに決めた東海大学ラグビー部「シーゲイルズ」。FW(フォワード)のスクラム、モールも強く、ディフェンスも強固で、BK(バックス)にも決定力のある総合力が高い。

春はコンディション不良や教育実習のため試合に出られなかったキャプテンSO(スタンドオフ)眞野泰地(4年)、副キャプテンPR(プロップ)中野幹(4年)。

また、身体の強いSH(スクラムハーフ)山菅一史(4年)、NO8(ナンバーエイト)ノア・トビオ(2年)らを中心に開幕戦で中央大学から16トライを挙げる猛攻を見せて100-21で大勝スタートした。

続く専修大学戦も16トライを挙げて98-21、さらには拓殖大学戦も8トライを挙げて50-14と快勝し、危なげなく開幕3連勝を達成した。

一方、昨年は3勝4敗で5位だった日大は、創部90周年を節目にチームスローガン「STRONG AGAIN」(ストロングアゲイン)を掲げて創部100周年に向けて、かつて「ヘラクレス軍団と呼ばれた名門復活を目標に強化している。

そして、今年は開幕から「ハリケーンズ」のチーム名の通り、旋風を巻き起こしている。

開幕戦では昨年4位の法政大学を34-12で下すと、昨年3位の流通経済大も34-28と接戦で破り、その勢いのまま、昨年2位の大東文化大学にも40-33で勝利し、開幕3連勝を達成した。

日大は昨年から今田洋介コーチの下、スクラムを強化しており、チームの大きな武器となっているが、そのスクラムを引っ張る中心選手がPR坂本駿介キャプテン(4年)だ。

さらにバックローのテビタ・オト、シオネ・ハラシリ(2年)、CTB(センター)フレイザー・クワーク(2年)が突破力に秀でており、副キャプテンWTB(ウィング)杉本悠馬(4年)、呉尚俊(3年)、ナサニエル・トゥポウ(1年)らアウトサイドバックスの決定力も高い。

2日前の11月1日(金)、東海大、日大と互いの先発予定メンバーが発表された。

東海大はほぼ過去3戦と同じメンバーとなったが、バックローはFL(フランカー)山田生真(3年)、ルーキーのレキマ・ナサミラ、NO8ノア・トビオ(2年)の3人となった。

ハーフ団はSH山菅、キャプテンSO眞野のコンビで、2人は人に強い選手で、タックルも強い。FW勝負となるため、FB(フルバック)酒井亮治(2年)のロングキックも鍵を握ることになりそうだ。

日大も過去3戦と大きくメンバー変更はなかったが、先発のNO8にテビタ・オト(2年)が入り、ハラシリは控えに回った。また、BKも12番にルーキーのCTBナサニエル・トゥポウが初先発となった。

控えには春のセブンズでも活躍していたFL水間夢翔を筆頭に、LO(ロック)鷲谷太希、SH石川留依、CTB(センター)広瀬龍二と4人の1年生が入った。

先発のCTBトゥポウ、FB普久原琉(ともに1年)とともに23人中、6人のルーキーがチームの活力となっている。

いずれにせよ日大が王者・東海大に挑むという構図は変わらない。日大はまず、得意のスクラムでどこまでプレッシャーをかけることができるか。

東海大もディフェンスが強固な、総合力の高いチーム。スクラム、モールに自信を持っているチームだけに、スクラムさえ互角に組めれば、モールやBKで得点を重ねることができるはずだ。

日大が東海大に勝つことができれば、1985年以来の4度目の優勝も見えてくる。リーグ戦を占う東海大学vs.日本大学の大一番は11月3日(日)、午後2:00にキックオフされる。

文:斉藤健仁

斉藤健仁

斉藤 健仁

スポーツライター。1975年生まれ、千葉県柏市育ち。ラグビーと欧州サッカーを中心に取材・執筆。エディー・ジャパン全試合を現地で取材!ラグビー専門WEBマガジン「Rugby Japan 365」「高校生スポーツ」の記者も務める。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。「エディー・ジョーンズ 4年間の軌跡」(ベースボール・マガジン社)、「ラグビー日本代表1301日間の回顧録」(カンゼン)など著書多数。≫Twitterアカウント

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