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ラグビー ニュース 2019年10月3日

イタリア、悲願のベスト8を賭け、南アフリカに挑む。ラグビーワールドカップ2019 南アフリカ vs. イタリア

ラグビーレポート by 斉藤 健仁
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9月20日(金)に開幕したラグビーワールドカップ、予選プールも折り返しを迎え、各プールも決勝トーナメント争いが激しくなってきた。

10月4日(金)、静岡の小笠山総合運動公園エコパスタジアムで、プールBの南アフリカ代表とイタリア 代表が激突する。

「スプリングボクス」こと、南アフリカは、予選プール初戦でいきなり大一番を迎え、「オールブラックス」こと、ニュージーランド代表と熱戦を演じるが13–23で敗れた。

続く第2戦では、同じアフリカのナミビアに57-3と快勝し、現在、総勝ち点5でプール3位についている。

南アフリカは2016年に18-20で敗れているイタリアが相手ということで、ナミビア代表戦から10人の選手を変更した。

概ねオールブラックス戦と同じ布陣で、キャプテンにはFL(フランカー)シヤ・コリシ、FW第1列には「ビースト」こと、PR(プロップ)テンダイ・ムタワリラ、HO(フッカー)にボンギ・ンボナンビが、ナミビア戦に続いて先発し、3番PRにはフランス・マルハーバが入った。

ラシー・エラスムス監督は、「フロントローは、スクラムやモールで強さを出せる3人を選んだ。LO(ロック)にルード・デヤハーを入れたのは、イタリアは休養十分で、組合せが決まった時からこの試合に向けて照準を合わせてきている」。

「ルートはラインアウトに強いし、後半からフランコ(・モスタート)を出せば、相手にとっては嫌だろう。そしてバックスのバックアップには万能なベテラン、フランソワ・ステインがいるので問題がない。SH(スクラムハーフ)フランソワ・デクラークもSO(スタンドオフ)ができる」と起用の理由を説明した。

続いて、ヘッドコーチは「誰しもが言っているように、このような(湿気のある熱い)コンディションなので、入りの15分から20分間しっかりといいラグビーをしておかないと、その後ボールをキープするのが難しくなる」。

我々はイタリアに3年前に負けている。(9月6日の)日本代表戦の時のようなプレーをしてはいけない。イタリア代表にしっかり勝たないといけない」と必勝を誓った。

一方の「アッズーリ」こと、イタリアは初戦でナミビア代表を47-22、2戦目でカナダ代表を48-7ときっちりと勝利し、ボーナスポイントも獲得。勝ち点10でプール首位に立ち、スプリングボクス、オールブラックスへのチャレンジに備えてきた。

カナダ戦からの変更は3名で、キャプテンのNO8(ナンバーエイト)セルジオ・パリセ、SHティト・テバルディ、CTB(センター)ルカ・モリージが先発に復帰。ミケーレ・カンパニャーロがWTB(ウィング)で先発する。

キャプテンのパリッセは、これでワールドカップ15試合目となり、SHアレッサンドロ・トロンコン、PRマルティン・カストロジョヴァンニの記録を抜く。

また、テストマッチのキャップでも142となり、元アイルランド代表ブライアン・オドリスコルを抜いて、北半球では1位、世界的に見ても149キャップを誇る元オールブラックスのリッチー・マコウに次いで、2番目のキャップホルダーとなる。

コナー・オシェイHC(ヘッドコーチ)は「リザーブにFW(フォワードを6人入れて)を厚くしたのは、フィジカルバトルが予想されるためだ」。

「また、キッキングゲームが今大会では多いので、キャプテンのセルジョを始め、ハイボールに強い選手が必要だと思った」と語った。

また、「南アフリカはとても強く、そしてたくさんのXファクターを持っているチームなので、80分間集中を切らさず、我々の持てる力全てを出していかないといけない」。

「プレッシャーは南アフリカの方にあるだろう。イタリアが勝利した時から3年の月日が流れている。その分、我々も成長している」と強敵相手に自信をのぞかせた。

南アフリカがイタリアを退けてオールブラックスを追随するのか。それともイタリアが食らいついて2016年以来の金星を挙げ、悲願のベスト8進出へ大きく前進できるか。

スプリングボクスvs.アッズーリ、注目の一戦は10月4日(金)18:45より静岡・小笠山公園総合運動場エコパでキックオフされる。

文:斉藤健仁

斉藤健仁

斉藤 健仁

スポーツライター。1975年生まれ、千葉県柏市育ち。ラグビーと欧州サッカーを中心に取材・執筆。エディー・ジャパン全試合を現地で取材!ラグビー専門WEBマガジン「Rugby Japan 365」「高校生スポーツ」の記者も務める。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。「エディー・ジョーンズ 4年間の軌跡」(ベースボール・マガジン社)、「ラグビー日本代表1301日間の回顧録」(カンゼン)など著書多数。≫Twitterアカウント

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