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ラグビー コラム 2019年10月1日

バレット3兄弟揃い踏み。 大分でオールブラックスが初試合 ラグビーワールドカップ ニュージーランド vs. カナダ

村上晃一ラグビーコラム by 村上 晃一
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日本代表の勝利で、さらにヒートアップするラグビーワールドカップ(RWC)は、プール戦の折り返し点を迎える。10月2日、大分スポーツ公園総合競技場で行われるのは、プールBのニュージーランド(オールブラックス)対カナダだ。準々決勝2試合も含めて5試合がある大分での初開催。プール戦は全40試合あるが、これが節目の20試合目となる。実はこの両者、1991年の準々決勝で対戦している。カナダが過去のRWCで一度だけベスト8に進出した試合だ。この時は、ニュージーランドが29-13で勝った。その後は、2003年のプール戦で68-6、2011年のプール戦で79-15と次第に点差が開いているのが現状だ。

ニュージーランドが南アフリカ戦で見せたハカ(9月21日撮影)

今回、カナダがどこまで点差を縮めることができるのかは見どころの一つ。ニュージーランドは初戦でライバルの南アフリカに23-13で勝利し、第一関門を突破した。そのメンバーから今回は先発で12名の変更がある。FWでは、キャプテンのNO8キアラン・リード(193cm、111kg、33歳)が唯一の2戦連続での先発。FLシャノン・フリゼル(195cm、108kg、25歳)は、ルーク・ジェイコブソンが開幕1週間前に脳しんとうで離脱したため招集された選手だ。トンガ出身で走力は抜群。今回も攻撃の先陣を切るだろう。日本のファンに馴染みのあるところでは、昨季はパナソニックワイルドナイツでプレー、来季は東芝ブレイブルーパス入りするFLマット・トッド(185cm、105kg、31歳)が先発する。

南アフリカ戦で大活躍したボーデン・バレット(9月21日撮影)

ラグビー界きっての知名度を誇るバレット三兄弟がそろい踏みするのは、大分の皆さんには嬉しいニュースだろう。ニュージーランド代表史上初めて兄弟3人がテストマッチ(国代表同士の公式試合)に同時出場したのは2017年のサモア戦でのこと。RWCでは今回が初めてだ。南アフリカ戦でも大活躍だったボーデン・バレット(187cm、91kg、28歳)は、今回も15番を背負う。LOスコット・バレット(197cm、111kg、25歳)は運動量豊富に動き回り、FWのエンジン役になる。そして、万能BKのジョーディー・バレット(196cm、96kg、22歳)はWTBでの出場。カウンターアタックなどで、ボーデンと息の合ったプレーを見せるだろう。このほか、3大会目の出場となるCTBソニー=ビル・ウィリアムズ(197cm、111kg、34歳)、トライゲッターのWTBリーコ・イオアネ(189cm、103kg、22歳)らBKラインは豪華だ。

対するカナダは、9月26日の初戦でイタリアに7-48と敗れた。そのメンバーからは6名の変更。NO8タイラー・アードロン(194cm、112kg、28歳)は、ニュージーランドのチーフスでもプレー。顔なじみの多い相手との対戦となる。イタリア戦で切れ味あるステップからトライをあげたWTBアンドリュー・コー(187cm、94kg、23歳)は、今回もリザーブ席からのスタート。前回はトライができなかったDTH・ファンデルメルヴァ(185cm、98kg、33歳)は、チームNO1の決定力を証明したい。ニュージーランドは相手のミスから一気に切り返す攻撃を得意とする。カナダとしてはミスなくボールをキープし、攻撃時間を長くして僅差勝負に持ち込みたいところだ。

文:村上 晃一

村上晃一

村上 晃一

ラグビージャーナリスト。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。現役時代のポジションは、CTB/FB。86年度、西日本学生代表として東西対抗に出場。87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者として活動。

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