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ラグビー コラム 2019年9月13日

139得点の明治大学、次戦は後半戦の試金石となる日本体育大学戦。ラグビー関東大学対抗戦

ラグビーレポート by 明大スポーツ新聞部
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筑波大学との開幕戦を制した明治大学は、本拠地・八幡山グラウンドで成蹊大学を迎え撃った。

長野・菅平で行われた筑波大学との開幕戦は、59-33で快勝。強力BK(バックス)陣に苦戦したものの、難敵相手に白星スタートを飾った。

対抗戦2戦目は成蹊大学と対戦。昨年の対戦では110-0と3ケタ得点と完封を成し遂げた相手だけに、「結果に加えてゲーム内容にもこだわろうという話をして臨んだ」(HO/フッカー武井日向主将・商4=国学院栃木)。

開始早々、敵陣10m付近でのマイボールラインアウトから、右WTB(ウイング)山﨑洋之(法4=筑紫)が抜け出すと、右PR(プロップ)山本耕生(商2=桐蔭学園)が先制トライ。

「走れるようになり、前に出られるようになってきた」(山本耕)。自身初めて対抗戦で1番に起用された山本耕が結果を出し、MOM(マンオブザマッチ)を獲得した。

前半7分、相手ボールをターンオーバーすると、素早くパスを回し、大外で待ち構えていた山﨑へ。すぐに追加点を奪う。

着実に得点を重ねていったものの、キックオフボールの処理に苦戦した。FW(フォワード)陣の連携が合わず、ノックオンを連発。それでも「試合中に課題を見つけ、レベルアップできた」(武井)。

前半中盤に修正に成功すると、流れは一気に明治に傾いた。前半終了までに8連続ノーホイッスルトライ。中でも、FB(フルバック)雲山弘貴(政経2=報徳学園)は3トライを記録した。

この試合、SH(スクラムハーフ)に起用された竹ノ内駿太(政経2=長崎南山)のリズムの良いパス回しで相手にスキを与えず、前半だけで87得点。息もつかせぬ怒涛(どとう)のアタックで一気に試合を決めた。

後半に入っても勢いは衰えなかった。2分に左LO(ロック)片倉康瑛(法3=明大中野)のトライで追加点を奪うと、雲山のトライで得点は3ケタに。終わってみれば、前後半合計21トライを奪い、今季最多の139得点を記録した。

新戦力の活躍が目立った。MOMを獲得した山本耕、トライラッシュを演出した竹ノ内に加え、多くのフレッシュなメンバーが躍動した。右PRで先発出場した村上慎(商2=法政二)は対抗戦初スタメンを飾った。

後半開始から途中出場した石田吉平(文1=常翔学園)は後半21分にトライを奪い、対抗戦初トライを記録。肩の手術で長期離脱を経験した期待の新星がついに戦線に復帰した。

「紫紺を着たら学年は関係ない」(武井)。これから迎えるヤマ場に向けて、アピール合戦は続く。

次戦は、ハラトア・ヴァイレアら強力留学生を擁する日本体育大学と対戦する。前節は帝京大学相手に30-59と善戦しただけに侮れない相手だ。

昨年度の試合では、前半を無失点に封じたものの、後半に巻き返しを許した。31-17と接戦を演じ、多くの課題を残す結果となった。

「外国人選手を意識して、80分間抑え続ける」(NO8/ナンバーエイト坂和樹・政経4=明大中野八王子)。

対抗戦では帝京大学、大学選手権に勝ち進めば、天理大学や東海大学など、強力留学生が中心のライバルチームとの対戦が待ち受ける。日体大戦は今後に向けた良い試金石になるはずだ。

日体大戦後は1か月以上に及ぶワールドカップ休止期間を迎える。前半戦最終戦となる日体大戦は、慶應義塾大学、帝京大学、早稲田大学との対戦が待ち受ける後半戦に向けて、是が非でも勝利が欲しい試合だ。

「1つレベルが上がるので、主導権を握り、内容にこだわってやりたい」(武井)。前半戦全勝締めへ。結果でも内容でも圧倒する王者のラグビーを見せつける。

文:上松凜助/写真:髙橋昇吾(明大スポーツ)

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明大スポーツ新聞部

1953年(昭和28年)創部。現在明治大学において唯一の学生新聞部。明治大学体育会43部の競技成績や、学内外の話題を幅広く紙面・WEBサイト上にて掲載、発信。 現在の部員数は56名。

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