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近畿大学のアグレッシブな攻撃に主導権を奪われた。関西大学Aリーグ第1節、立命館大学ラグビー部は昨年に引き続き、開幕戦で近畿大と対戦。
2年連続の開幕戦勝利、そしてラグビー部創部90周年を迎える記念すべき試合を、白星で飾るべく臨んだ。
しかし、前半からペースを握ったのは近畿大。前半6分、CTBの福山が華麗なフットワークを見せ、立命館ディフェンス陣を振り切り先制トライ。
さらに、サイドを広く使った攻めの姿勢、フェイントを使い相手を惑わす多種多彩な攻撃を見せ、立命館を翻弄した。
立命館は前半26分、主将のCTB(センター)片岡涼亮(営4・流経大柏)が中央からパスを受け、サイドへ押し込み反撃のトライを決める。
その後は、ゴールラインまで迫る機会があったものの、近畿大の厚いディフェンスに阻まれ、あと一歩が及ばない。
一方、近畿大は前半終了まで攻撃を緩めず、前半33分には福山に2トライ目を許し、7-35という苦しい展開で前半を折り返した。
片岡主将は試合後のインタビューで「開き直り、点差どうこうよりも強い気持ちでアタックを仕掛けていこう」と、ハーフタイムでチームに伝えたことを明かした。
写真:後半、反撃の口火を切るトライを決めたLO横井達郎
その言葉を皮切りに後半、怒涛の反撃を見せる。後半15分ゴールラインまでオフェンス陣が攻めると、LO(ロック)の横井達郎(済4・東海大仰星)が空いたサイドの隙をつきトライ。
さらに18分、中央からパスを受け継いだWTB(ウィング)の藤井健太郎(済2・伏見工業)がスピードを活かし得点を重ねる。21分にはCTBの片岡がこの日2トライ目を決め、点差を縮める。
このまま追いつきたいところだったが、あと一歩及ばず、ロスタイムで近畿大のオフサイドから反則を奪い、CTBの藤高将(スポ4・大阪桐蔭)が得点を決めるも万事休す。31-47で初戦を落とした。
「想定より近畿大のアタックは精度が高かった」と振りかえる中林正一監督。試合の敗因については、「(立命館の)リアクションやアタックが相手の攻撃に対応できず、前半がすべてだった」と述べた。
写真:この日2トライを決めたCTB片岡涼亮
主将の片岡は「悪い時こそ強気の選択を、流れを変える選択をしなくてはならないことを痛感した試合だった」。
「(近畿大の攻撃陣は)自分たちの動きをしっかり吟味して攻めている印象があった」。Aリーグは始まったばかり、頂点を極める道のりは険しい。
9月8日(日)に行われる第2節の相手は摂南大学。前節では、同志社大学に敗れはしたものの、春季トーナメント第3位を相手に、後半点差を詰め、一時は試合の行方が分からない状況にまで追い込んだ。
摂南大のキーパーソンは、留学生を中心としたオフェンス陣だ。特に、FB(フルバック)テビタ・タイは前節5ゴールを決め、正確なキックが持ち味である。
さらに、LOタンギパ・タリフォロフォラは身長186cmと大柄な体を武器に、パワフルな攻撃を仕掛けてくる。
中林監督は「今回の試合で何ができて、何ができなかったか。この1週間でしっかり立て直し、次の試合へ臨みたい」と次節へ向けて意気込んだ。
摂南大のアタッキングラグビーvs立命館の攻撃的ディフェンスラグビー。立命らしさを取り戻すべく、初勝利へ向け勝負に挑む。
文:福清真人/写真:高山萌、福清真人(立命スポーツ編集局)
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