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ラグビー コラム 2019年8月28日

明治大学、菅平での対抗戦初陣、難敵・筑波大学に挑む。ラグビー関東大学対抗戦

ラグビーレポート by 明大スポーツ新聞部
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4年ぶりの頂点へひた走る。明治大学は8月31日(土)、関東大学対抗戦(以下、対抗戦)の初戦となる筑波大学戦を迎える。

昨シーズン、全国大学選手権を制した明治大だが、対抗戦は5勝2敗の3位。帝京大を破りながら、早稲田大、慶應義塾大と伝統校相手に敗北を喫し、優勝を逃した。

9月下旬からラグビーワールドカップが日本で開催されるため、例年より2週間ほど早い開幕となった今シーズンの対抗戦。その影響により、難しい日程での調整を強いられてきた。

8月16日から約2週間にわたる菅平合宿に入った明治大は、21日に慶應義塾大学と40分×3本の練習試合に臨んだ。

例年、合宿期間中に2、3試合のA戦を消化していたが、今年はこの1試合のみ。しかし、結果は46-54と振るわず、不完全燃焼に終わった。

特に両校ともにAチームのメンバーを中心に起用した1、2本目は、合計17-49と大差で敗戦。直前に迫った抗戦開幕へ向け、不安を残す結果となった。

「ペナルティーからゴール前に入られ、スコアを許してしまったのが、大きく試合の展開に響いた」(HO/フッカー松岡賢太・商4=京都成章)。

慶應義塾大の粘り強いディフェンスを前に、序盤からミスやペナルティーを連発。そこからゴール前のFW(フォワード)戦で押し込まれる形で、立て続けにトライを許した。

1、2本目の80分間を通して、この悪循環を断ち切ることができず、49失点と大崩れ。最後まで守備を立て直せないまま、終わってしまった。

慶應義塾大の粘り強いディフェンスを前に、序盤からミスやペナルティーを連発。そこからゴール前のFW(フォワード)戦で押し込まれる形で、立て続けにトライを許した。

1、2本目の80分間を通して、この悪循環を断ち切ることができず、49失点と大崩れ。最後まで守備を立て直せないまま、終わってしまった。

「慶應のディフェンスに対して我慢できず、自分たちでパニックを起こしてしまった。そこからずっと主導権を握られてしまった」(田中澄憲監督)。

攻撃においても、3トライこそ挙げたが、BK(バックス)の個人技が起点となった得点がほとんど。奪った得点に対して攻める時間は短く、終始リズムに乗り切れなかった。

「アタックもできないまま終わってしまった」(松岡)とまさかの完敗に落胆の色を隠せなかった。

「この試合をネガティブに捉えるのではなくて、何を修正しなければならないのか、皆で共通認識を持って取り組んでいく」(田中監督)。

想定外とも言える大敗にも、あくまでこの先の戦いを見据える指揮官。「今日出た課題が全て」と試合後も淡々と言葉を紡いだ。

写真:春季大会では筑波大相手に勝利を収めた

早くも前半戦最大のヤマ場を迎える。筑波大は、セブンズでも活躍するWTB(ウイング)仁熊秀斗、FB(フルバック)松永貫汰らを擁する難敵だ。

5月の春季大会では68-19で勝利を収めたが、相手はベストメンバーではなかったため、油断は禁物だ。ワールドカップによる休止期間前の3試合では、最も警戒しなければならない相手となる。

「(慶應義塾大に)やられた悔しさをバネに初戦から圧倒する。入りのところから気持ちを入れていく」(PR/プロップ笹川大五・政経4=明大中野)。

狙うは4年ぶりの対抗戦優勝。さらには、1998年以来21年ぶりとなる全勝優勝へ。まずは強敵・筑波大を圧倒し、初戦から勢いに乗っていきたい。

文/写真:藤里陽(明大スポーツ)

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明大スポーツ新聞部

1953年(昭和28年)創部。現在明治大学において唯一の学生新聞部。明治大学体育会43部の競技成績や、学内外の話題を幅広く紙面・WEBサイト上にて掲載、発信。 現在の部員数は56名。

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