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ラグビー ニュース 2019年8月15日

日本代表、合宿メンバー41名を発表。福岡堅樹は「1日1日、上げていきたい」。ラグビーワールドカップ

ラグビーレポート by 斉藤 健仁
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写真:PNCでは福岡はじめバックスリーが機能した

ワールドカップの前哨戦と位置づけられたパシフィック・ネーションズカップ(PNC)を3連勝で優勝したラグビー日本代表。

8月末に発表される予定のワールドカップ最終スコッド31名に向けて、最後のサバイバル合宿となる北海道・網走合宿(18日~28日)のメンバー41名(FW26名、BK15名)が発表された。

負傷してPNCのスコッドから外れていたPR(プロップ)中島イシレリ、具智元が復帰し、宮崎合宿は練習生という位置づけだったPR石原慎太郎、CTBティム・ベネットの2人が、正式メンバーとして合宿に参加することになった。

また、宮崎合宿メンバーに選ばれていたPR三上正貴、LO(ロック)グラント・ハッティング、WTB(ウィング)/FB(フルバック)ヘンリー ジェイミーはケガの影響で、網走合宿のメンバーには名を連ねなかった。

ただ、ジェイミー・ジョセフHC(ヘッドコーチ)はワールドカップの最終スコッドを選ぶにあたり「なんとなく構想はできている」。

「(PNCで)いろんな選手にチャンス、コンビネーションを合わせることができたことには満足している。PNCのパフォーマンスを検証して、誰が一貫したプレーができたか吟味してからスコッドの構想に入りたい」と話した。

その言葉通り、ワールドカップに出場する最終31名はPNCで活躍したメンバーを中心に選出されることは明らかである。PNCのメンバー外だった10名は、網走合宿が最後のアピール場となる。

そんな中、PNCで唯一、3戦連続トライを挙げたWTB福岡堅樹は、アメリカ戦の前半のトライを振り返って「自分の力でのトライというより、いい形で味方がうまく崩してくれたトライでした。WTBとしての決定力の部分をすごく出せた」と満足した表情を見せた。

PNC全体に関して、「全体的にはいいと思います。あとは本番にピークをもっていくために、これからどう準備していくかというところです。まだ伸ばす部分、調整できる部分はたくさんあると思うので」と振り返った。

また、網走合宿で、どういったところに取り組みたいたいかという質問に対しては冷静にこう答えた。

「個人としてよりも、チームとしての部分がすごく多いと思います。キックに対する反応のところは、まだまだ改善できると思います。あとはレフェリングの合わせです」。

「このレフェリーはこういうのを取る、というのが分かれば、そこにアジャストしてボールに絡みにいくか、いかないかの判断もできますし、ボールキープが必要だと判断すれば確実なプレー選択をするような、一人ひとりが考えて、1枚の絵を見る状態を作る必要があると思います」。

あと1ヶ月あまりとなったワールドカップに向けては、前回大会を経験しているWTB福岡は「まだ時間はあるので、そんなに焦っている気持ちはないです」。

「自分たちとしてはいい状態で迎えられているので、本当に1日1日、上げていけたらいいですね」と先を見据えた。

WTBは福岡だけでなく、3試合すべてにフル出場したWTB松島幸太朗の2人を中心にワールドカップでも戦っていくことになるはずだ。

写真:PNC優勝で弾みをつけた日本代表



ラグビー日本代表 網走合宿メンバー 41名

※数字はキャップ数

【FW:26名】

◆PR(プロップ)
石原慎太郎(サントリー、11)
稲垣啓太(パナソニック、28)
木津悠輔(トヨタ自動車、3)
具 智元(Honda、7)
中島イシレリ(神戸製鋼、2)
三浦昌悟(トヨタ自動車、7)
山下裕史(神戸製鋼、51)
山本幸輝(ヤマハ発動機、7)
ヴァル アサエリ愛(パナソニック、8)

◆HO(フッカー)
北出卓也(サントリー、0キャップ)
坂手淳史(パナソニック、16)
堀江翔太(パナソニック、61)
堀越康介(サントリー、2)

◆LO(ロック)
アニセ サムエラ(キヤノン、12)
トンプソン ルーク(近鉄、66)
ヴィンピー・ファンデルヴァルト(NTTドコモ、12)
ヘル ウヴェ(ヤマハ発動機、13)
ジェームス・ムーア(宗像サニックス、2)

◆FL(フランカー)/NO8(ナンバーエイト)
ツイ ヘンドリック(サントリー、44)
徳永祥尭(東芝、11)
布巻峻介(パナソニック、7)
リーチ マイケル(東芝、62)◎キャプテン
ピーター・ラブスカフニ(クボタ、2)
姫野和樹(トヨタ自動車、12)
アマナキ・レレィ・マフィ(NTTコミュニケーションズ、24)

【BK:16名】

◆SH(スクラムハーフ)
茂野海人(トヨタ自動車、9)
田中史朗(キヤノン、70)
流 大(サントリー、18)

◆SO(スタンドオフ)
田村 優(キヤノンイ、57)
SO/CTB 松田力也(パナソニック、19)

◆CTB(センター)
梶村祐介(サントリー、1)
ウィリアム・トゥポウ(コカ・コーラ、9)
中村亮土(サントリー、18)
ティム・ベネット(宗像サニックス、6)
ラファエレ ティモシー(神戸製鋼、17)

◆WTB(ウィング)/FB(フルバック)
福岡堅樹(パナソニック、33)
アタアタ・モエアキオラ(神戸製鋼、3)
レメキ ロマノ ラヴァ(Honda、11)
松島幸太朗(サントリー、33)
野口竜司(パナソニック、13)
山中亮平(神戸製鋼、13)

文/写真:斉藤健仁

斉藤健仁

斉藤 健仁

スポーツライター。1975年生まれ、千葉県柏市育ち。ラグビーと欧州サッカーを中心に取材・執筆。エディー・ジャパン全試合を現地で取材!ラグビー専門WEBマガジン「Rugby Japan 365」「高校生スポーツ」の記者も務める。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。「エディー・ジョーンズ 4年間の軌跡」(ベースボール・マガジン社)、「ラグビー日本代表1301日間の回顧録」(カンゼン)など著書多数。≫Twitterアカウント

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