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8月9日(土)、ラグビー日本代表は、フィジーのスヴァで、パシフィックネーションズ・カップ(PNC)最終第3戦のアメリカ代表戦の前日練習を行った。練習後、ホテルで選手数名が報道陣に対応した。
日本代表はPNCでフィジー、トンガに連勝し、8年ぶりの優勝に王手をかけた。
一方で、この試合は8月末に予定されているワールドカップ最終メンバー発表前、最後の試合ということもあり、先発を第2戦から5名変更した。
ベテランのリーダーグループのひとりSH(スクラムハーフ)田中史朗、サンウルブズで素晴らしいパフォーマンスを発揮したFB(フルバック)山中亮平、NO8(ナンバーエイト)ツイ ヘンドリックが今シーズン、テストマッチ初登場となった。
写真:右太股の負傷から復帰のSH田中
日本代表69キャップを誇る「フミ」ことSH田中史朗は、7月中旬に痛めたケガからの復帰戦となる。
フィジー戦、トンガ戦はベンチから見て「強くなったなという思いが一番、強かった。相手の弱いところついて、相手の強みを消しながら戦っている。スマートに戦っている」と感じたという。
アメリカ代表に対しては「全員がフィジカルで強い選手なので、(ディフェンスで)穴をあけるとそこをつけ込まれる」。
「また、モール、ラインアウトも強いので、(ボール)インプレーの中で、あまり(タッチに)出さず、(相手のディフェンスが)バラバラのところを突きたい」と意気込んだ。
フィジー戦では茂野海人、トンガ代表戦では流大がいいプレーをした。SHのポジション争いに関して田中は「スピードとフィットネスでは2人にかなわないと思いますが、経験があるので、戦術とかスペースを見る力で戦っていきたい」とコメント。
また、「チームとして強くなっているので、自分自身もそのチームになじみつつも、僕どうこうではなく、チームが勝つことを第一にやっていきたい」とベテランとしてチームの勝利を優先する意向だ。
写真:存在感を示したい山中
もうひとり、田中と同じく今シーズン初先発となるFB山中は、「ワールドカップのメンバー発表前最後の試合なので、つながるようにやっていきたいが、ワールドカップよりも明日という感じ。明日の試合がすごく、大事になってくる」。
「アメリカ代表に対してのプランもありますし、自分の役割あります。いいアピールの場なので、しっかり求められること、自分の役割をやっていきたい」と静かに腕を撫した。
アメリカ代表は、かつて神戸製鋼を率いたギャリー・ゴールドHC(ヘッドコーチ)が指揮し、アシスタントコーチをFB山中が神戸製鋼でCTB(センター)コンビとして一緒にプレーした、元南アフリカ代表のジャック・フーリーが務める。
SH、SO(スタンドオフ)、そして、FBからキックが多くなると予想の上で、「今回は10番の(田村)優としっかりコネクトして、キック処理のポジショニングとディフェンスでしっかりタックルしていきたい。また、カウンターは思いっきりいきたい」と話した。
SH田中、FB山中は、まず日本代表のゲームプラン、そして個々に求められている役割をしっかりと果たし、チームを勝利に貢献すれば、おのずとワールドカップのメンバー入りが近づくはずだ。
8年ぶりのPNCの優勝がかかったアメリカ代表戦は、ブレイブブロッサムズの「9」番と「15」番に注目してほしい!
【日本代表 アメリカ代表戦 出場予定メンバー】
※数字はキャップ数
◆スターティングメンバー
1 稲垣啓太(パナソニック、27)
2 堀江翔太(パナソニック、60)
3 ヴァル アサエリ愛(パナソニック、7)
4 ジェームス・ムーア(宗像サニックス、1)
5 ヘル ウヴェ(ヤマハ発動機、12)
6 リーチ マイケル(東芝、61) キャプテン
7 ピーター・ラブスカフニ(クボタ、1)
8 ツイ ヘンドリック(サントリー、43)
9 田中史朗(キヤノン、69)
10 田村優(キヤノン、56)
11 福岡堅樹(パナソニック、32)
12 ラファエレ ティモシー(神戸製鋼、16)
13 ウィリアム・トゥポウ(コカ・コーラ、8)
14 松島幸太朗(サントリー、32)
15 山中亮平(神戸製鋼、12)
◆リザーブ
16 坂手淳史(パナソニック、15)
17 山本幸輝(ヤマハ発動機、6)
18 木津悠輔(トヨタ自動車、2)
19 ヴィンピー・ファンデルヴァルト(NTTドコモ、11)
20 姫野和樹(トヨタ自動車、11)
21 流大(サントリー、17)
22 松田力也(パナソニック、18)
23 レメキ ロマノ ラヴァ(Honda、10)
文/写真:斉藤健仁
斉藤 健仁
スポーツライター。1975年生まれ、千葉県柏市育ち。ラグビーと欧州サッカーを中心に取材・執筆。エディー・ジャパン全試合を現地で取材!ラグビー専門WEBマガジン「Rugby Japan 365」「高校生スポーツ」の記者も務める。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。「エディー・ジョーンズ 4年間の軌跡」(ベースボール・マガジン社)、「ラグビー日本代表1301日間の回顧録」(カンゼン)など著書多数。≫Twitterアカウント
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