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ラグビー コラム 2019年8月8日

昨季王者の神戸製鋼か、初タイトルのクボタか。トップリーグカップ決勝

ラグビーレポート by 斉藤 健仁
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6月22日(金)からトップリーグ所属の16チームとトップチャレンジリーグ8チーム、計24チームで争ってきた「トップリーグカップ2019」のプレーオフ決勝戦が8月10日(土)、大阪・東大阪市花園ラグビー場で行われる。

24チームが4組に分かれて、各プール1位のサントリーサンゴリアス、東芝ブレイブルーパス、クボタスピアーズ、神戸製鋼コベルコスティーラーズの4チームがプレーオフに進出。8月4日(土)に準決勝2試合が行われた。

準決勝で昨年度のトップリーグ王者の神戸製鋼に、昨年度の準優勝のサントリーが挑んだ。

だが、赤き王者は、FW(フォワード)で相手にプレッシャーをかけて、SH(スクラムハーフ)日和佐篤、SO(スタンドオフ)アンドリュー・エリスがゲームをコントロール。

前半16分にはモールを押し込んでから、2年目のFB(フルバック)井関信介、19分にはスクラムを起点にキックパスを絡めてFL(フランカー)橋本大輝がトライ。

さらに29分、ロスタイムにHO(フッカー)有田隆平、LO(ロック)タウムア・ナエアタがトライを重ねて、24—11で前半を折り返した。

後半、サントリーに反撃を許したもののWTB(ウィング)アンダーソン フレイザーがトライを挙げるなどして、32-26で勝利した。

準決勝のもう1試合はクボタと東芝が激突した。クボタは2トライを先制されたが、カップ戦好調のSH井上大介、SOファレヌイ・ハウェラのハーフ団を中心にボールを広く展開。

前半19分、好調を維持している快足WTB白井竜馬がトライを上げて反撃開始。さらに21分にはカウンターからFB桑江健一郎がトライを挙げて逆転。

27分にはWTBゲラード・ファンデンヒーファーがトライ、36分にはFWにこだわり、FL(フランカー)末永健雄がファイブポインターとなり、28-19とリードして前半を折り返した。

後半、FWでプレッシャーをかけてきた東芝の反撃に遭うが、イエローカード2枚をもらったものの、粘りのディフェンスを見せ、31-24で何とか逃げ切った。

決勝戦は王者・神戸製鋼に、初のタイトルを目指すクボタが挑戦する形であり、やはりFWとBK(バックス)のバランスのいい神戸製鋼が有利か。

ただ、昨年度のカップ戦ではクボタが24-22で勝利している。ともに今年のカップ戦は全勝で、両チームのハーフ団が好調だけに、接戦となるはずだ。

初のタイトルを狙うチャレンジャーのクボタとしては、まずゲームキャプテンLO青木祐樹、新人のNO8(ナンバーエイト)ファウルア・マキシを中心に、スクラム、ラインアウトといったFW戦で互角に戦いたいところだ。

SH井上、SOハウェラのゲームコントロールやハーフ団からのコンテストキックにも、しっかりプレッシャーをかけてトライに結びつけたい。

日本代表経験のある立川理道、シオネ・テアウパのCTB(センター)陣も縦に出る強さもあり、準決勝で全員トライを挙げたWTB白井、ファンデンヒーファー、FB桑江の決定力も心強い。

LO青木ゲームキャプテンは「優勝経験はないので、優勝できるようにワンチームになって頑張りたい」と気合いを入れていた。

一方の神戸製鋼は、これまでの戦い通り、PR(プロップ)平島久照、HO(フッカー)有田隆平、FLマット・バンリーベン、新人NO8ブロディ・マクカランらのFWの陣がスクラム、ラインアウトといったセットプレーでプレッシャーをかけたいところ。

FW戦で優位に立てば、頼りになるSH日和佐、SOエリスのハーフ団がしっかりとボールを展開し、CTBナイジェル・アーウォン、WTBアンダーソン、FB井関ら決定力のあるランナーが揃うだけにトライを重ねることができるはずだ。

エリス キャプテンは「気持ちは高まっています。皆さんに喜んでもられるように選手も頑張ります」と意気込んでいる。

ワールドカップ開催を9月20日に控えて、令和最初のトップリーグのタイトルを獲得するのは神戸製鋼かクボタか。

トップリーグカップ決勝、神戸製鋼vs.クボタは、8月10日(土)午後5:45から、J SPORTS 3で生中継、J SPORTSオンデマンドでLIVE配信される。

斉藤健仁

斉藤 健仁

スポーツライター。1975年生まれ、千葉県柏市育ち。ラグビーと欧州サッカーを中心に取材・執筆。エディー・ジャパン全試合を現地で取材!ラグビー専門WEBマガジン「Rugby Japan 365」「高校生スポーツ」の記者も務める。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。「エディー・ジョーンズ 4年間の軌跡」(ベースボール・マガジン社)、「ラグビー日本代表1301日間の回顧録」(カンゼン)など著書多数。≫Twitterアカウント

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