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ラグビー コラム 2019年8月8日

チケット完売のライバル対決「オーストラリア×ニュージーランド」。ザ・ラグビーチャンピオンシップ2019

ラグビーレポート by 多羅 正崇
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マイケル・フーパー

◆オーストラリア代表×ニュージーランド代表
◆「ザ・ラグビーチャンピオンシップ2019」第3節/8月10日(土)/オプタス・スタジアム(オーストラリア、パース)
◆ブレディスローカップ第1戦を兼ねる宿命のライバル対決。

約6万人を収容するオプタス・スタジアム(パース・スタジアム)のチケットは完売した。西オーストラリア最大の都市パースは、宿命のライバル対決を前に盛り上がっている。

南半球4か国対抗戦「ザ・ラグビーチャンピオンシップ(TRC)」は第3節を迎えた。

8月10日(土)は、オーストラリア代表“ワラビーズ”が、同国西海岸のパースで、ニュージーランド代表“オールブラックス”を迎え撃つ。

この試合は伝統の定期戦「ブレディスローカップ」の第1戦も兼ねており、第2戦は8月17日(土)にニュージーランドのオークランドで行われる。

ニュージーランドとオーストラリアによる定期戦は100年以上の歴史があり、タスマン海を挟んで対峙する両国には強烈なライバル意識がある。ブレディスローカップはワールドカップの次に重要、という選手の声もあるほどだ。

勝者が保持するカップは16年連続でニュージーランドが保持する。今年も世界最強国の優勢は揺るがないだろう。

ただ今大会の両軍先発メンバーは流動的であり、何が起こるかは分からない。9月2日までに決定されるワールドカップ(W杯)最終登録メンバーのセレクションという側面は大きいだろう。

当落線上にいる選手にとっては、W杯出場へ生き残りを懸けたアピールの場でもある。激しいぶつかり合いが予想される。

迎え撃つワラビーズの先発メンバーだが、FLマイケル・フーパー主将やNO8イシ・ナイサラニなど、バックファイブ(FW第2、3列の5人)が第1戦から固定されている一方で、バックスは流動的だ。

ハーフ団は毎回組み合わせを変えており、今回はSHニック・ホワイトが、白血病を克服して代表に復帰したSOクリスチャン・リアリーファノとコンビを組む。

トピックはやはり13番で先発するジェームズ・オコナーだろう。

前節で途中出場を果たして2013年以来6年ぶりの代表キャップ獲得。2年前にはコカイン所持で逮捕された問題児だが、SH以外の全バックスポジションをこなせる29歳の力は大きい。

オコナーにとってパースは、2013年に暴力沙汰を起こした因縁の地だ。その後豪州協会から契約を解除され、代表から遠ざかった経緯がある。6年ぶりの先発出場で、人びとの記憶に印象的な活躍を残したい。

一方のオールブラックスは、歴戦の猛者を並べてきた。

FWでは前節の南アフリカ戦から4人変更。HOデイン・コールズ、LOスコット・バリット、FLアーディー・サヴェア、FLサム・ケインが入った。

なお南アフリカ戦で肩を脱臼したLOブロディ・レタリックだが、現地報道によるとW杯回避という危機は脱しているという。今回はLOバリットにチャンスが与えられた格好だ。

バックスは先週から2人変更。スクラムハーフがTJペレナラからアーロン・スミスになり、CTB(12番)がソニービル・ウイリアムズから、アントン・レイナートブラウンに。

司令塔は先週に続いてリッチー・モウンガ。第1節で10番を背負ったボーデン・バリットは2戦連続でフルバックだ。

南アフリカ戦のSOモウンガは前半低調だった。世界最高の司令塔の一人であるバリットは、W杯でもフルバック起用なのか。今後の展開が注目される。

世界最高峰の戦いが予想されるTRC第3節兼ブレディスローカップ第1戦「オーストラリア×ニュージーランド」。8月10日(土)午後6:30から J SPORTS 1で生放送、JSPORTSオンデマンドでLIVE配信される。

文:多羅正崇

多羅正崇

多羅 正崇

スポーツジャーナリスト。法政二高-法政大学でラグビー部に所属し、大学1年時にスタンドオフとしてU19日本代表候補に選出。法政大学大学院日本文学専攻卒。「Number」「ジェイ・スポーツ」「ラグビーマガジン」等に記事を寄稿.。スポーツにおけるハラスメントゼロを目的とした一般社団法人「スポーツハラスメントZERO協会」で理事を務める。

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