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ラグビー コラム 2019年7月19日

神奈川・相模原で注目の「相武ダービー」三菱重工相模原×キヤノン。トップリーグカップ2019

ラグビーレポート by 多羅 正崇
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三菱重工vs.キヤノン

◆三菱重工相模原ダイナボアーズ×キヤノンイーグルス
◆「トップリーグカップ2019」プールC第5節/7月20日(土)/神奈川・相模原ギオンスタジアム
◆隣接する相模原市と町田市を拠点とする両軍のダービーマッチ

「トップリーグカップ2019」のプール戦はついに最終節(第5節)。神奈川・相模原では、プール5位(1勝3敗)の三菱重工相模原が、プール2位(3勝1敗)のキヤノンを迎え撃つ。

プールCではクボタがプレーオフ進出を決めているが、両軍選手・スタッフにとっては春シーズンの締めくくり。是が非でも白星を手にしたい状況だ。

また三菱重工相模原の1勝は不戦勝によるもので(トヨタ自動車の大会出場辞退により)、TLでの12季ぶり自力勝利は持ち越されている。舞台は昇格後初となるTL地元開催(相模原ギオンスタジアム/19:00キックオフ)でもあり、モチベーションは高いはずだ。

また、相模原市と町田市(東京)によるダービーマッチは、サッカーのJリーグなどでも「相武ダービー」や「武相ダービー」と呼ばれ白熱する。

相模原市を本拠とするダイナボアーズと、町田市に拠点を置くキヤノン。ラグビーでも心を揺さぶる熱戦が期待される。

ホームの三菱重工相模原は昨季、豊田自動織機との入替戦に勝利して12季ぶりのトップリーグ(TL)昇格。しかし迎えたトップリーグカップでは、惜敗が続いた。 

第2節ではコカ・コーラに1点差(24-25)。第3節では1位通過のクボタに5点差(7-12)。

第4節では下位リーグの釜石シーウェイブスに14点差(14-28)で敗れた。どんな相手でも高いパフォーマンスを発揮する一貫性を手にして、初勝利をもぎ取りたい。

その一貫性をチームにもたらす中心選手の一人として注目したいのが、NO8土佐誠キャプテンだ。

関東学院大、NECと進んだ188cmのエイトマンは、英オックスフォードに留学経験もあり語学堪能。

規律が乱れた時に英語でチームを統率できる人材であり、将来日本代表を目指す中高生のお手本にもなる、現代的なスキッパーだ。

またキヤノンの強力スクラムと最前線で対峙するPR李城ヨン(金に庸)、HO安江祥光、PR成昂徳のフロントロー(FW第1列)にも注目したい。

一方、町田市境を越えて相模原市に乗り込むキヤノンは、先週に一大決戦があった。クボタとの全勝対決だ。

しかし第4節クボタ戦は6点差(21-27)で敗れた。前半20分からの20分間で、3連続トライを奪われたことが響いただろう。

プレーオフ進出を逃したキヤノンだが、CTB三友良平を中心にモチベーションを再燃させたい。 先発FWで注目したいのは今季新加入のベテラン、FL吉田光治郎だ。

元トヨタ自動車の主将であり、ブレイクダウン・ワークが激しく見応えのあるキヤノンFWを、持ち前のリーダーシップで引っ張りたい。

先発BKで否応なく注目しなければならないのはWTBホセア・サウマキだ。

第3節コカ・コーラ戦でのハットトリックは圧巻。相手FWすら吹き飛ばした。これほど図抜けた力を発揮する特別な選手は、WTBサウマキを含め、TLでもごく僅かだろう。

なお7月27日(土)に開幕するパシフィック・ネーションズカップ2019へ向けた日本代表には、キヤノンから今季新加入のSH田中史朗と、SO田村優が選出されている。

神奈川でのTL開催となった注目の「相武ダービー」。三菱重工相模原×キヤノンは、試合翌週の7月24日(水)午後1:00より、J SPORTSオンデマンド限定で配信される。

多羅正崇

多羅 正崇

スポーツジャーナリスト。法政二高-法政大学でラグビー部に所属し、大学1年時にスタンドオフとしてU19日本代表候補に選出。法政大学大学院日本文学専攻卒。「Number」「ジェイ・スポーツ」「ラグビーマガジン」等に記事を寄稿.。スポーツにおけるハラスメントゼロを目的とした一般社団法人「スポーツハラスメントZERO協会」で理事を務める。

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