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ラグビー コラム 2019年7月19日

2015年RWCのベスト4対決!ザ・ラグビーチャンピオンシップ2019 開幕節の見どころ

村上晃一ラグビーコラム by 村上 晃一
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マイケル・フーパー

ワラビーズのキャプテンを務めるマイケル・フーパー

ザ・ラグビーチャンピオンシップ2019が、7月20日(日本時間:7月21日)に開幕する。最初に行われるのは、南アフリカ代表スプリングボクス対オーストラリア代表ワラビーズ(会場:ヨハネスブルグ・エミレーツエアラインパーク)だ。

ホームのスプリングボクスは、本来のキャプテン、FLシヤ・コリシが膝の怪我で欠場。代わってLOエベン・エツベスがキャプテンを務める。世界最強HOの呼び声高いマルコム・マークス、今年のスーパーラグビーで得点王となったSOハンドレ・ポラードは出場しない。代表デビューとなるのは素早いパスワークが光るSHハーシェル・ヤンチース(167cm、75kg、23歳)、フランスのトゥールーズでプレーする大型FLラインハルト・エルスタット(198cm、116kg、27歳)。ラグビーワールドカップ(RWC)日本大会の最終メンバー入りに向けてどこまでアピールできるのか注目である。

対するワラビーズは、2018年の最終戦となったイングランド戦から大きくメンバーが変わった。スコット・シオ、アラン・アラアラトゥア、トム・ロバートソンのFW第一列はそれぞれ負傷欠場。FLマイケル・フーパーがキャプテンを務め、両PRは、86キャップのジェームズ・スリッパー、103キャップのセコペ・ケプと経験豊富な選手を並べる。100キャップのSHウィル・ゲニアはリザーブに回り、SHはイングランドのエクセター・チーフスでプレーするニック・ホワイトが先発。注目はスーパーラグビーで12トライをあげたHOフォラウ・ファインガ(ブランビーズ)、今季好調のFBトム・バンクス(ブランビーズ)だ。スーパーラグビーでの勢いを持続できるか。代表デビューとなるのは、NO8イシ・ナイサラニ(195cm、110kg、24歳)。フォース(2017)、ブランビーズ(2018)、レベルズ(2019)と渡り歩きながら、常に試合に出続ける一貫したパフォーマンスは魅力だ。

直近の5試合での対戦成績は、スプリングボクスの2勝1敗2分け。実力は拮抗している。両チームともRWCの優勝候補の一角であり、どんな試合内容になるのか興味深い。

世界ランキング1位のニュージーランド代表オールブラックスは、アウェイのブエノスアイレスに乗り込み、アルゼンチン代表プーマスと対戦する。23名中5名がノンキャップ。先発デビューは、スーパーラグビーで15トライをあげたクルセイダーズのWTBセヴ・リース(179cm、87kg、22歳)。1182人目のオールブラックスとなる。他4人はリザーブ入り。チーフスのPRアトゥ・モリ(189cm、127kg、24歳)、FLルーク・ジェイコブソン(191cm、107kg、22歳)はU20ニュージーランド代表キャプテン経験者。ハイランダーズのSOジョシュ・イオアネ(176cm、85kg、24歳)、クルセイダーズの万能BKブレンダン・エンノー(187cm、94kg、22歳)も名を連ねた。これら経験の浅い選手を、キャプテンを務めるFLサム・ケイン、HOデイン・コールズ、SHアーロン・スミス、FBベン・スミスら経験豊富な選手が引っ張る。

迎え撃つプーマスは、FLパブロ・マテーラがキャプテンを務め、スーパーラグビーで準優勝したジャガーズのメンバーが軸だが、ここにスタッド・フランセでプレーするSOニコラス・サンチェス、イングランドのサラセンズでプレーするPRファン・フィガロが加入。さらに強力なメンバーを編成してきた。サンチェスは、対オールブラックス12戦に出場し、118得点をあげており、チームをどう操るか注目である。84キャップ目となる元キャプテンのHOアグスティン・クレービー、ジャガーズのキャプテンを務めたCTBヘロニモ・デラフェンテら経験ある選手も多い。プーマスは、オールブラックスと過去28試合を行い、1分け27敗でいまだ勝利がない。しかし、レベルアップは明らかでホームでオールブラックスから史上初の勝利をあげられるか、楽しみな対戦だ。

2015年RWCのベスト4対決。日本大会を占う上で見逃せない。

文:村上 晃一

村上晃一

村上 晃一

ラグビージャーナリスト。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。現役時代のポジションは、CTB/FB。86年度、西日本学生代表として東西対抗に出場。87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者として活動。

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