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オールブラックスを体感する映像詩。ドキュメンタリー ~The REAL~【ラグビー ニュージーランド代表】オールブラックスのルーツを求めて
ラグビーレポート by 多羅 正崇なぜオールブラックスは強いのだろう。
なぜ人口450万人の島国が、ラグビーの世界ランキングで10年間にわたり1位なのだろう。
あなたはその理由を説明できるだろうか。
この番組はニュージーランドの美しい大自然と共に、オールブラックスの神秘的な強さを解き明かしてくれる。
60分間の映像詩のあとに残るものは、王国のラグビー文化や、その頂点たるオールブラックスへの憧れ、畏敬の念だ。
あなたは静かな感動を覚えながら、なるほど強いはずだと頷いてしまうに違いない。
ジェイ・スポーツで放送中の「ドキュメンタリー ~The REAL~【ラグビー ニュージーランド代表】オールブラックスのルーツを求めて」は、上質なラグビー・ドキュメンタリー番組だ。
出演者は多彩。カフェや食料品店の店員、ホテルの経営者から、リッチー・マコウの元担任まで。すなわちラグビーを愛するニュージーランド国民たちが、豊かなラグビー文化の語り部として登場する。
もちろん英雄たちの顔もある。
まずは元オールブラックス主将のショーン・フィッツパトリックだ。
番組冒頭でフィッツパトリックが訪れている場所は、ベルギーの墓地。墓石には1905年の遠征メンバーで主将を務めたギャラハーの名が刻まれている。
「他のオールブラックス主将に会うことが私の生きがいで、彼に会いに来ました」
コートの襟を立てた代表92キャップの名フッカーが言う。
ニュージーランドにあるラグビー博物館のディレクター、ステファン・バーグが登場する。『オリジナルズ』と呼ばれた1905年の遠征メンバーの偉大さを、端的に説明する。
「1905年のオールブラックスは素晴らしい活躍を見せ、大成功を収めました。35試合中33試合を英国で行い、976得点を挙げ失点はわずか59点。35戦で34勝を記録し負けたのは1度だけでした」
ドキュメンタリー ~The REAL~【ラグビー ニュージーランド代表】オールブラックスのルーツを求めて
2004年から2011年までコーチを務めた名将グラハム・ヘンリーが、オリジナルズの重要性を補足する。
「この国を世界に知らしめたのは、世界大戦とラグビーです。その始まりが1905年のチームで、国民にとって生活の一部となりました」
オリジナルズの大成功によって、国の英雄となったオールブラックス。 ラグビーはやがて国全土の奥深くまで根を張り、唯一無二の豊穣なラグビー文化が形作られていく。
番組ではそのラグビー文化を多角的に照らし出す。
名門クライストチャーチ・ボーイズ高出身の不滅の名司令塔、ダン・カーターが語る、王国の学生ラグビー。 南島の田舎町クロウで育ったリッチー・マコウが証言する、地方出身のキーウィ(ニュージーランド人)。 サモア人の両親を持つタナ・ウマンガが語る、太平洋諸島の血を引くオールブラックス。 またオールブラックスのマネージャー、ギルバート・エノカは、先住民マオリ文化の真髄と共に、2005年にお披露目された新ハカ「カパ・オ・パンゴ」の誕生秘話を明かしてくれる。
「オークランドでの控え室でのことです。『ハカは自分たちとは関係ない』と選手が言い出したのです。『すぐにハカを終わらせるべきだ』と」(エノカ オールブラックスマネージャー)
「ある者はなるべく早くハカを終わらせて、試合に臨むべきだと言っていました」(タナ・ウマンガ)
「誰のためにやるのか分からなかったんだ」(リッチー・マコウ)
無敵オールブラックスにも迷走の時期があった。驚くべき真相は、その目で確かめてみてほしい。
ジェイ・スポーツでは「ドキュメンタリー ~The REAL~【ラグビー ニュージーランド代表】オールブラックスのルーツを求めて」をJ SPORTSオンデマンドで配信中だ。
なぜオールブラックスは強いのだろう――。その答えを視覚的、論理的に理解できることはもちろん、それ以上のものを受け取ることができるだろう。
多羅 正崇
スポーツジャーナリスト。法政二高-法政大学でラグビー部に所属し、大学1年時にスタンドオフとしてU19日本代表候補に選出。法政大学大学院日本文学専攻卒。「Number」「ジェイ・スポーツ」「ラグビーマガジン」等に記事を寄稿.。スポーツにおけるハラスメントゼロを目的とした一般社団法人「スポーツハラスメントZERO協会」で理事を務める。
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