人気ランキング

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

メルマガ

お好きなジャンルのコラムや
ニュース、番組情報をお届け!

メルマガ一覧へ

コラム&ブログ一覧

ラグビー コラム 2019年7月17日

カップ戦の1位通過は? 大阪では熱戦必至のNTTダービー。トップリーグカップ2019

ラグビーレポート by 多羅 正崇
  • Line
NTTドコモ vs. NTTコム

◆NTTドコモ×NTTコム
◆トップリーグカップ2019プール戦第5節/7月19日(金)/万博記念競技場(大阪)
◆プールBの1位通過に絡む「NTTダービー」が大阪で開催。

「トップリーグカップ2019」のプール戦は第5節(最終節)に入り、大阪ではプールB所属のNTTドコモ(2勝2敗)とNTTコム(3勝1敗)による「NTTダービー」が行われる。

まずは各プールの首位争いを確認しておこう。

プールAは7月19日(金)に全勝対決がある。1位サントリー(勝点20)と、2位パナソニック(勝点19)だ。この大一番の勝者が、8月4日開幕の4強トーナメント(プレーオフ)に駒を進める。

プールBの首位争いは、4戦全勝の1位東芝(勝点18)、2位NTTコム(勝点15)に絞られている。

プールCでは、クボタ(勝点23)がプレーオフ一番乗りを決めている。2位キヤノンとの勝点差は「7」であり、1試合の最大勝点である「5」を重ねても逆転は不可能となった。

プールDは3チームにチャンスがある。4戦全勝の1位神戸製鋼(勝点18)、ともに1敗の2位近鉄(勝点14)、3位NEC(勝点14)がせめぎ合う。

今週金曜に大阪で行われるNTTダービーだが、2勝2敗のNTTドコモは勝点10で、プレーオフ進出の可能性はない。プール戦は開幕2連勝から2連敗を喫した。

しかしチームにとっては年内最終戦。9月20日にはワールドカップ日本大会が開幕。新シーズンは2020年1月にスタートする。

マイケル・ブリューワーHC(ヘッドコーチ)は、チームはカップ戦後に「9月8日まで休暇を取る予定」と語った。約2か月間のオフに入るわけだ。

つまり選手にとっては、今週末が春シーズンの集大成。しかもNTTコムとのダービーマッチであり、試合の強度はおのずと高くなるだろう。

選手は2人のモンスターブーツに注目したい。SOマーティー・バンクスと、FB/SOリアン・フィルヨーンだ。

南アフリカ出身のFBフィルヨーンはスーパーラグビー(SR)のサンウルブズ(日本)でも活躍したロングキッカー。

第3節ヤマハ発動機戦(12-36)の前半30分に途中交替しており心配だが、キックゲームでは大きな存在感を発揮する。

ロシアやイタリアでのプレー経験がある変わり種、身長191cmのSOバンクスは、故郷ニュージーランドでカルト的な人気を誇る。

人気の理由はユニークなキャラクター、選手キャリアのこともあるが、自陣22mから敵陣22mまで切り返す長距離砲が魅力だ。

ハイランダーズの一員だった2015年のSRファイナルでは、ドロップゴールを決めるなどしてチームの初優勝に貢献。キックスキルは多彩だ。

一方、大阪に乗り込むNTTコムには1位通過の可能性が残されている。1位東芝と九州電力の結果次第だが、まずは必勝態勢でプール最終戦に臨むだろう。

第4節では、ヤマハ発動機にスクラムで互角以上の戦いを披露し、31-19で3勝目を挙げた。粘り強いディフェンスも光った。

注目選手では、パナソニックから今季移籍したWTB山田章仁が、チーム初先発となった第2節宗像サニックス戦でハットトリックを決めている。

舞台は故郷・北九州のミクニワールドスタジアム北九州であり、同スタジアムでの記念すべき初トライも、地元・小倉高校出身の山田だった。千両役者ぶりは相変わらずだ。

右肩上がりの注目株は、7人制日本代表を経験した元釜石シーウェイブスのトロケマイケル。本職のセンターだけでなくウイングとしても力強く、ヤマハ発動機戦ではアタック、ディフェンスで強さを見せた。

FWではHO三浦嶺がスクラムの柱だが、ルーキーのHO山口達也(立命大)は人に強く、途中出場から頼もしいプレーを続けている。

バックスにはSO小倉順平、CTB石橋拓也、WTB石井魁など日本代表キャップを持つタレントが揃い、ユーティリティ性のあるブラッキン・カラウリアヘンリーもおり、層の厚みが増している。

両軍のタレントも楽しみなNTTダービー。強度の高い好ゲームが期待されるNTTドコモ×NTTコムは、7月24日(水)午後4:00より、J SPORTSオンデマンド限定で配信される。

文:多羅 正崇

多羅正崇

多羅 正崇

スポーツジャーナリスト。法政二高-法政大学でラグビー部に所属し、大学1年時にスタンドオフとしてU19日本代表候補に選出。法政大学大学院日本文学専攻卒。「Number」「ジェイ・スポーツ」「ラグビーマガジン」等に記事を寄稿.。スポーツにおけるハラスメントゼロを目的とした一般社団法人「スポーツハラスメントZERO協会」で理事を務める。

  • Line

関連タグ

あわせて読みたい

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

ジャンル一覧

J SPORTSで
ラグビーを応援しよう!

ラグビーの放送・配信ページへ