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ラグビー コラム 2019年7月4日

3連勝を目指す神戸製鋼、ヘイデン・パーカーが初先発。トップリーグカップ

ラグビーレポート by 斉藤 健仁
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6月22日に開幕したトップリーグカップ。トップリー16チームとトップチャレンジ8チームの24チームが4プールに分かれて総当たり戦を行い、最終的に順位決定戦に臨む。つまり、予選プールで1位にならないと優勝することはできない。

7月2日(金)、東京・秩父宮ラグビー場で、プールD(神戸製鋼、リコー、NEC、豊田自動織機、近鉄、マツダ)注目の一戦、昨年度トップリーグ8位のリコーブラックラムズと、昨年度覇者の神戸製鋼コベルコスティーラーズの強豪同士が対戦する。

神戸製鋼は開幕戦でトップチャレンジの近鉄ライナーズに22-14と苦戦したが、前節は、昨季トップリーグから降格した豊田自動織機に38-12で快勝し、連勝スタートとなった。

トップリーグカップからワールドカップを目指す、SH(スクラムハーフ)日和佐篤がゲームキャプテンを務め、アンドリュー・エリスのケガで急遽先発したSO(スタンドオフ)清水晶大のハーフ団が引っ張り、連勝に導いた。

帝京大出身のルーキー、NO8(ナンバーエイト)ブロディ・マクカランは2節、先発で活躍した。

一方のリコーはキャプテンCTB(センター)濱野大輔、SO堀米航平、大東文化大出身のルーキーFL(フランカー)湯川純平らの活躍もあり豊田自動織機との開幕戦を36-14で快勝。

だが、前節はNECと接戦を演じたものの、DG(ドロップゴール)を決められず5-7で悔しい敗戦。今後を考えれば、ホームで神戸製鋼に何としても勝ちたいところだ。

まず、神戸製鋼のメンバーを見てみよう。サンウルブズでも活躍した〝ゴールデンブーツ〟SOヘイデン・パーカーが初先発。

開幕節にケガのため試合に出られなかった、元オールブラックスのSH(スクラムハーフ)アンドリュー・エリスとハーフ団を組む。

FWの第1列にはPR(プロップ)山崎基生、渡邉隆之、HO(フッカー)有田隆平というスクラムに定評のある強力な3人を揃えた。

他には流通経済大学出身のルーキーFLタウムア・ナエアタ、同じくルーキーのNO8マクカラン、さらに新戦力のCTBコンビであるチャーリー・ローレンス、ナイジェル・アーウォンも先発する。

前節までゲームキャプテンを務めたSH日和佐篤、豊田自動織機から移籍してきたベテランPR平原大敬は控えに入った。

連敗は何としても避けたいリコーも主力メンバーが揃った。ワールドカップ出場の可能性を残すFL松橋周平がゲームキャプテン。

その他のバックファイブは、キャプテン経験のあるLO(ロック)馬渕武史、ロトアヘアポヒヴァ大和、FLブロードハーストマイケル、NO8ボークコリン雷神とベテランの仕事人を揃えた。

神戸製鋼の強力なパックに対抗するためには、2年目のPR西和磨、柴田和宏、HO芳野寛の3人、そして控えメンバーも含めて奮闘は欠かせない。

SOには、スーパーラグビー経験も豊富なロビー・ロビンソン、CTBには日本代表キャップも持つロトアヘアアマナキ大洋

さらにWTBには大東文化大ではNO8でならしたルーキー、アマト・ファカタヴァを、さらにFBには新戦力のキーガン・ファリアを起用した。

昨年度はリーグ総合順位決定トーナメント1回戦で、神戸製鋼が7トライを重ねて63-27で勝利したように、セットプレーも強く、得点力もある神戸製鋼有利と予想される。ただ、リコーも新戦力も含めて強力な布陣を組んできた。

小雨が予想される中、スクラム、ラインアウトが鍵を握ることは明白だ。神戸製鋼としてはSOパーカーの得点力は大きな武器となる。

また、リコーとしては敵陣で戦いつつ、強力なFW陣を前面に出して接戦に持ち込むには、SOロビンソンのゲームコントロールが鍵を握ることになろう。

昨年度リーグ戦優勝の神戸製鋼と、ベスト8のリコーの激突は、7月5日(金)午後7:30から東京・秩父宮ラグビー場でキックオフされる。なお、この試合は、J SPORTSオンデマンドでLIVE配信される。

文:斉藤健仁

斉藤健仁

斉藤 健仁

スポーツライター。1975年生まれ、千葉県柏市育ち。ラグビーと欧州サッカーを中心に取材・執筆。エディー・ジャパン全試合を現地で取材!ラグビー専門WEBマガジン「Rugby Japan 365」「高校生スポーツ」の記者も務める。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。「エディー・ジョーンズ 4年間の軌跡」(ベースボール・マガジン社)、「ラグビー日本代表1301日間の回顧録」(カンゼン)など著書多数。≫Twitterアカウント

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