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▼スーパーラグビー2019/プレーオフ準々決勝「ジャガーズ×チーフス」
▼6月22日/エスタディオ・ホセ・アマルフィターニ(アルゼンチン・ブエノスアイレス)
▼2年連続プレーオフ進出のジャガーズが初の準決勝進出!復調チーフスはアウェーで散る。
アルゼンチン代表候補で構成されるジャガーズ(アルゼンチン)が、さらなる躍進を遂げた。
スーパーラグビー(SR)2019は8強によるプレーオフ(PO)準々決勝4試合を行い、6月22日のブエノスアイレスでは、地元ジャガーズがチーフス(ニュージーランド=NZ)を迎え撃った。
ジャガーズは昨季も快挙を遂げた。マリオ・レデスマ前HC(ヘッドコーチ)のもと、9勝を挙げてチーム史上初めてPOに進出したのだ。
今季の指揮官は1999年のワールドカップ得点王で、フランス国内1部「TOP14」でコーチキャリアを積んできたゴンサロ・ケサダHC。
リーグ参入の2016年から4季培ってきた経験値、連携の成熟といった土台もあっただろう。2019年のジャガーズは、レギュラーシーズン11勝5敗(総勝点51)で、なんと南アフリカ・カンファレンスで初めてのPO1位通過。
全員がアルゼンチン代表候補という構成で、参入4年目にして優勝争いのできるチームとなった。
カンファレンスを1位通過したことで、今季は初めて準々決勝のホーム開催権を獲得。2018年は敵地・南アフリカでライオンズに23-40で敗れており、今年はアルゼンチン国民と共に快挙を味わう絶好機だった。
一方のチーフスは苦難のシーズン。
今季はまさかの開幕4連敗スタート。当時好調だったサンウルブズ(日本)にもホームで敗戦(15-30)した。
ただそこは王国NZの伝統チームだ。第6節ブルズ戦(南アフリカ)で今季初勝利を挙げると、なんとか持ち直してシーズン7勝2分7敗(総勝点36)。
2012年から8季連続のPO進出を勝ち取った。
ファンへ勝利を見せたいジャガーズは、52-10で勝利した前節サンウルブズ戦から、先発を12人変更(FW7人、BK5人)。
前節からの出場は3人。代表主力のLOグイド ペティ・パガディザバル、攻防に馬力のあるCTBマティアス・オランド、スピードスターのWTBセバスティアン・カンセジエレだ。
チーフスも首の怪我から復帰のFLサム・ケイン、LOブロディー・レタリックらのNZ代表をスターターに並べ、2季ぶりの準決勝進出を狙った。
なお、今季よりチーフスに加入し、日本代表の宮崎合宿メンバーに入っているアタアタ・モエアキオラ(神戸製鋼)はメンバー外となった。
準々決勝 ジャガーズ vs. チーフス ハイライト
ジャガーズは大声援の充満するエスタディオ・ホセ・アマルフィターニで、開始1分にFLパブロ・マテーラがいきなり先制トライ。敵陣で乱れた相手パスを確保し、怒濤の攻めでなだれ込んだ。
前半22分にもPG(ペナルティゴール)を追加し、8点を先制する展開となった。
一方のチーフスはハンドリングエラーが多発。防戦一方だったが、前半27分。SHブラッド・ウェバーの突破を足場にトライを奪うと、スクラム戦でのPK(ペナルティキック)奪取から、ショット成功で逆転。2点リード(8-10)として、後半へ向かった。
ジャガーズは後半1分にハンドの反則。現役時代はチーフスでプレーしたグレン・ジャクソン レフェリーの笛に、大イーイングが起きるという立ち上がり。
すると次第にジャガーズの反則が増え、チーフスは後半4、8分に連続PG成功。リードを8点(8-16)に広げた。
負けられないジャガーズはこの日ゲインを重ねたエリア大外で、後半12分にWTBマティアス・モローニがトライ。
すると今度は一転、チーフスに反則が多発。ジャガーズはさらに2PG(後半25、30分)を加えて逆転に成功した。21-16
残り10分、逆転に懸けるチーフス。会場はジャガーズの好タックルのたびに大歓声が起きた。
異様な熱気のなか、残り時間わずか。
ジャガーズは敵陣ゴール前で時間を稼ぎながらフォワード勝負。しかしここで痛恨の反則(ハンド)を犯し、一転チーフスが逆襲。
ところが疲労の明らかなチーフスは、ランナーたちのキャリーが脅威にならない。
最後はWTBオランドがボールハントを試み、FLマテーラがサポートして、チーフスに反則(ノット・リリース・ザ・ボール)の笛。勝敗は21-16のまま決し、ジャガーズベンチで選手・スタッフが歓喜した。
チーム史上初の準決勝進出を成し遂げたジャガーズ。
果たして快進撃は続くのか。6月29日(土)の準決勝は、シャークス(南アフリカ)を38-18で撃破したブランビーズ(オーストラリア)と対戦。舞台はふたたび地元ブエノスアイレスだ。
準決勝もう1試合は、3連覇を狙う王者クルセイダーズ×ハリケーンズ。NZ勢同士の超ハイレベルな戦いが、NZクライストチャーチで繰り広げられる。
スーパーラグビー2019プレーオフ準々決勝(結果)
・クルセイダーズ○38-14●ハイランダーズ
・ジャガーズ○21-16チーフス
・ハリケーンズ○35-28●ブルズ
・ブランビーズ○38-13●シャーク
文:多羅 正崇
多羅 正崇
1980年2月1日生まれ、神奈川県出身。法政大学第二高校、法政大学でラグビー部に所属し、大学1年時にスタンドオフとしてU19日本代表候補に選出。法政大学大学院日本文学専攻修了。スポーツジャーナリストとして『ラグビーマガジン』『Number』『J SPORTS』などに寄稿する傍ら、ユーモアコラムの執筆も行なっている。スポーツにおけるハラスメント防止を目的とした一般社団法人「スポーツハラスメントZERO協会」理事。共著に『子どもがラグビーを始めたら読む本』(ベースボール・マガジン社)がある
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