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ラグビー コラム 2019年6月14日

大東文化、慶應義塾に競り負け4連敗、最終戦を勝利で飾りたい。ラグビー関東大学春季大会

ラグビーレポート by スポーツ大東編集部
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春季大会初戦の東海大学、続く帝京大学、早稲田大学に敗れ、3連敗中であった大東文化大学。対する慶應義塾大学も同じく3連敗で、『勝ち』をお互いに取りに来た試合。

大東文化はSH(スクラムハーフ)に溝渕篤司(3年=京都府立桂)が、WTB(ウイング)に園田拓巳(4年=輝翔館中等教育)、FB(フルバック)には鎌田進太郎(2年=石見智翠館)が、この試合ではスターティングメンバーに入った。

明早戦は序盤から動き出した。前半2分、左CTB(センター)齊藤大朗(商3=桐蔭学園)がラインブレークを見せる。

その後、フェーズを重ねSO(スタンドオフ)花村海斗(法3=名古屋)からパスを受けた左LO(ロック)片倉康瑛(法3=明大中野)が、ノーホイッスルトライを決めた。

あまりにも早すぎる失点に、「行こう、という気持ちではいたが、あれだけやられると…。そのあとに、みんな切り替えができていれば」と、PR小泉友一朗(4年=御所実業)はうつむきながら振り返る。

その後の攻撃で、大東文化はパスを回しながら敵陣まで攻め上がり、ライン際を走るWTB長谷川昇(2年=バーカーカレッジ)にボールをつなげたが、その長谷川がパスを出した先に味方はいなかった。

チャンスをものにできず、逆にペナルティを取られてしまう。さらに8分と、13分には自陣深くでモールを押し込まれトライを許す。これも大東文化のペナルティからの失点であった。

写真:モールを押し込まれトライを許した

しかし、15点ビハインドで迎えた前半30分。長谷川が、早稲田戦でも見せた力強いランで次々にラインブレイクし、敵陣22mライン付近まで一気に攻め込む。

そしてパスを回しつつ前進、トライまで残り数mのところでペナルティを獲得した。そのマイボールスクラムから出たボールを、主将でNO8(ナンバーエイト)の佐々木剛(4年=八戸西)がグラウンディング。

SO(スタンドオフ)の高本海斗(3年=大阪桐蔭)のキックも決まり、7-15とする。

写真:佐々木のトライ

大東文化としてはここから追い上げたいところであったが、逆に慶應義塾に1トライを追加され、7-22で前半を終える。

そこからスコアが動いたのは、後半に入って21分。長く続いたスクラムの攻防から、2つ目となるトライを挙げた佐々木だが、その顔に笑みは無かった。

その後、慶應義塾に立て続けに3トライを許し、12-43で試合終了。接点での攻防で引けを取り、自らのミスでチャンスを逃すプレーも多く、敗戦につながってしまった。

トライまではつなげられなかったものの、持ち味の持久力で味方のサポートに徹した溝渕は、次戦に向け「絶対に負けられない相手。何としてでも1勝をつかみたい。自分が持てる力をすべて出していく」と、意気込んだ。

昨年度は強力なFW(フォワード)を武器に、リーグ戦では2位、選手権では天理大学に敗れるもベスト8まで進んだ大東文化。

新体制となった春季大会では戦力の低下も懸念されたが、PR藤井大喜(4年=黒沢尻工業)や、FL(フランカー)服部鋼亮(4年=中部大春日丘)らを中心に、強さを取り戻しつつある。

特にこの試合のスクラムでは優位に立ち、「勝ってるなという印象はあった」(小泉)と自信になるプレーもあった。

BK(バックス)では、今試合でも力強いランを見せた長谷川、足の速さを生かしたプレーで、東日本大学セブンズでトライを挙げ、春季大会でも結果を残しているWTB松田武蔵(1年=ロトルアボーイズ)。

突破力に加えテクニックも兼ね備えるCTB星野大紀(4年=中部大春日丘)など、さらに磨きをかければ相手にとっては確実に脅威となるであろうプレーヤーも頭角を現しつつある。

最終戦の対戦相手である流通経済大学は、春季大会ではFWとBKともに強力さを見せつけている。大東文化としても一体となって迎え撃ち、秋のリーグ戦を良い形で迎えられるような結果を残したい。

大東文化大学vs.流通経済大学は、6月16日(日)午後4:00から、J SPORTSオンデマンドで配信される。

文/写真:馬場修平(スポーツ大東)

スポーツ大東編集部

スポーツ大東編集部

1967年創刊。大東文化大学体育連合会所属。ラグビー部や陸上競技部、テコンドー部など国内外で活躍する「大東スポーツ」を、年4回の新聞発行やブログ、Twitterで学生たち自ら情報を発信する。現在活動している部員数は14名。随時部員募集中。
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