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ラグビー コラム 2019年5月30日

帝京、東海大学に今季初黒星。今週末は昨季全敗の明治大学と成田で対戦。ラグビー関東大学春季大会

ラグビーレポート by 帝京スポーツ新聞部
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試合に敗れ悔しさを表す帝京大

5月26日、風が抜けない甲府盆地に位置する山梨中銀スタジアム。この日は「UTY山梨招待ラグビー」と位置づけられ、帝京大学vs.東海大学戦の他にも、トップチャレンジの試合やラグビー教室なども行われていた。

関東大学春季大会の第4戦目を迎え、ここまで無敗の帝京大は同じく無敗の東海大との対戦。このゲームに勝利すると2年ぶりの優勝に大きく近づく。

王座奪還を目指す帝京大にとって重要なゲームで、気温30度を超える猛暑日の中、選手たちは80分、戦い続けた。

校歌斉唱をし、気合い充分の帝京大。帝京大のキックオフで試合が始まった。だが、いきなり先制を許した。

帝京大のペナルティが2本連続で続き、ゴール前5mの位置まで東海大に前進される。ラインアウトからモールを組まれ、トライを奪われた。

しかし、帝京大は23分、SO(スタンドオフ)北村将大(3年=御所実)が「しっかり前を見てプレーすることを意識した」と相手選手をパスフェイントでひっかけ、抜け出すと2対1の状況が作られた。

落ち着いてHO(フッカー)李承爀(3年=大阪朝鮮)がパスを受け、トライ。FB(フルバック)奥村翔(3年=伏見工)のゴールも決まり同点に追いついた。

ウォーターブレイクを挟み30分、スクラムから素早く供給されたボールがCTB(センター)岡村晃司(3年=御所実)へと渡り、強烈なハンドオフで相手選手を弾き倒した。そのままインゴールへと持ち込み、トライをあげる。

34分にはFL(フランカー)安田司(3年=常翔学園)がラインアウトから抜け出し、相手選手に思いっきりヒットし相手をはじき飛ばし、インゴールに持ち込んだ。前半に両チームさらに1つずつトライを追加し、26-12でハーフタイムを迎えた。

ゲームキャプテンの務めた北村

後半、帝京大はノートライだった。前半見せた攻撃を東海大に防がれていた。東海大が後半の40分間を支配。まずは27分、帝京大が東海大にトライを献上。38分にさらに東海大がもう1本。

そしてノーサイド間際、逆転のトライを奪われた。結果は26-31と逆転負け。優勝から1歩遠のいた。

試合後、教育実習中の末拓実(4年=長崎北陽台)からゲームキャプテンを引き継いでいる北村は「(ゲームキャプテンを引き継いで)今日が2試合目。前回の試合(慶應義塾大戦)で反省点としてあがったコミュニケーションが取れてなかった」と反省。

最後の最後に逆転されたことについては、「細かいスキルやフィジカルがまだ足りていない。自分たちでミスをした結果」と振り返った。

さらに、試合後のロッカールームでは岩出雅之監督から「自分たちがこの負けをどう活かすのか、どう(今後に)繋げるのか」と今後の成長に期待をされた。

そして次戦の春季大会、最終戦は早稲田大学戦だ。早稲田大はCTB中野将伍(3年=東筑)など縦に強い選手がいる。その中でいかに相手の前進を食い止めるかなどに注目だ。

また、早稲田大戦の2週間前には千葉・成田で昨年敗れた明治大学との試合も控えている。春はグループが違うため、公式戦での対戦とはならないが、昨年春夏秋と全て敗れた相手を前にどのような試合をするのかにも注目してほしい。

昨年度果たすことができなかった春季大会優勝の可能性を残す中、明治大とも試合をすることが決まっている。

帝京大の最終目的である「大学選手権優勝」に向け、春シーズンの最後のゲームを勝利で締めくくり、いい流れで秋を迎える準備をしたい。

文/写真:太田和樹(帝京スポーツ新聞部)

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帝京スポーツ新聞部

1996年創刊。帝京大学体育局所属の公認クラブにして唯一の学生新聞。ラグビー部をはじめ、柔道部、空手部、野球部など帝京大体育局の情報を年4回の発行で熱く伝える。現在部員13名で活動。 Twitter @teikyo_sports

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