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ラグビー コラム 2019年5月10日

早稲田、『荒ぶる』に向け初戦は東海と対戦。ラグビー関東大学春季大会

ラグビーレポート by 早稲田スポーツ新聞会
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昨季は8年ぶり、関東大学対抗戦で帝京大学と同率優勝、5年ぶりに全国大学選手権準決勝進出したものの、宿敵・明治大学に4点差で敗北。目標である『荒ぶる』には届かず、選手たちは涙を流した。

そんな悔しさを胸に新体制が始動。主将には1年時の対抗戦初戦から全試合で出場しているSH(スクラムハーフ)齋藤直人(スポ4=神奈川・桐蔭学園)。副将にFL(フランカー)幸重天(文構4=大分舞鶴)がそれぞれ任命された。

チームスローガンを『For One』と設定。届かなかった日本一に向け、チームが1つになって挑むなどいろいろな思いが、このスローガンには込められている。齋藤主将は「本当の意味で競争し合ってまとまるチーム」を目指して歩んでいく。

先述した通り、早稲田大学は対抗戦で同率1位。大学選手権では2位扱いで挑んだ。そのため、関東大学春季大会では昨年とは違い、Aグループでの戦いとなる。そのため、タフなゲームが続くだろう。そんな早大には現在どのような戦力がそろっているか。

今季、早大には昨年よりもさらに多くの選手が残る。大学選手権の明大戦でスタメンであった選手12名が下級生であった。BK(バックス)陣はタレント揃いだ。HB(ハーフバック)団にはどちらも1年時からAチームでの出場経験がある、

主将の齋藤とSO(スタンドオフ)岸岡智樹(教4=大阪・東海大仰星)のコンビは大学屈指。今年の3月にはジュニア・ジャパンにも再び選出され、さらに円熟度は増した。

早稲田大学 長田智希

世代別の日本代表に選出され、経験を積んだ長田

ボールを大きく動かしながら、個人が考えて判断していくラグビーを行う早大にとって2人の果たす役割は大きい。そんな中で注目の選手はCTB(センター)長田智希(スポ2=大阪・東海大仰星)だろう。

昨季は対抗戦の開幕戦で高校時代のポジションではなく、WTB(ウィング)で出場。その試合でけがを負うものの、シーズン中盤以降に復帰し、安定感のあるプレーを披露した。

また、ジュニア・ジャパン、U20日本代表にも選ばれ、成長著しい。どちらのポジションでの起用になるか。

FW陣では副将である幸重を始め、FL柴田徹(社4=神奈川・桐蔭学園)や、昨年度はLO(ロック)での出場機会が多かった下川甲嗣(スポ3=福岡・修猷館)、NO8(ナンバーエイト)丸尾崇真(文構3=東京・早実)ら、チームのために献身的にプレーすることができる選手が多いことも特徴の1つだ。

昨年はフロントローに4年生が多く在籍していた。セットプレーの安定を図るにはフロントローの活躍は不可欠。

高校日本代表に選出された経験を持つPR(プロップ)久保優(スポ3=福岡・筑紫)、U20日本代表に選出されたPR小林賢太(スポ2=東福岡)を始め、どの選手が台頭してくるか注目だ。

久保は定位置奪取となるか

一方のラインアウトに関して相良南海夫監督(平4政経卒=東京・早大学院)は「背が高く、大きい相手にどのようにマイボールを獲得するか」と昨年度の課題を語った。

今季は昨年度に比べ、行うラグビーのスタイルに大きな変更点はない。スローガン『Moving』の元で意識できたことをベースとしてチーム作りを進めていく。

相良監督は「チームのスタンダードを上げていきたい」と方針の一部を示した。そのため、春シーズンは例年以上に選手たちそれぞれにとって重要な時期となるだろう。

齋藤主将も「勝つという姿勢の部分は絶対に忘れずに春シーズンを過ごしたい」と意気込みは十分だ。春季大会の初戦は強力なFWを擁する東海大学。昨年は菅平で行われた夏合宿で対戦があり、21-28で逆転負けを喫している。

早大は今月2日に行われた摂南大学戦では、セットプレーで全てのボールを獲得に成功。東海大戦では、より高いレベルでセットプレーを安定させることができるか。春季大会初戦からFW陣の真価が問われる試合になるだろう。

11年ぶりの『荒ぶる』に向けて早大挑戦の1歩が始まる。

早稲田大学と東海大学の試合は、5月12日(日)午後0:55かた、J SPORTSオンデマンドでLIVE配信される。

記事:小田真史/写真:元田蒼氏(早稲田スポーツ新聞会)

早稲田スポーツ新聞会

早稲田スポーツ新聞会

1959(昭和34)年創刊。人気の野球、ラグビーを中心に早大体育会44部をくまなく取材し、年12回の新聞発行およびWebやSNSによる情報発信を行う。現在部員170名で活動。»早スポHP»Twitter»Facebook

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