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ラグビー コラム 2019年4月18日

東海大卒のモエアキオラが先発。上位浮上を狙うチーフスとライオンズが対戦

ラグビーレポート by 斉藤 健仁
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2月に開幕したスーパーラグビーも中盤に差し掛かり、4月19日~20日に第10節を迎える。19日(金)は、ニュージーランドの強豪のひとつであるチーフスが、2年連続準優勝の「南アフリカの雄」ライオンズを迎える。

ホームのチーフスは、第3節にホームでサンウルブズに15-34で敗戦するなど開幕から4連敗を喫し、一時は全体で最下位に沈んだが、6節からは3連勝し、3勝4敗1分(総勝ち点16)で現在カンファレンス4位、全体で11位と順位を上げてきた。

まだ厳しい状況には変わりないが、プレーオフ進出を狙い、調子は上向きと言えよう。

一方、2年連続準優勝のライオンズは、第2節でストーマーズ、第3節でブルズと南アフリカのライバルに連敗し、さらに第8節でシャークスに5-42と大敗。

続く第9節でもブランビーズに黒星を喫するなど、ここ数年の強さが影を潜めてしまっている。現在、4勝4敗(総勝ち点18)で、まさかの南アフリカカンファレンスで最下位に甘んじている。

まずは、何としてもホームで勝ちたいチーフスからメンバーを見てみたい。前節のブルーズ戦から5人の先発を入れ替えた。

FW(フォワード)はキャプテンのLO(ロック)ブロディー・リタリックが手を負傷し、前節は5番でプレーしたタイラー・アードロンが4番に。

5番にはミッチェル・ブラウンが入った。HO(フッカー)はニュージーランド代表のネイサン・ハリスに代わり、リアム・ポルワートが今季初めて先発する。

BK(バックス)は膝前十字靭帯を断裂し、ワールドカップが絶望的になってしまったオールブラックスのFB(フルバック)ダミアン・マッケンジーに替わって、ジャック・デブレツェニが15番をつける。

左WTB(ウィング)には前節負傷したソロモン・アライマロに代わって、前節、途中出場ながらトライを挙げた日本代表アタアタ・モエアキオラが先発し、CTB(センター)にはトゥムア・マヌがベンチに、アレックス・ナンキヴェルがスターターを務める。

そして、チーフスで65キャップ目を迎えるSH(スクラムハーフ)ブラッド・ウェバーがこの試合のゲームキャプテンを任されることになった。

チーフスのアシスタントコーチのタビ・マットソンは「リタリックとハリスのケガは軽傷ではないが、そこまで深刻ではない。イースターの休養の意味も含めて慎重にいきたい」と語った。

FWのセットプレーでプレッシャーをかけて、決定力のあるBKでトライを重ねて、調子の良くないライオンズにしっかり勝利したいところだ。

一方、アウェイで勝利して復調の兆しを見せたいライオンズは、9人の先発メンバーを交代するという荒治療に出た。

NO8(ナンバーエイト)には7週間ぶりに戦列復帰したキャプテンのワーレン・ホワイトリーが先発で復帰する。

第1列は総入れ替えをして、南アフリカ代表HO(フッカー)マルコム・マークスをベンチに下げて、ロビー・クッツェーが先発する。

両PR(プロップ)はスティ・シトール、カール・サディが入る。FL(フランカー)にはヤマハ発動機でプレーも記憶に新しいクワッガ・スミスが先発する。

ハーフ団もロス・クロニエとジャンニ・ロンバードがコンビを組み、ニック・グルームとエルトン・ヤンチースはリザーブにまわった。

9人の先発メンバーが交替したことが吉と出るのか凶とでるか。いずれにせよ、FWとBKでボールを大きく展開するアタッキングラグビーで攻め勝ちたいところだ。

ライオンズは前回の対戦では、2016年にホームでチーフスと対戦し、36-32で勝利しているが、それまではライオンズはチーフスに対して5連敗している。逆に、チーフスにとってライオンズは分のいい相手と言えよう。

開幕から決して調子のいいとは言えないチーフスもライオンズともに、プレーオフ進出を考慮すれば、中盤で白星を重ねてそれぞれのカンファレンスで上位に進出しておきたいところだ。

また、日本のラグビーファンとしては、首のケガから前節復帰し、3月15日の5節以来の先発となったチーフスのWTBアタアタのパワフルなランにも期待したい。

ニュージーランドと南アフリカの強豪対決は4月19日(金)、チーフスの地元ワイカトのFMGスタジアムでキックオフ。午後4:25からJ SPORTS 4で生中継、J SPORTSオンデマンドでLIVE配信される。

斉藤健仁

斉藤 健仁

スポーツライター。1975年生まれ、千葉県柏市育ち。ラグビーと欧州サッカーを中心に取材・執筆。エディー・ジャパン全試合を現地で取材!ラグビー専門WEBマガジン「Rugby Japan 365」「高校生スポーツ」の記者も務める。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。「エディー・ジョーンズ 4年間の軌跡」(ベースボール・マガジン社)、「ラグビー日本代表1301日間の回顧録」(カンゼン)など著書多数。≫Twitterアカウント

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