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ラグビー コラム 2019年3月29日

惜敗した第2節のリベンジなるか!?サンウルブズ vs. ワラターズ ピックアッププレイヤー

村上晃一ラグビーコラム by 村上 晃一
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3月29日、スーパーラグビー2019第7節が始まる。サンウルブズは、オーストラリアのニューサウスウェールズ州ニューカッスルで、ワラターズと対戦する。ワラターズとは、2月23日にも対戦し、30-31で惜敗。今度こそ勝ちきりたい。脳震とうの影響で休んでいたPRパウリアシ・マヌ(185cm、123kg、31歳)が先発復帰。第5節ではレッズに逆転負けを喫したが、マヌの負傷退場が痛かった。強力なスクラム、パワフルなタックル、ボールキャリーでチームに活力を与えてくれるだろう。今節の注目選手の一人だ。

キャプテンは前節に続いてFLダン・プライアー(191cm、103kg、30歳)。怪我で戦列を離れていたSH茂野海人も先発復帰し、リザーブのPR浅原拓真、LOマーク・アボット、FLカラ・プライアーは、出場すればサンウルブズデビューとなる。第6節のチーム・オブ・ザ・ウィーク(週間ベスト15)に選出されたNO8ラーボニ・ウォーレンボスアヤコ(190cm、108kg、23歳)は突破力が際立っている。ボールを持って突進する「ボールキャリー」も、ここまで65回で全体の2位。前節は2トライをあげ、3度、クリーンにディフェンスを破った。マヌと並ぶ注目選手である。同じく週間ベスト15に選出されたSOヘイデン・パーカー(175cm、82kg、28歳)は今季22度のプレースキックの機会でまだ一度も外していない。連続成功をどこまで続けるのだろうか。

ラーボニ・ウォーレンボスアヤコ

第6節のチーム・オブ・ザ・ウィーク(週間ベスト15)に選出されたラーボニ・ウォーレンボスアヤコ

対するワラターズは、オーストラリアカンファレンスの首位。前節、王者クルセイダーズを破って勢いがある。第2節の対戦時は出場していたSOバーナード・フォーリー、NO8ジャック・デンプシー、CTBアダム・アシュリークーパーらは、ラグビーワールドカップ(RWC)のオーストラリア代表候補でもあり、コンディショニングのため今回は出場しない。しかし、クルセイダーズ戦でも大活躍のFBイズラエル・フォラウ、CTBカートリー・ビールほか、オーストラリア代表経験者が並ぶ豪華なメンバー編成だ。

多くの選手が、9月に開幕するRWC日本大会の候補だが、第2節では出ていなかったSHニック・フィップス(180cm、87kg、30歳)はサンウルブズにとって要注意の選手。オーストラリア代表71キャップを誇るベテランで、巧みなパスワークでチームを操る。スーパーラグビーはレベルズでそのキャリアをスタートさせたが、2014年からワラターズに加わって主力として活躍し、スーパーラグビー出場は100試合を超える。

キャプテンのFLマイケル・フーパー(182cm、101kg、27歳)は日本でも憧れる選手が多い世界屈指のオープンサイドFLであり、いまさら注目選手にあげるまでもないが、今季も一貫して高いレベルのプレーを続けている。ここまで5試合(ワラターズは第3節は休み)にフル出場し、リーグ1位の83回のタックルを決めている。また、前節のクルセイダーズ戦では22タックルを決め、失敗は1本しかなく、成功率96%だった。攻撃面でも9回のボールキャリーで、3度ディフェンスを突破している。

フィップスとフーパ―が快適にプレーするようであれば、サンウルブズは苦しくなる。彼らの仕事を奪うくらいに主導権を握って攻めてもらいたい。

村上晃一

村上 晃一

ラグビージャーナリスト。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。現役時代のポジションは、CTB/FB。86年度、西日本学生代表として東西対抗に出場。87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者として活動。

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