人気ランキング
コラム一覧
ニュージーランド(NZ)ツアーから帰国したサンウルブズは、3月16日、秩父宮ラグビー場で、オーストラリアカンファレンスのレッズを迎え撃つ。14日午後、両チームのメンバーが発表になった。サンウルブズは、前節のブルーズ戦から先発で6名の変更がある。LOヘル ウヴェ、SOヘイデン・パーカーは先発復帰。WTBホセア・サウマキ、CTBシオネ・テアウパは今季初出場、FLダン・プライヤーはサンウルブズで初先発、そして、FLベン・ガンターがスーパーラグビーデビューとなる。
ベン・ガンターは、パナソニック ワイルドナイツで3シーズンを過ごした。まだ21歳の若さで、195cm、118kgのサイズ、その激しいプレーは魅力にあふれている。
タイの農村で生まれ、オーストラリアに移住。14歳の頃にラグビーを始めて高校卒業後にパナソニックのトライアウトを受けた。今年の6月には3年居住をクリアして、日本代表でプレーすることが可能になる。スーパーラグビーの舞台でどんなプレーを見せてくれるのか。2015年のアマナキ・レレイ・マフィのように世界にインパクトを残す選手になる可能性のある選手だ。
そのアマナキ・レレイ・マフィがレッズ戦のリザーブメンバーに入った。昨年7月、レベルズのチームメイトへの暴行の疑いでNZの警察に身柄を拘束され、釈放後は日本で謹慎生活を送っていたが、11月にNTTコミュニケーションズシャイニングアークスの試合で復帰していた。日本ラグビー協会は、NZの司法手続きが長期化すると判断し、本人の十分な反省が認められたことから招集。
今後司法手続きに進展があった場合は改めて判断するという。結論が出ない中でのサンウルブズでのプレーだが、その突破力はレベルズで証明済み。プレーできることに感謝し、チームを勢いづけてもらいたい。
対するレッズは若い選手が多いが、ラグビーワールドカップ(RWC)日本大会を見据えて最も注目度が高いのはオーストラリア代表CTBサム・ケレヴィ(186cm、105kg、25歳)だろう。フィジー生まれで、4歳の時に家族でオーストラリアに移住した。兄のジョシュア・ケレビは、U20フィジー代表に選出され、その後、天理大学でプレー。現在は秋田ノーザンブレッツでプレーする。サムは、2014年にレッズとでデビューし、昨季まで58試合で21トライ。タックルされても簡単に倒れず、バランスを崩しながらも持ち直してまた走り出す。がっちりタックルに入ったからといって油断してはいけない選手だ。
今年はチームのキャプテンに就任し、さらに責任感をもってプレー。ここまで3試合(第1節はレッズは休み)で2トライをあげ、37回のラン198mをゲイン。毎試合チームNO.1のボールキャリーで引っ張っている。RWC日本大会でも、オーストラリア代表のCTBとして活躍する可能性は高く、しっかり見ておきたい選手だ。
村上 晃一
ラグビージャーナリスト。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。現役時代のポジションは、CTB/FB。86年度、西日本学生代表として東西対抗に出場。87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者として活動。
あわせて読みたい
J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題
ジャンル一覧
人気ランキング(オンデマンド番組)
-
ラグビー 関東大学対抗戦2025 明治大学 vs. 早稲田大学
12月7日 午後1:50〜
-
【限定】ラグビー 関東大学リーグ戦2025 入替戦 大東文化大学 vs. 専修大学
12月13日 午前11:20〜
-
ジャパンラグビー リーグワン2025-26 D1 第1節-4 コベルコ神戸スティーラーズ vs. クボタスピアーズ船橋・東京ベイ
12月13日 午後4:50〜
-
ジャパンラグビー リーグワン2025-26 D1 第1節-1 ブラックラムズ東京 vs. 東京サンゴリアス
12月13日 午後12:50〜
-
ジャパンラグビー リーグワン2025-26 D1 第1節-3 トヨタヴェルブリッツ vs. 三重ホンダヒート
12月13日 午後2:20〜
-
ラグビー 全国大学選手権 25/26 3回戦-1 東洋大学 vs. 帝京大学 / 3回戦-2 早稲田大学 vs. 関東学院大学
12月14日 午前11:20〜
-
ジャパンラグビー リーグワン2025-26 D1 第1節-2 浦安D-Rocks vs. 三菱重工相模原ダイナボアーズ
12月13日 午後1:55〜
-
ラグビー わんだほー! ~ラグビー情報番組~ リーグワン2025-26プレビュー
12月8日 午後10:00〜
J SPORTSで
ラグビーを応援しよう!
