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ラグビー コラム 2019年3月13日

豪州カンファレンスの主役を奪還へ。2位ワラターズと3位ブランビーズが激突。スーパーラグビー2019

ラグビーレポート by 多羅 正崇
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ブランビーズvs.ワラターズ

■ブランビーズ(オーストラリア) vs. ワラターズ(オーストラリア)
■スーパーラグビー2019第5節/3月15日(金)/GIOスタジアム(キャンベラ)
■首位レベルズを追いかける両軍が豪州ダービーを繰り広げる。

スーパーラグビー(SR)は第5節を迎え、オーストラリア・カンファレンスの主役は目下、開幕3連勝のレベルズになっている。

レベルズはBYE(休みの週)を挟んだ第3節、ハイランダーズ(NZ)から6季ぶりの勝利を挙げると、先週はブランビーズに逆転勝ち。無敗を守った。

2011年から参入した比較的歴史の浅いレベルズ。1996年からの初期メンバーであるブランビーズ、ワラターズは意地を見せたいところだろう。

今節はホームゲームとなるブランビーズは、1勝3敗でカンファレンス3位。試合数が1試合少ないワラターズは、2勝1敗でカンファレンス2位につけている。

ここまでのブランビーズは、第2節チーフス戦(NZ)に大勝(54-17)して話題となった。FWはスクラムが優位、BKはサインプレーが効果的だった。

しかし開幕節に続き、第4節にもレベルズに惜敗。ワラターズ戦を浮上のきっかけにしたい状況だ。

ブランビーズの長所は、セットプレーを軸とした得点力だろう。

トライ数は「18」で、リーグ2位につける。FWによる伝統のラインアウトモール、安定したスクラムも武器だ。

本稿執筆時点で両軍メンバーは未定だが、出場すればキーマンとなる一人は、BKの主軸であるCTBテヴィタ・クリンドラニだろう。

クリーンブレイク数は「8」で、リーグ2位タイ。チームを前進させてくれる豪州代表58キャップの実力者だ。

FWでは、昨年ワラビーズにデビューしたFW第3列のピーター・サムが元気だ。

ファンには3季プレーしたクルセイダーズの印象が強いが、今後はブランビーズの中軸になるに違いない。

代表キャップはないが弱冠二十歳のFW第3列、ロブ・ヴァレティニは、将来のワラビーズ入りが確実視される逸材だ。その才能を確かめてみてほしい。

一方、敵地に乗り込む昨季ベスト4のワラターズ。

開幕戦はハリケーンズ(NZ)に1点差の惜敗(19-20)。大魚を逃したが、第2節サンウルブズ戦では逆に1点差(31-30)で勝利し、先週はレッズを28-17で退けた。

ワラターズで目を引くのは、やはり代表経験者の多さだろう。

先週は先発15人中12人が、豪州代表キャップ保持者。ノンキャッパーは成長株のPRハリー・ジョンソンホームズ、好調のHOダミアン・フィッツパトリック、LOジェド・ホローウェイの3人のみだった。

特にBK陣は豪州代表の主軸が並ぶ。SOバーナード・フォーリー、CTBカートリー・ビール、ユーティリティBKのイズラエル・フォラウらだ。

ただチームの課題は、サンウルブズ戦でも苦戦の原因となったスクラムだろう。

今季のスクラム成功率は82%で、リーグ13位と低迷。一方のブランビーズは成功率100%で、全チーム中で唯一ロストがない。

となれば、ワラターズのブランビーズ戦の注目選手は、否応なくフロントロー(FW第1列)になるだろう。

PRジョンソンホームズは豊富な運動量が評価され、第4節のベスト15に選出された。スクラムでも見せ場を作りたい。ワラビーズ103キャップのPRセコペ・ケプは言うまでもなく頼もしい存在だ。

スクラムの中心は、優れたスローワーであるHOフィッツパトリック。ブランビーズ戦は第一にスクラムを安定させたい。

開幕前から話題になっている豪州代表フォラウの弟、ジョン・フォラウは、今季ここまで出場がない。登場すれば元13人制選手の実力に注目が集まる。

果たしてカンファレンス2位・3位対決を制し、首位レベルズを脅かすのはどちらか。「ブランビーズ×ワラターズ」は、3月15日(金)午後5:35からJ SPORTS 1で生中継、J SPORTSオンデマンドでLIVE配信される。

多羅正崇

多羅 正崇

スポーツジャーナリスト。法政二高-法政大学でラグビー部に所属し、大学1年時にスタンドオフとしてU19日本代表候補に選出。法政大学大学院日本文学専攻卒。「Number」「ジェイ・スポーツ」「ラグビーマガジン」等に記事を寄稿.。スポーツにおけるハラスメントゼロを目的とした一般社団法人「スポーツハラスメントZERO協会」で理事を務める。

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