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ラグビー コラム 2019年3月8日

全勝で首位のクルセイダーズと全敗で最下位のチーフスが対戦。スーパーラグビーのみどころ

ラグビーレポート by 斉藤 健仁
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スーパーラグビーは第4節を迎え、3月9日(土)、優勝経験のあるニュージーランド勢同士の強豪が激突する。3連覇を狙うディフェンディングチャンピオンのクルセイダーズがホームのAMIスタジアムにチーフスを迎える。

王者クルセイダーズは、今年も好調を維持しており、開幕戦でブルーズに24-22と競り勝って、第2節はハリケーンズに38-22と快勝.

先週のレッズ戦もアウェイでも22-12で勝利し、現在唯一の3連勝とニュージーランドカンファレンスだけでなく、総勝ち点を12に伸ばして総合順位でもトップに立っている。

一方、先週の第3節、ホームでサンウルブズに黒星を喫してしまったチーフスは開幕3連敗となり、総勝ち点は1にとどまり、ニュージーランドカンファレンスだけでなく総合でも最下位に沈んでいる。

まず、ホームのクルセイダーズのメンバーから見ていこう。スコット・ロバートソンヘッドコーチ(HC)は前節のレッズ戦から9名の先発を変更した。

前節の試合を休んだオールブラックスのCTB(センター)ライアン・クロッティが先発復帰しキャプテン。

NO8(ナンバーエイト)フェトゥカモカモ・ダグラスと、リザーブに入ったオールブラックスのHO(フッカー)コーディー・テイラーが、バイスキャプテンとしてサポートする。

FW(フォワードは)、PR(プロップ)オーウェン・フランクスと、FL(フランカー)マット・トッドのオールブラックスの2人が休養で、代わりにPRマイケル・アラアラトア、FLビリー・アーモンが先発する。

PRの控えにはジョージ・バウアーが入り、出場すればスーパーラグビーデビューを飾る。LO(ロック)はミッチェル・ダンシェイが今季初先発で、オールブラックスのスコット・バレットとコンビを組む。

また、ブラインドサイドFLにはジョーダン・タウファが入った。控えにはトッド・ブラッカダー前HC(現プレミアシップ・バースHC)の息子であるFL/NO8イーサン・ブラッカダーが入った。

BK(バックス)はSH(スクラムハーフ)ミッチェル・ドラモンドに変わり、エレアタラ・エナリが初先発し、オールブラックスのSO(スタンドオフ)リッチー・モーウンガとハーフ団を構成する。

先週右WTB(ウィング)でプレーしたブレイドン・エナーが左にスイッチし、右WTBにはセヴ・リースがスーパーラグビーデビューを飾る。

リースはピッチ外で問題が多い選手だが、ロバートソンHCは「彼はとてもいい選手で成長している。誰よりも練習しているし謙虚なので、チームに貢献してくれると信じている」と意に介さない。

2019年度からトップリーグのトヨタ自動車ヴェルブリッツ入団が発表されたオールブラックスのキャプテンNO8キアラン・リード、休養中のLOサム・ホワイトロックらは引き続き欠場する。

昨年の王者との対戦だが、何としても今年初勝利したいチーフスは、サンウルブズ戦から6人先発を入れ替えた。

フロントローにはPRネポ・ラウララとHOネイサン・ハリスというオールブラックス経験者が先発復帰、LO(ロック)はキャプテンのブロディー・レタリックとコンビを組むのは、カナダ代表経験豊富なタイラー・アードロンとなった。

ハーフ団はSHブラッド・ウェバー、SOダミアン・マッケンジーと変わらないが、CTBに休養明けのアントン・ライナート=ブラウンが復帰し、FB(フルバック)にはソロモン・アライマロが今年初先発となった。

リザーブにはホンダやレベルズで活躍したSO/FBジャック・デブレチェニがチーフスデビューの機会を伺う。

残念ながら3試合連続メンバー入りしていた日本代表3キャップのWTBアタアタ・モエアキオラは、この試合はメンバー外となってしまった。

コリン・クーパーHCは、「今週は、基本に戻って、チームとしてコントロールできることに焦点を当てた。ケガや休暇で外出していたチームの2、3人が戻ってきた」。

「彼らはプレーする準備ができており、なクルセイダーズと戦うために必要なチームに大きなエネルギーをもたらすだろう」と、先週出場していなかった選手たちの活躍に期待を寄せた。

昨年の対決はホームもアウェイもクルセイダーズが勝利している。クルセイダーズとしては献身的なFWと、決定力あるBKで勝利しホームで開幕4連勝とすることができるか。

一方のチーフスは、内容よりもまずは結果を出すために、ディフェンスで粘って僅差でもいいから勝利を挙げたいところだ。

全勝と全敗の対決となったが、ニュージーランド同士の対決のため、試合は持ち上がることは間違いない。

クルセイダーズvs.チーフスは3月9日(土)、クライストチャーチのAMIスタジアムでキックオフされ、午後1:05からJ SPORTS 1で生中継、J SPORTSオンデマンドでLIVE配信される。

斉藤健仁

斉藤 健仁

スポーツライター。1975年生まれ、千葉県柏市育ち。ラグビーと欧州サッカーを中心に取材・執筆。エディー・ジャパン全試合を現地で取材!ラグビー専門WEBマガジン「Rugby Japan 365」「高校生スポーツ」の記者も務める。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。「エディー・ジョーンズ 4年間の軌跡」(ベースボール・マガジン社)、「ラグビー日本代表1301日間の回顧録」(カンゼン)など著書多数。≫Twitterアカウント

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