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■ライオンズ(南アフリカ)×ブルズ(南アフリカ)
■スーパーラグビー2019第3節/3月2日(土)/南アフリカ・ジョハネスバーグ
■昨季準優勝のライオンズ。昨季12位のブルズとのホームゲームは意外な結末。
サンウルブズのチーフス撃破ほどの衝撃度はないものの、SNSでは、第3節ライオンズ×ブルズの結果もアップセット(番狂わせ)と受け止められているようだ。
3年連続準優勝のライオンズ(1勝1敗)は、今季初のホームゲームで、昨季12位のブルズ(1勝1敗)を迎えた。
ライオンズのファンにとって、近年のブルズは格下だ。
3度の優勝(2007,2009,2010)を誇るブルズだが、昨季は6勝10敗でカンファレンス最下位。一方のライオンズは9勝7敗で首位通過した。
対戦成績ではライオンズが4連勝中。ブルズが最後に勝ったのは、4シーズン前の2015年5月2日(ブルズ35-33ライオンズ)にさかのぼる。
しかし晩夏のジョハネスバーグで、ブルズは力でライオンズを上回った。
試合は序盤からブルズのペース。前半の多くを敵陣に居座って猛攻した。
一方のライオンズは敵陣に入ってもラインアウトの連係ミス、ブルズの好守により自陣へ後退。下がった自陣のブレイクダウンで反則を犯す悪循環に陥る。
ここで南アフリカ代表でも10番を背負うブルズのSOハンドレ・ポラードが、前半14、27分に連続PG成功。ブルズが6点をリードする。
前半28分には南アフリカ7人制代表から15人制挑戦のWTBロスコ・スペックマンが、ラインアウトのサインプレーから突破。
最後は昨年クボタでもプレーした今季新加入のNO8ドゥエイン・フェルミューレンが今季自身初トライ(ゴール成功)。前半38分にPGで加点し、ブルズが14点リードで後半へ向かった。
ライオンズの初得点は後半8分だった。
ブルズのPG加点によりビハインドを17点に広げられたが、ブルズの反則が増え始めると、敵陣でのチャンスが拡大。
右ゴール前ラインアウトから、フォワードが突進を繰り返し、新加入のPRカール・サディーがグラウンディング(ゴール不成功)。5-14
このまま主導権を握りたいライオンズだったが、英サラセンズから加入したブルズのHOスカルク・ブリッツのジャッカルに遭うなどし、得点を重ねることができない。将来性溢れるブルズの若手SHアンブローズ・パピエーの好守も光った。
逆にブルズは後半18、23分にSOポラードが連続PG成功。リードを18点(23-5)に広げる。
一方のライオンズは、昨季までの迫力満点のアタックを披露できない。
後半26分にはFLマヌス・スクーマンがピック&ゴーで独走、キャリアーとしても重宝するPRディラン・スミスがゴール下にトライを決めるが、組織的なアタックではなかった。
NTTコムでもプレー経験のあるライオンズのSOエルトン・ヤンチースはこの日、スーパーラグビー1000得点まであと「4」に迫っていた。
しかしこの日の得点は、後半26分のトライ後コンバージョンの2点のみ。チームの攻撃力低下を印象づける結果となってしまった。
さらにブルズは後半35分、相手ミスからFBウォリック・ヘラントが左隅にトライを決めて、勝負が決まった。
30-12で勝利したブルズは2勝1敗。ライオンズは1勝2敗となった。
第3節を終えて唯一の2敗チームとなったライオンズは、まさかのカンファレンス最下位に。
一方のブルズは4チームが2勝1敗で並んだ状況で、得失点差によりカンファレンス2位につけている。
南アフリカ代表“スプリングボクス”が2度目のワールドカップ優勝国となった2007年は、ブルズが南アフリカ勢としてスーパーラグビーを初制覇した年でもあった。
南アフリカ代表は国際舞台でも存在感を増しており、もしもブルズが4度目の頂点に立つようなら、スプリングボクスにとっても追い風となるだろう。
果たしてブルズの実力は本物か――。“古豪”脱却へ、ブルズの今後に注目だ。
多羅 正崇
1980年2月1日生まれ、神奈川県出身。法政大学第二高校、法政大学でラグビー部に所属し、大学1年時にスタンドオフとしてU19日本代表候補に選出。法政大学大学院日本文学専攻修了。スポーツジャーナリストとして『ラグビーマガジン』『Number』『J SPORTS』などに寄稿する傍ら、ユーモアコラムの執筆も行なっている。スポーツにおけるハラスメント防止を目的とした一般社団法人「スポーツハラスメントZERO協会」理事。共著に『子どもがラグビーを始めたら読む本』(ベースボール・マガジン社)がある
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