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ラグビー コラム 2019年2月14日

王者クルセイダーズ、初戦は再建中のブルーズ。スーパーラグビー

ラグビーレポート by 斉藤 健仁
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今週末、ワールドカップイヤーのスーパーラグビーがいよいよ開幕する。2月16日(土)は、今年3連覇を目指す王者・クルセイダーズが、同じニュージーランドカンファレンスのブルーズとアウェイのイーデン・パークで対戦する。

ラグビーが盛んなカンタベリーのクルセイダーズ、経済の中心地であるオークランドのブルーズと、南北のライバル同士の激突だが、この数シーズン、両チームには大きな差がついている。

2017年に続いて昨年も圧倒的な強さを見せて2連覇を果たしたクルセイダーズに対して、ブルーズはニュージーランドカンファレンスで最下位、全体でも15チーム中14位で、2011年以来プレーオフに進出できていない。

スーパーラグビーが始まった1996年から2連覇、2003年も優勝しているブルーズは復活をかけて、今年からタナ・ウマンガに代わってHC(ヘッドコーチ)に、日本でもヤマハ発動機や近鉄でプレーした、レオン・マクドナルドを招聘。ウマンガはアシスタントコーチを務める。

それだは、今年こそ上位に進出したいブルーズの開幕戦メンバーを見てみよう。

FW(フォワード)は、キャプテンのLO(ロック)パトリック・トゥイプロトゥ、クルセイダーズに在籍するオールブラックスのジャック・グッドヒューの双子の弟ジョシュ・グッドヒュー。

昨年日本代表戦で初キャップを獲得したFL(フランカー)ダルトン・パパリィ、この試合でスーパーラグビー50キャップとなるNO8(ナンバーエイト)アキラ・イオアネが先発。

BK(バックス)も、アキラの弟でオールブラックスのエースに成長したWTB(ウィング)リーコ・イオアネ、スーパーラグビーに復帰したCTB(センター)マア・ノヌーといったスターが名を連ねた。

リザーブにも、PR(プロップ)カール・トゥイヌクアフェ、オファ・トゥウンガファシ、SH(スクラムハーフ)オーガスティン・プル、CTB(センター)ソニー ビル・ウィリアムズとオールブラックス経験者が控える。

マクドナルドHCは「若い選手は非常にマア(・ノヌー)をよく知っているし、彼は未だに学んでいる」。

「きっとデビューする選手のように今はナーバスになっているかもしれないが、チームにいい影響を与えるはず」とオールブラックス復活を望む、36歳のベテラン、マア・ノヌーに大きな期待を寄せた。

一方の王者クルセイダーズはキャプテンのLOサム・ホワイトロック、オールブラックスのキャプテンであるNO8キアラン・リード、HO(フッカー)コディ・テイラーらは休養するが、それでも選手層は厚い。

昨年パナソニックでもプレーしたFL(フランカー)マット・トッドがキャプテン、CTBライアン・クロッティがバイスキャプテンを務める。2人とも現役のオールブラックスである。

他にもPRにはジョー・ムーディとオーウェン・フランクス、SO(スタンドオフ)にはリッチー・モーウンガが先発。23人のメンバーのうち13人(先発10人)にオールブラックス経験者が並んだ。

スコット・ローバートソンHCは「非常に良いプレシーズンの準備ができたので、開幕戦を楽しみにしている。みんなリフレッシュもできていたと思うし、若い選手もいるので新鮮な気持ちでシーズンを始められるだろう」と自信をのぞかせた。

ニュージーランドでは、最初の3試合はニュージランド代表スコッドに入っている選手はトータル180分までしか試合に出られない規定となっているが、初戦からニュージーランドダービーというビッグマッチであり、両チームともに、その影響を感じさせない布陣で臨むことになった。

昨年は、509失点で66トライを取られ、全体でワースト2位のディフェンスだったブルーズ、同じニュージーランドのチームには1つも勝てなかった。

今年はホームで、失点を抑えつつ、2014年以来、ホームでディフェンディングチャンピオンに勝利して勢いに乗りたいところだ。

クルセイダーズは攻守のバランスが取れており、昨年も全チーム中最多の77トライと得点力も高い。ただ、ここ数シーズンはスロースターターのところもあり、開幕戦ではきっちりと勝利を挙げたいところだ。

ニュージーランドのチーム同士が激突する熱い開幕戦は2月16日(土)、ブルーズの本拠地であるオークランドのイーデン・パークでキックオフされる。J SPORTS 3では午後3:25から生中継。また、J SPORTSオンデマンドでもLIVE配信される。

斉藤健仁

斉藤 健仁

スポーツライター。1975年生まれ、千葉県柏市育ち。ラグビーと欧州サッカーを中心に取材・執筆。エディー・ジャパン全試合を現地で取材!ラグビー専門WEBマガジン「Rugby Japan 365」「高校生スポーツ」の記者も務める。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。「エディー・ジョーンズ 4年間の軌跡」(ベースボール・マガジン社)、「ラグビー日本代表1301日間の回顧録」(カンゼン)など著書多数。≫Twitterアカウント

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