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ラグビー コラム 2018年12月20日

明治大学はベスト4を賭け、関東リーグ戦覇者の東海大学と激突。ラグビー大学選手権

ラグビーレポート by 明大スポーツ新聞部
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22年ぶりの頂点へ、激戦必至のトーナメントが開幕した。全国大学選手権の初戦、立命館大学に快勝し、ベスト8入りを決めた明治大学。

準々決勝の相手は、リーグ最終戦で大東文化大学との死闘を制し、関東大学リーグ戦優勝の東海大学。2年連続の正月越えに向け、両校の意地と意地がぶつかる一戦は、12月22日(土)キンチョウスタジアムにて行われる。

関東大学対抗戦最終戦、早稲田大学に惜敗を喫し、4位扱いで大学選手権を迎えた明治。〝challenger〝をテーマに掲げ、関西大学リーグ戦2位の立命大に挑んだ。

前半、怒涛(どとう)の攻撃で勝負を決めた。前半6分にSO(スタンドオフ)松尾将太郎(商4=東福岡)のPG(ペナルティゴール)で先制すると、PR(プロップ)安昌豪(営3=大阪朝鮮)の2トライなど計5トライを奪う。

だが、後半は修正してきた立命大に1トライを奪われると、関西のアウェーの雰囲気に飲み込まれ、後手に回り、立て続けに3トライを奪われる。

一時、17点差まで追い上げられたものの「コミュニケーションは途切れなかった」(安)。27分に相手ボールラインアウトをターンオーバーし、最後は松岡賢太(商3=京都成章)がインゴールに突進し、1トライを返す。

ロスタイムにもトライを奪い、50-19でノーサイド。近年、鬼門となっていた初戦を順当に突破した。

ゴール前でのディフェンスに注目

準々決勝に駒を進めた明治に立ちはだかる相手は、リーグ戦1位の東海大。デビタ・タタフら外国人留学生を擁する強力FW(フォワード)に絶対的な強みを持っているチームだ。

東海大はリーグ最終戦、勝てば優勝の大東文化戦。21-21の同点で迎えた後半ロスタイム、ラインアウトから得意のモールを組むと大東大を押し切り、最後はHO(フッカー)加藤竜聖が優勝を決めるトライを挙げた。

明治もFWが作り出すモールにどれだけ対応できるかが勝負のポイントになるだろう。

安定したセットプレーでレギュラーを勝ち取った片倉

FWで負けるわけにはいかない。「セットプレーで圧倒できていた」(安)という立命大戦は、LO(ロック)片倉康瑛(法2=明大中野)を中心にマイボールラインアウトは全て獲得。

スクラムでもターンオーバーに成功、相手のコラプシングを誘うなど、試合を通して優位に立った。東海大戦でも〝重戦車〟のプライドが問われる。

負けが許されない戦いは続く。「簡単なミスはしない」(SH/スクラムハーフ福田健太主将・法4=茗渓学園)。ミスから流れを失い、後手に回った立命大戦の後半は、次戦に向け修正したい。

「トーナメントの雰囲気を先に経験できたことは強みになる」(FB/フルバック山崎洋之・法3=筑紫)と言うように、経験を踏まえ精神的にも上手に立ちたいところだ。

悲願の日本一へ残すはあと3戦。「難しいことはしない」(田中澄憲監督)。1年間積み上げてきた明治のラグビースタイルを貫き通す。福田組の〝明治ラグビー〟をいかに出せるかがベスト4進出のカギとなる。

文:上松凜助/写真:鈴木貴裕(明大スポーツ)

◆ラグビー全国大学選手権 準々決勝
・東海大学 vs. 明治大学
※12月22日(土)午後4:30からJ SPORTS 1で放送
※12月30日(日)午後5:00からJ SPORTSオンデマンドで配信

代替画像

明大スポーツ新聞部

1953年(昭和28年)創部。現在明治大学において唯一の学生新聞部。明治大学体育会43部の競技成績や、学内外の話題を幅広く紙面・WEBサイト上にて掲載、発信。 現在の部員数は56名。

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