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ラグビー コラム 2018年12月18日

明治大学、大学日本一に向け初戦を突破。ラグビー大学選手権

ラグビーレポート by 明大スポーツ新聞部
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日本一への挑戦が始まった

最終目標達成へ。対抗戦優勝が懸かった早稲田大学との大一番に敗れてから、明治大学は〝Challenger〟をテーマに掲げ、優勝へのチャレンジ精神を強化して立命館大学戦に臨んだ。

前半で試合を決めた。3-0で迎えた11分。WTB(ウイング)高橋汰地(政経4=常翔学園)がチャンスを広げると、SH(スクラムハーフ)福田健太主将(法4=茗溪学園)からパスを受けたPR(プロップ)安昌豪(営3=大阪朝鮮)がインゴール左にトライ。

「このトライから流れをつかんだ」(CTB/センター森勇登・政経2=東福岡)。勢いづいた明治は、相手のセットプレーの乱れに付け込み、終始敵陣でプレー。

前半14分には敵陣深くで相手が犯した反則からシンビンが出たことにより数的優位に。19分にHO(フッカー)武井日向(商3=国学院栃木)がゴール前でのFW(フォワード)戦に勝利し、トライを決める。

すると、続く27分、30分と立て続けにトライを記録し、試合を決定づけた。前半5トライ中4トライがFW。BK(バックス)のみならず、FWも攻撃面でプレッシャーを与えられたことを証明してみせた。

また「セットプレーで圧倒できていた」(安)と言うように前半のマイボールラインアウトはすべて成功。

前半6分に相手ボールをターンオーバーすると、その後も相手のペナルティーを誘う。得意のスクラムでも圧倒し、前半は36-0と大差で折り返した。

だが、後半は一転、関西の空気に飲みこまれた。後半2分、自陣ゴール前からパスを回され、簡単にトライを許すと流れが立命大へ。「簡単なミスから、自陣にくぎ付けにされてしまった」(福田健)。

立命大のパス回しを止められないまま続く11分、自陣5mライン付近でのディフェンスを強いられる。最後は肉弾戦に敗れ、2つ目の失トライ。22分にも空いてしまったスペースにゲインを許し、3連続トライを許す。

トライを挙げ祝福される安

17点差となり勝利に向け、暗雲が立ち込める状況となったが「コミュニケーションは乱れていなかった」(安)。27分にセンターライン付近での立命大ボールのラインアウトをターンオーバー。

すると、BK陣の素早いパス回しで、敵陣ゴール前へ。最後は、松岡賢太(商3=京都成章)がインゴールへ一直線にトライ。

ロスタイムにも敵陣ゴール前でのマイボールスクラムから石井洋介(情コミ3=桐蔭学園)が得点し、50-19でノーサイド。

「大学選手権の初戦ということで、難しい試合になると思っていた」(田中澄憲監督)と言うように、過去2年苦しんでいた初戦を難なく突破してみせた。

早稲田戦の敗戦から「最初の10分が大事」(福田健)と試合の入りを重視してきた。今回では前半3分に、敵陣22mライン付近での相手の反則から、PG(ペナルティーゴール)を選択し、3点を先制し明治優位に試合を進めた。

また、右CTBで先発出場を果たした森の巧みなパスとキックが冴え渡り、相手の守備陣形に付け込んだ。

「(前半14分に)シンビンも出ていたし、裏にスペースが空いていた」(森)とパス回しで相手を翻弄(ほんろう)。キックでは、スペースを見逃さず明治の両WTBを生かすチャンスつくりだした。

一方で今回の試合では、後半に修正してきた相手に対し、後手に回る場面も散見。次に向け「後半の入りを修正したい」(フルバック山崎洋之・法3=筑紫)ところだ。

準々決勝の相手は東海大学。強力な留学生の出場が予想されるが、「難しいことはしない」(田中監督)。負けたら終わりの状況の中でもう一度原点に立ち返る。悲願の優勝に向けまだまだ前へ前進する。

文:高橋昇吾/写真:鈴木貴裕(明大スポーツ)

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明大スポーツ新聞部

1953年(昭和28年)創部。現在明治大学において唯一の学生新聞部。明治大学体育会43部の競技成績や、学内外の話題を幅広く紙面・WEBサイト上にて掲載、発信。 現在の部員数は56名。

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