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ラグビー コラム 2018年12月7日

帝京、筑波を圧倒し8連覇達成、次の目標は大学選手権10連覇。ラグビー関東大学対抗戦

ラグビーレポート by 帝京スポーツ新聞部
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師走の名のとおり、あっという間に今年度の対抗戦も最終ゲーム。勝てば「8連覇」がかかる大一番。

冷たい風が吹く、熊谷での熱い一戦に注目が集まった筑波大学戦。終始、相手を圧倒し続けた帝京大学が、66-10で勝利した。

先制トライのCTB尾崎

前半5分、いきなり帝京大が魅せた。自陣ゴール前まで攻められている中、CTB(センター)尾崎泰雅(2年=伏見工)が筑波大のボールをインターセプトし、およそ90mを独走。会場が沸いた。

続く13分には、ゴール前のラインアウトからモールを組み、対抗戦初出場のルーキーFL(フランカー)中野光基(1年=大阪桐蔭)がトライを挙げる。

また19分にも、敵陣ゴール前でのFW(フォワード)の連続攻撃から、SH(スクラムハーフ)小畑健太郎(4年=伏見工)が素早くさばいて右に展開。鋭角に走りこんだ尾崎がそのままトライをあげた。

尾崎は26分にもトライを奪い、ハットトリック達成。チームは28-0で前半を折り返す。

WTB木村のトライに喜ぶ帝京大

後半も開始早々、WTB(ウィング)木村朋也(2年=伏見工)がフィニッシャーとしてトライ。

17分にもSO(スタンドオフ)北村将大(2年=御所実)のキックパスに反応したFB(フルバック)竹山晃暉(4年=御所実)がキャッチし、中央に持ち込みトライをあげた。

またこの試合、試合終了間際に木村が「コース取りとボールのもらい方を意識した」とダメ押しのトライをあげ、尾崎に続いてハットトリックを達成するなど、帝京大のアタックの強さを再確認した80分となった。

試合は66-10で帝京大が大勝。対抗戦史上初の「8連覇」を達成した。

試合後、秋山大地(4年=つるぎ)は、「今日は対抗戦ラストゲームということで、やってきたことを激しくやり続けることを意識して試合に臨んだ。」と強い想いを述べた。

「前半、後半ともにいい流れで試合を進めていけたことが良かったが、後半の残り20分くらいから、簡単なミスからトライを奪われたところはしっかりと修正していかないといけない」とさらなる高みを目指している。

この試合、ハットトリックを達成した木村は「いつもと違うスタジアムだったので。熊谷ラグビー場の特徴としては風が強い。筑波に対して、風に対しての戦術を立てて臨んだ」。

実はこの試合であげた3トライのうち2つは、竹山がラストパスを送ったもだ。

「竹山とは常にサポートに付くようにしている。インプレー中の声、そしてオフザボールの時には(裏のスペースが空いてるから)裏、狙っておいて」など、自らプレーがしやすいようなコミュニケーションの取り方を心掛けているという。

試合を振り返って「8連覇が決まり嬉しく思う。ただ、この成績に満足するのではなく、次のステージに繋げて、もっともっと上を目指したい」とコメント。

今後については「大学選手権10連覇という目標がある。(大学選手権は)10連覇に向けての大事な試合になってくる。自分たちが持ってる力を次に次にではなくて、1試合、1試合出し切れるようにしたい」と抱負を語った。

例年よりも対抗戦のレベルが高く、苦しみながらも「8連覇」を果たした帝京大。次はついに、前人未踏の大学選手権10連覇への挑戦が始まる。

「この優勝をエネルギーに変え、選手権に向けて気を引き締めていきたい」と意気込む秋山。キャプテンを筆頭に日本ラグビーに新たな歴史をつくることができるか。今年も王者、帝京大から目が離せない。

文/写真:太田和樹(帝京スポーツ新聞部)

代替画像

帝京スポーツ新聞部

1996年創刊。帝京大学体育局所属の公認クラブにして唯一の学生新聞。ラグビー部をはじめ、柔道部、空手部、野球部など帝京大体育局の情報を年4回の発行で熱く伝える。現在部員13名で活動。 Twitter @teikyo_sports

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