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11月28日に鶴見緑地球技場(大阪府)にて行われた関西大学ラグビーAリーグ最終節、同志社大学vs.関西大学。
お互いに譲らないゲーム展開が続き、取っては取られを繰り返した。最後は後半で点を重ねた同志社が逃げ切り、38-33の1トライ差で勝利した。
関西リーグ全体でも最後の試合であり、大学選手権を逃した同志社もこの試合がシーズン最後の試合だった。「今年やってきたことを全部出そうと試合に臨みました」(主将山口修平)。多くの観客が見守る中、試合が開始した。
関大のキックオフから始まり、SO(スタンドオフ)古城隼人が蹴り返す。関大のキックは高く上がり、LO(ロック)平澤輝龍が競りながらもキープすると力強いアタックで前に出た。
ラックから副将CTB(センター)永富晨太郎へボールが渡るが、関大の早いタックルでノックオン。自陣10mと22mの間でファーストスクラムとなった。
関大はすぐにボールを出し、速いテンポで展開していく。同志社は、関大のPR(プロップ)杉本達郎や、FL(フランカー)沢良木太平の激しいアタックをなんとか止めていった。
関大のキックをサイドラインギリギリでNO8(ナンバーエイト)嶋晴也が取るも、そのまま出されて自陣5mの関大ラインアウトとなった。モールで少し戻したが、関大はFWでラックサイドを突きゆっくりと攻めてくる。
そして前半4分、杉本に一気にゲインされ、最後はPR豊原悠貴が縦に素早く持ち出しトライ。先制点トライを許し、同志社は苦しいスタートとなった。
さらに試合再開直後、キックの応酬が続くが、FB(フルバック)安田卓平のキックを関大がチャージ。転がったボールを関大に拾われ、そのままトライを決められた。
開始10分にも満たない2連続トライと、まさかの展開に同志社ピンチ。反撃に出たいところだが、関大のプレッシャーもあり、ハンドリングエラーでチャンスをものにすることができない。
18分にWTB(ウイング)高野蓮が大外で相手を振り切り、トライを決めて5点を返すも、その後、またも関大に5点を追加された。25分が経過し5-19の14点差をつけられた同志社は円陣を組み、気持ちを入れ直した。 前半27分、敵陣22m右サイドのラインアウトを獲得し左へ展開していく。安田が勝負に出るがナイスタックルで止められた。しかし、平澤へ出し、相手を引き付けたところで勢いよく入ってきたLO野中翔伍にパスしてトライを決めた。
前半終了間際にもCTB山口がゴールライン手前までゲインし、そこから速いテンポで右へ展開。サイドの高野へボールが渡り、スピードで突破して2本目となるトライを決めた。
17—19の2点ビハインドで後半へ入ると、先に仕掛けたのは同志社。敵陣でのラインアウトを獲得し、左右に振りながら攻めていく。
途中出場のFB南野仁が柔らかいステップで相手をかわしてくと、FL(フランカー)堀部直壮も体格を生かした力強いゲインで突破を図った。
5m手前まで攻め込み、後半7分、ラックからブラインドサイドへ回して永富から嶋にボールが渡る。1人を弾き飛ばすと、もう1人のディフェンスを押し込みながらインゴールまで持って行った。
だが、逆転トライもつかの間、9分に関大のダイレクトタッチで敵陣10m付近の中央スクラムというチャンスが巡ってくるも、まさかの展開となった。
FWの平均体重を同志社が6.2kg上回っている中、関大のプレッシャーを受けると嶋がキープしていたボールをSH(スクラムハーフ)木下皓太にもぎ取られて独走トライを決められた。再びリードを許し、その後は均衡した試合が続いた。
最後に意地を見せたい同志社は、18分に永富のトライで逆転すると、さらに27分、HO(フッカー)平川隼也がゲインしボールを置いて再び自ら突破。
副将コンビのトライで38-26と点差を広げた。36分にトライを決められ、38-33と5点差に迫られるも、なんとか逃げ切って最終戦を勝利で飾った。
伝統校の重みを背負いながら戦い抜いた関西リーグ。「絶対的な強さを出せなかった」(同志社・萩井好次監督)。京都産業大学や関西学院大学など接戦を落としたことが後から響いた。
思い描いていた結果には届かず、「最後は苦しいシーズンになってしまった」(山口)。しかし、「頼りないキャプテンでしたけど、ついてきてくれてありがとう」と一緒に戦ってきた仲間たちに感謝を述べた。
山口率いる第108代目の戦いは悔しさの残る幕引きとなった。
文:於保いちこ/写真:藤田友樹(同志社スポーツアトム)
同志社スポーツアトム編集局
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