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ラグビー コラム 2018年11月16日

帝京大学、今季未勝利の明治戦で優勝を決めるか。ラグビー関東大学対抗戦

ラグビーレポート by 帝京スポーツ新聞部
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8連覇を賭けた戦いもいよいよ大詰め。現在、対抗戦5連勝中の帝京は、次の試合に勝利すると対抗戦の優勝、8連覇が決まる。その相手が今年度、1度も勝てていない明治大学とならば、俄然燃えてくるはずだ。

11月4日に行われた、創部100周年を迎えた早稲田大学との対戦。帝京は慶應義塾大学戦での経験を活かし、非常に落ち着きを持って試合に臨んだ。 

小雨が降る中、キックオフされた試合は、帝京ペースで進んでいく。前半の20分、今年から毎日30分は組んで鍛えているスクラムで、早稲田大FW(フォワード)に勝負を挑んだ。

「1回目のスクラムでフロントロー(岡本慎太郎、呉季依典、淺岡俊亮/いずれも4年=京都成章)がフィットしたから、今日は(スクラムを)押せる」。キャプテンLO(ロック)秋山大地(4年=つるぎ)はスクラムに絶対の自信を持っていた。

スクラムで相手を圧倒し沸く選手たち

8人が一体となってドライブをし、早稲田大からスクラムトライを奪った。帝京大FWは8人中7人が4年生。経験がものを言った。続く31分にもスクラムトライを奪い、前半は早稲田大を“圧倒”。28-0でハーフタイムを迎えた。

後半は早稲田大のペースで試合が進んだ。後半のキックオフはいきなりダイレクトタッチで早稲田大ボールのセンタースクラム。ゴール前へと幾度となく攻め込まれ、ディフェンスの時間が続いた。

後半開始早々5分に早稲田大にトライを奪われ、「まだ、自分たちのコミュニケーションが足りない」と秋山。

15分には、FWとBKのつなぎ目を鋭角に突かれ、早稲田にトライを奪われた。続く26分にも、グラウンド中央付近のラインアウトから、オフロードパスの連続で前進を許し、ディフェンスラインが整備される前に、早稲田大の連続攻撃からトライを決められた。

39分にもギャップを突かれトライされる。帝京大が採用しているディフェンスシステムのデメリットが顕著に出た瞬間。見直さなければならないところだろう。

WTB木村のトライ

対して攻撃は後半になっても、とどまるところを知らない。11分にはゴール前まで攻め込み、一人余らせてWTB木村朋也(2年=伏見工業)がトライ。

続く19分には早稲田大のミスを逃さずSO北村将大(2年=御所実業)が独走。竹山晃暉(4年=御所実業)はキック成功率100%と圧巻だった。最終的に45-28で帝京大が勝利。自然と笑みがこぼれた。

次戦の対戦相手である明治大学は、春にも夏にも敗れた相手だ。重戦車FWとして名を轟かせているが、帝京大のFWも今年は自信を持っている。

スタメン平均107キロと重さもあれば、ボールを持つと確実にゲインを切れる強さも持ち合わせている。早稲田大戦で見せたスクラムも帝京大の強みの一つだ。

次戦注目の選手は秋山。対抗戦8連覇、大学選手権10連覇の期待が掛かった年のキャプテンとして1年間チームを引っ張ってきた。

「痛いところに身体を突っ込めることが自分の持ち味」。試合でも密集に顔を出し、80分間身体を張り続けられる強さを持っている。また、試合中には歯を見せない。明治大に勝利し、笑顔をのぞかせるシーンにも期待したい。

「2度あることは3度ある」のか、「3度目の正直」となるのか。深紅と紫紺が激突するその瞬間。秩父宮で歓声が沸くその瞬間。大学ラグビー界に新たな歴史が誕生する瞬間を見過ごすわけにはいかない。

文/写真:太田和樹(帝京スポーツ新聞部)

◆帝京大学 関東大学対抗戦 放送&配信予定
・11月18日(日)午後1:50 帝京大学 vs. 明治大学
※J SPORTS 3 生中継&J SPORTSオンデマンドLIVE配信
・12月01日(土)午後1:50 筑波大学 vs. 帝京大学
※J SPORTS 1 生中継&J SPORTSオンデマンドLIVE配信

代替画像

帝京スポーツ新聞部

1996年創刊。帝京大学体育局所属の公認クラブにして唯一の学生新聞。ラグビー部をはじめ、柔道部、空手部、野球部など帝京大体育局の情報を年4回の発行で熱く伝える。現在部員13名で活動。 Twitter @teikyo_sports

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