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11月11日(日)、鶴見緑地球技場(大阪府)にて行われた関西大学ラグビーAリーグ第5節、同志社大学vs.近畿大学。
先発初出場のNO8(ナンバーエイト)ファイアラガ望サムエルや、副将のCTB(センター)永富晨太郎の活躍もあり、47-26で同志社が勝利した。
けが人が多発し、前節からのメンバー交代が目立った同志社だったが、戦力を落とすことなく層の厚さを見せつけた。
前半3分に同志社がノックオン。自陣で近大ボールのファーストスクラムとなるが、スクラムでターンオーバーに成功した。すぐに左へ展開し敵陣10mまでゲインするもまたもノックオン。
攻めあぐねるかと思われたが、前半8分にLO(ロック)平澤輝龍が突っ込みディフェンスを受けて倒れたところで、FL(フランカー)中尾泰星がフォローに入った。
「前が見えた」と中尾。そのままボールを拾い、平澤を越えて行って中央に先制トライを決めた。
しかし10分、近大に右サイドでディフェンスをはじかれて突破を許す。一度は止めるも、ラックからWTB(ウイング)山田聖也につなげられ、7点を返され同点に。
早いうちにリードしたい同志社。18分に近大のダイレクトタッチで敵陣10m付近のラインアウトを獲得すると、早いパス回しで左右に展開しながら着々とゴールラインまで迫っていく。
SO(スタンドオフ)古城隼人が、2枚のディフェンスの突破を図り5mまでゲインすると、オフロードパスでファイアラガへ繋いだ。一気にインゴールへ持ち込みトライ。ファイアラガの秋リーグ初トライとなった(14-7)。
その後は近大の強いアタックに対して耐える時間が続いたが、35分に近大のノットロールアウェイで敵陣でラインアウトを得ると、モールで押し込み最後はHO(フッカー)平川隼也が押さえた。
40分に同志社のノックオンから再び近大にチャンスを与えてしまうが、ラック内でボールがこぼれターンオーバーし前半終了。19-7とリードのまま後半へ入った。
後半が始まりわずか30秒、ファイアラガが見せた。同志社のキックオフのボールを近大がノックオン。FL松野泰樹が反応し、すぐに右へ展開していく。
ファイアラガまでつながるとディフェンスをかわして自陣10mから独走トライ。24-7とさらに点差を広げた。
その2分後に同志社のペナルティから相手ボールラインアウトとなりモールでのトライを許すが、近大に流れをつかませはしなかった。
後半13分、永富がノットリリースザボールを誘い、ラインアウトを獲得すると、自陣10mから敵陣10mまでモールで押していった。左に展開し、主将のCTB山口修平とFB(フルバック)安田卓平のアタックで22mラインを越える。
古城の右へのロングパスはワンバウンドして松野へ繋がり、即座に永富へパス。裏を回って右にステップを切りディフェンスをかわすと、そのままインゴールまで走り切、見事なトライを決めた。
さらに61分にも再び永富がステップで突破し、この試合2つ目のトライ。66分に近大に得点されるも、その5分後には、ラックから古城へボールが出されると突っ込む平澤へパス。
勢いのあるアタックでディフェンスラインを突破し、中尾へ託した。そのままインゴールへ飛び込みトライ。47-19とした。
試合終了間際に近大にトライを決められたが、最終的に4トライ差をつけ同志社の勝利。白星を重ねた。
MOM(マン・オブ・ザ・マッチ)には2トライをあげ、ディフェンスでもペナルティを誘うしつこさを見せた永富が選ばれた。
粘り強く戦った選手に対して同志社の萩井好次監督は、「我慢強くアタックもディフェンスもし続けてくれたので、少しずつ点差が離れていった」。
同志社の選手権出場は他力本願だ。「周りの結果はコントールできないので自分たちのできることをもう1回やっていこう」(山口)。今できることを再確認し、残り2試合に全てを賭ける。
文:於保いちこ/撮影:藤田友樹(同志社スポーツアトム)
◆同志社大学 放送&配信予定
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同志社スポーツアトム編集局
同志社スポーツアトム編集局は1978年に創刊された同志社大学唯一の体育会機関紙です。年6回の本紙の発行を軸に、号外の発行やHPの管理などをすべて学生の手で行っています。
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