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ラグビー コラム 2018年11月1日

「チームの日本一に貢献したい」。明治大学ラグビー部を支える男の夢

ラグビーレポート by 明大スポーツ新聞部
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22年ぶりの日本一に向けて突き進む明治大学。頂点を目指すのは選手だけではない。

主務、そしてアナリストとしてチームを支えている喜多川俵多(政経4=六甲)の志も同じだ。彼がなぜこの道を選んだのか。そして、彼の目指す日本一とは何なのか伺った。

――明治ラグビー部に入った理由を教えてください

マネージャーとして日本一を目指す

「高校では自分もラグビーをやっていました。その後、浪人をしたのですがその時もテレビでラグビーを見ていて、ラグビーをやりたい気持ちとラグビーが好きだという気持ちを改めて感じていました。

縁あって明治に進んでラグビーが強いことも分かっていたので、またラグビーに対する気持ちが湧いてきました。日本一を目指すチームで、選手でなくても貢献できるのではないかと思い入部しました。

ラグビーがもともと好きだったのでこういうレベルの高い人たちの練習を毎日見ているという環境が、中高生の自分からしたら考えられないことですし、うれしいことです。

ただ、最初はトップレベルの人たちに対して自分に何ができるのかという戸惑いがとても強かったです」

――4年間どのような仕事をされてきたのですか

「1、2年生まではずっと分析です。日々の練習を撮って自分のチームの研究と相手チームのスカウティングです。3年生からは主務という仕事もするようになってチームの運営、選手のスケジュールを考えています。

試合や遠征など、全てにおいて時間の1分1秒のズレが選手にストレスを与えてしまったりするかもしれません。なのでシミュレーションを行って、時間管理は当日の朝ごはんから細かいところまでミスがないように気をつけています。

どちらも選手のサポートがメインですが、選手が試合に100%で臨めることを常に意識してやっています」

――一番うれしかった時はいつですか

グラウンドでは監督の指示をベンチに伝える

「自分の中で色々考えて試合の準備や運営でやったことが、選手の集中につながった時です。試合で良い入りができ、良いパフォーマンスができたら直接は関係ないですが、準備の部分で貢献できたと感じています。

さらに自分の分析でサインプレーが決まったりした時は気持ちいいです。先日の試合では実際自分が考えたサインプレーを使ってもらって、一発でトライを取れたのでうれしかったです。選手の良いプレー、そして勝利は自分のことのようにうれしいです」

――明治のスローガンが「Exceed」ですが、喜多川さんにとって越えたいものは何ですか

「昨年度、マネージャーにもなって大変な1年でした。24時間、何かしらやることがあるので、最近選手と同じ寮に住み始めました。自分もチームと一緒にいた方がいいなと感じることは多いですし、選手と一緒にいたいという気持からの決断です。

より選手と関われる時間も増えたので、昨年度選手にとって100%試合に集中できる環境が作れていたとしたら、今年度は120%試合に集中できる環境を作りたいと思います。

戦術面と運営面で日本一のマネージャー、アナリストになってチームの日本一に貢献したいです」

◆喜多川主務の試合日の1日
・06:30:起床後、選手用の補食の買い出し
・07:30:選手とともに朝食
・09:00:ミーティング
・11:00:選手到着の1時間前に試合会場入り、ロッカーの準備やグラウンドの確認
・14:00:試合開始、グラウンドで監督とベンチをつなぐ伝達役
・16:00:後片付け
・20:00:試合の映像整理、分析

取材:鈴木貴裕(明大スポーツ)

代替画像

明大スポーツ新聞部

1953年(昭和28年)創部。現在明治大学において唯一の学生新聞部。明治大学体育会43部の競技成績や、学内外の話題を幅広く紙面・WEBサイト上にて掲載、発信。 現在の部員数は56名。

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