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ラグビー コラム 2018年10月30日

京都産業大学、改修が終わった花園で大勝。ラグビー関西大学リーグ

ラグビーレポート by 京産大アスレチック
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秋晴れの聖地・花園の空に映える、京都産業大学の赤紺フィフティーン。約2年間の改修工事を終えて、この試合は大学ラグビーでは最初の試合になる。数々のドラマが繰り広げられてきたこの地で、新しい歴史が始まろうとしていた。

3トライでMOMのルーキー笹岡

今節のスタメン、SO(スタンドオフ)に中村悠人(3年=東海大福岡)、WTB(ウィング)には笹岡海斗(1年=成章)らが名を連ねた。彼らが先発起用に大きく応えることになる。

立ち上がり、大阪体育大学に隙をつかれ先制を許したが、ここから赤紺の猛攻が始まる。

15分、ゴール前10mラインアウトからモールを形成すると、NO8(ナンバーエイト)フェインガ・ファカイ(3年=日本航空石川)が持ち出す。ディフェンスをかき分けてゴール左にトライを決めた。栢本光(3年=天理)のキックも堂々決まり、すぐさま逆転に成功した。

21分、自陣中央からFL(フランカー)城間賢(2年=御所実業)が持ち出すと、相手タックルを飛び越え攻め込んだ。パスを受けた中村からルーキー笹岡につなぐと、敵陣を軽やかに駆け抜け、ゴール中央に飛び込んだ。彼らの勢いはとどまるところを知らない。

25分、相手キックを笹岡がキャッチすると、ボールは中村へ。相手ディフェンスを突破し中央にトライを決めると、29分、今度は中央付近ラックから笹岡がパスを受け疾走。加速し続け中央付近にトライした。

前半終了間際、10m相手ボールのラインアウトから武田知大(4年=尾道)がボールを奪うと、そのままゴールラインに突き進む。ライン際でディフェンスに捕まるも力強く押し込みトライを決めた。

ロスタイムにもラックから笹岡、中村へとつなぎ、右隅にトライを決めた。前半、栢本は6本中5本安定したコンバージョンを決め、40-5で試合を折り返す。

後半に入っても京産大が優勢で試合は進む。後半開始直後、中央でのラックから繋ぎ、CTB(センター)田畑凌(4年=報徳学園)がディフェンスを振り切ってトライ。勢いそのままに10分にはファカイ、15分に笹岡がトライを挙げる。

後半は大体大のWTBに脚を活かしたトライを、2つ奪われるも点差を詰められることは無かった。

28分、ゴール前中央ラックから主将・上田克希(4年=東海大仰星)が持ち出しトライ。38分には栢本から代わった藤野毅郎(4年=流経大柏)がゴール左側でパスを受けて隅に飛び込む。新しい戦力の活躍に、最上級生も応えた。

後半ロスタイムのラストワンプレー、マイボールスクラムから押し切りスクラムトライ。後半途中からキッカーを務めたニコラス・ホフア(2年=札幌山の手)のコンバージョンも決まり、76-15でノーサイド。

ヘラクレス軍団に60点もの差をつけてFW(フォワード)戦を制し、開幕3連勝を飾った。

スタメン起用に応える活躍、SO中村

試合後、大西健監督は「先発の中村、笹岡、城間、フェインガあたりが流れを作ってくれた」と目を細めるも「1試合1試合、力をつけてチーム力をあげていく」と次戦以降を見据えた。

11月は毎週試合がある。ファンにとっては楽しみな毎週末だが、選手たちにとっては気を抜けない日々が続くことになる。

次戦に迎えるのは昨季31-27の接戦を繰り広げた近畿大学。開幕から無傷の4連勝を飾ることはできるか。赤紺戦士たちが、次週再びこの地(花園第二)に帰ってくる。

文/写真:山内美優(京産大アスレチック)

代替画像

京産大アスレチック

京都産業大学体育会本部編集局は年4回、「京産大アスレチック」という体育会の広報新聞を作成しています。また、SNSなどを活用し、試合速報やブログ記事の更新、号外・試合告知ポスターの発行を行っています。 »HP »Twitter »Facebook

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